清算 の商品レビュー
2024-030 もし、自分が清算会社に行かされたとしたら、主人公みたいには絶対にできないし、やりたくもない。お金の真相がわかったときには、少しびっくりした。
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面白かったが、最後の最後で詰め込み過ぎかなぁ。中盤までは平坦な展開なのでその落差が激しく、リズムが掴み辛くなってしまった。小心者かつ極めて善良なサラリーマン、畑井は勤務先の会社が「解散」するにあたって「清算」業務を任命される。要するに消えゆく会社の後始末の役割を押し付けられた。文...
面白かったが、最後の最後で詰め込み過ぎかなぁ。中盤までは平坦な展開なのでその落差が激しく、リズムが掴み辛くなってしまった。小心者かつ極めて善良なサラリーマン、畑井は勤務先の会社が「解散」するにあたって「清算」業務を任命される。要するに消えゆく会社の後始末の役割を押し付けられた。文句をグッと堪え粛々と業務にあたっていく最中、突然事件が起こる。今までの伊岡作品に比べるとクソ野郎は出てこず、穏やかに仕立ててある印象。畑井さんのキャラは好感を持ったが真相が唐突でスッキリせず複雑な心境。清算という題材は良かった。
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ラスト一章を残して一旦解決。期待通り最終章でのどんでん返し、とまではいかなかったがもう一波乱あってよかった。でも伏線回収し切ったか?殺人事件の真相暴かれてたかな?
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※ 勤めている会社の状態が悪化して 『清算』になると告げられるだけでも 目の前が真っ暗になるほど驚くのに、 清算手続の担当者を打診されるなんて 日常がひっくり返るどころの話じゃない。 ノーと言えない小心者の主人公が 生活の危機に晒されながら、思いもよらない 事件に巻き込まれて、...
※ 勤めている会社の状態が悪化して 『清算』になると告げられるだけでも 目の前が真っ暗になるほど驚くのに、 清算手続の担当者を打診されるなんて 日常がひっくり返るどころの話じゃない。 ノーと言えない小心者の主人公が 生活の危機に晒されながら、思いもよらない 事件に巻き込まれて、それでも精一杯誠実に 職務を全うしようと奮闘する物語でした。 壁にぶつかり、四苦八苦しながら頑張る姿が、 等身大の人間らしくて共感しました。 清算手続きが細かく具体的に描かれているので、 会社を畳む際の動きをイメージしやすかったです。
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広告会社の制作部次長が主人公。嫌と言えない生真面目な性格の彼が、会社の解散の為に畑違いの総務部長となり、、と言う経済小説の様な展開で始まるが、清算資金の持ち逃げから殺人事件等次々に起こり、少し盛り込み過ぎた感があった。
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『八千代アドバンス』に勤める畑井は、制作部の次長から突然、総務部長に昇格するのだが、これは解散前の作業を無理矢理押し付けられ感が否めないのである。 覚悟などできないまま、「わかりました」というしかない。 「やはりわたしには、無理だと思います。考え直してください」や「そういうことで...
『八千代アドバンス』に勤める畑井は、制作部の次長から突然、総務部長に昇格するのだが、これは解散前の作業を無理矢理押し付けられ感が否めないのである。 覚悟などできないまま、「わかりました」というしかない。 「やはりわたしには、無理だと思います。考え直してください」や「そういうことでしたら辞めさせていただきます」という言葉は、口から出せないまましぼんでいった…。 解散後も清算業務をあたってもらいたいと言われ「は?」である。だがそれも受け入れてしまう畑井。 少人数での清算中に負債の返済用資金二億円が元社員と共に消えてしまう。 何もわからないまま上層部に言われることしかできない畑井。 やがて傷害事件や死など…不穏な状況がいくつも重なり…。 まさか、そういうことだったとは⁈となる。 特に何かに秀でている感じでもなく、どちらかというとおっとりしてるというか、あとから気づくことの多い畑井。 その畑井のことが何故か妙に気になり、危険なことに首を突っ込むなよ!と言いたくなる感じがずっーと続き、最後には一件落着してホッとしたという感じだった。 この不穏さを漂わせながらじわじわと進む感じは、伊岡作ならではなんだろうが、こういうの嫌いではい。
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『倒産に必要なのは胆力、解散に必要なのは忍耐力』。自身の忍耐力を信じつつ、消えた二億円を取り戻そうと奔走する畑井。嫌味な同僚が続々登場し、遂には殺人事件が…面倒見の良い畑井が報われたので良かった。
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勤めていた会社が解散することになり清算までの業務を行うことになった主人公。「嫌」と言えない性格が災いして貧乏くじを引かされていく。ちょっと伊岡さんぽくない作品。途中ミステリ展開もあるけれど、思いのほか取ってつけた感があった。
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広告代理店「八千代アドバンス」が経営悪化により清算へ。手続きを任されたのは畑違いの制作部の畑井。懸命に作業を進める中負債の返済用資金二億円が社員と共に消え、殺人事件まで...。経済色が強い小説かと思ったら本格ミステリー、ストーリーテラーの面目躍如。
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あれ? 今まで読んだ伊岡作品のようなはらはらした感じがなく、なんだか印象が違う。 読みやすいんだけど、少し残念。
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