墓じまいラプソディ の商品レビュー
読む年代によって感じ方が違うかもしれないけど 私は面白かったです。 垣谷美雨さんの小説には 時代錯誤な男尊女卑の爺さんや男の人がよく出てくるけど 女の人達がみんな強くて なんだかスッキリします。 「墓じまい」がテーマだから しょうがないんでしょうけど 夫婦 カップルみんな 墓と苗...
読む年代によって感じ方が違うかもしれないけど 私は面白かったです。 垣谷美雨さんの小説には 時代錯誤な男尊女卑の爺さんや男の人がよく出てくるけど 女の人達がみんな強くて なんだかスッキリします。 「墓じまい」がテーマだから しょうがないんでしょうけど 夫婦 カップルみんな 墓と苗字で揉めてて どの夫婦の話?とちょっと混乱しました。
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墓じまいと言うテーマに色々な問題があることを改めて確認したように思う 墓守り・改装・親戚づきあい等々 自分の結婚の背後に、『墓』についてここまでの事は考えていなかった 親が亡くなり家を継ぐ者が居なければ実家は空き家となる 墓じまい同様に家じまいも考えなければならない
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===qte=== 墓じまいラプソディ 垣谷美雨氏 価値観のズレ ユーモラスに描く 2024/2/17付日本経済新聞 朝刊 「絶対にお父さんと同じ墓に入れないって約束してちょうだい」。他界した義母が義姉に繰り返した願いは自分を樹木葬にしてほしいというものだった。代々続くお墓があり...
===qte=== 墓じまいラプソディ 垣谷美雨氏 価値観のズレ ユーモラスに描く 2024/2/17付日本経済新聞 朝刊 「絶対にお父さんと同じ墓に入れないって約束してちょうだい」。他界した義母が義姉に繰り返した願いは自分を樹木葬にしてほしいというものだった。代々続くお墓があり、数年前には義父が200万円以上かけて立派な墓誌も建てたばかりだというのに。 かきや・みう 59年兵庫県生まれ。2005年「竜巻ガール」で小説推理新人賞を受賞し、作家デビュー。『リセット』『老後の資金がありません』など著書多数。 『老後の資金がありません』『定年オヤジ改造計画』など、社会問題ともいえるテーマをユーモラスに描くのが持ち味の小説家だ。新作で焦点を当てたのは「お墓」。義母の遺言をきっかけに誰が墓を管理するかという「墓守」、墓を移転する「改葬」、夫婦別姓と話題が広がり、様々な価値観があぶり出される。 「お墓の問題はワイドショーなどでしばしば特集され、興味はあった。最初は夫婦別姓と関係あるとは思っていなかったが、調べているうちに『何々家之墓』ということは男性の名字ばかりが残り、女性の名字はどんどん消えていくということだと気づいて」。実はジェンダー問題と切り離せない話題だと知った。 作中では主人公の娘が、結婚したら女性が名字を変えて当然という態度の婚約者に失望する様も描かれる。「口ではいくら男女平等を言っても、名字を譲れるかどうかにその人の本質が現れる。結婚は全てを明らかにしてしまう。普段は差別意識がないように見えても、娘が外国人と結婚しようとすると反対するとか」 墓を継ぐのは直系の男性が望ましいとされるのに、墓を掃除したり、花を飾ったりと世話するのは嫁ということも多い。「日本のある島では墓の花を年中、絶やさないのが嫁の仕事だという。そりゃ女性は島から出ていくだろうと思った」 墓守がいないので墓をなくしたり、地方から現在の居住地近くに移したりしようとすると、莫大な費用を請求される例も紹介される。旧来の制度に限界が来て誰もが途方に暮れるなか、登場人物のセリフが軽やかだ。「今生きてる人間がいちばん大切だと思う」(朝日新聞出版・1760円) ===unqte===
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松尾五月と同年代である私には他人事とは思えないほどの墓問題にとても考えさせられた。 五月ほど気持ちいいくらいにスパッと言えたら…と思うけど現実そうはいかない親戚付き合い。 四十九日法要前に突然明らかになった姑の「絶対にお父さんと同じお墓には入りたくない!」という遺言に義姉が奔...
松尾五月と同年代である私には他人事とは思えないほどの墓問題にとても考えさせられた。 五月ほど気持ちいいくらいにスパッと言えたら…と思うけど現実そうはいかない親戚付き合い。 四十九日法要前に突然明らかになった姑の「絶対にお父さんと同じお墓には入りたくない!」という遺言に義姉が奔走することから物語は始まる。 五月の娘2人の結婚後の苗字問題にもいろいろと思うところがあって…。 今はもう昔のしきたりなど言う人が減っている時代で、しかも少子化で墓守は誰が…となってくる。 五月、言いたいこと好き勝手に言っているようでいて的確でありスッキリさせられる。
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結婚の際の苗字の変更をどちらがするかや、田舎の墓をどうするかなどの問題を複数の家族を絡ませ描く。 墓じまいだけでこれだけの問題が発生するとは思わなかった。コメディでもありシリアスドラマでもある。
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私は実家のお墓に入れてくれるよう、子供と私の兄弟に頼んでいます。なんで旦那の実家のお墓なんかに入るのよ。他人だし。死んでまで関わりたくない。
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タイムリーだった。 まさに、「墓じまい」の最中だったから。 自分の「死生観」と共通する部分が多くて、ともすると罪悪感に苛まれそうになる作業を、励ましてもらったようにも思える。 去り際は美しく…と思う。
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お墓問題と夫婦別姓問題にまつわる話。 垣谷さんの描く女性たちは、ほんとうに気持ちがいい! 『男は言われなきゃわからないと言うけれど、だったら言えばわかるのかというと、言ってもわからないのだ。』そのとおり! でも、男性の中にも素敵に変わっていく人もたくさん。 自分の名前や、い...
お墓問題と夫婦別姓問題にまつわる話。 垣谷さんの描く女性たちは、ほんとうに気持ちがいい! 『男は言われなきゃわからないと言うけれど、だったら言えばわかるのかというと、言ってもわからないのだ。』そのとおり! でも、男性の中にも素敵に変わっていく人もたくさん。 自分の名前や、いつかはやってくるお墓問題についてもわかりやすく学び考えることができた。
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深刻な「墓仕舞い」テーマなのに時には吹き出し、時には頑固なプライドだけの男たちに怒り覚えながら、最後は爽快な気分に。「墓はなんのためにあるのか」先送りしないで、考えておこうかな。それにしても垣谷さん。毎回思うが、イジイジした時代錯誤の爺さん描くのホント上手。諸行無常。でも長生きし...
深刻な「墓仕舞い」テーマなのに時には吹き出し、時には頑固なプライドだけの男たちに怒り覚えながら、最後は爽快な気分に。「墓はなんのためにあるのか」先送りしないで、考えておこうかな。それにしても垣谷さん。毎回思うが、イジイジした時代錯誤の爺さん描くのホント上手。諸行無常。でも長生きして世界の変遷見たいとは思わず。
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墓じまい、常々考えている。垣谷さんは、登場人物の語りを通して私の考えを代弁してくれる。いつも共感の嵐。
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