家を失う人々 の商品レビュー
対岸の火事とは思わないほうが良いかも。 日本も物価上昇に比例して家賃が上がっている地域も出てきた。低所得者向け住宅と言われている物件があまり聞こえないだけにタチが悪い。 書中の登場人物は薬物だの未成年妊娠だの曰く付きが多いが、日本人もバカが増えてきたし、将来こうなるんだろうなと...
対岸の火事とは思わないほうが良いかも。 日本も物価上昇に比例して家賃が上がっている地域も出てきた。低所得者向け住宅と言われている物件があまり聞こえないだけにタチが悪い。 書中の登場人物は薬物だの未成年妊娠だの曰く付きが多いが、日本人もバカが増えてきたし、将来こうなるんだろうなと憂いでしまった。
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配架場所・貸出状況はこちらからご確認ください。 https://www.cku.ac.jp/CARIN/CARINOPACLINK.HTM?AL=01427541
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膨大な注釈がまた読み応えがある。 「家」の持つ意味を思い知らされる。 フィールドワークに基くエピソードが生々しくリアル。 米国の弱者搾取ビジネスのえげつなさ。
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執筆の裏話まで読み終えて、これはエスノグラフィーの類稀なる教科書だと思った。UX開発の文脈でよく耳にするエスノグラフィー、ここまで実践できるならパワポで仮説を語る必要なんかないな。
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希望を持ち続けられるようなつよい人間に、自分もなりたいです。 自助努力ではどうしようもない立場にいてさらに搾取されて、これが自己責任では片付けられないと……家賃、べらぼうに高いし…驚きの世界でした。
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朝日新聞20224113掲載 評者:藤田結子(東京大学大学院情報学環学際情報学府准教授、メディア、人種、ジェンダー、他) 毎日新聞2024120掲載 評者:武田砂鉄(ライター、ラジオパーソナリティー)
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アメリカの最貧困層の生活を間近で取材したノンフィクション。ピューリッツァー賞をはじめ、数々の賞を受賞
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
最貧困層の8家族を通して、本のタイトルにあるように2008年ミルウォーキーを舞台に家を失う人々を紹介している。家賃は年々上昇し彼らの4人に1人が収入の70%以上を家賃、光熱費に取られ払えない人は家賃滞納、そして突然家主から強制退去を言い渡される。ホームレスのシェルターに行くもの、路頭に迷うもの、部屋が見つかってもスラム街の治安が悪いところだったりする。次探す新しい住まいも審査基準が厳しかったりするため益々行き場が無い。'スラムができるのは、住民の願望ではない。そうした社会構造があるからだ。' P.379の記述は、スラムの内側からの視点で今回調査した著者は述べている。フードスタンプでいくら、公的扶助でいくら1ヶ月受け取っている等、日本円で記載もあり 翻訳者の丁寧さが伝わってきます。2000年代に入ってもいまだにこのような貧困問題があるというのは何か解決できない根深いものがあるような気がします。
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出版社(海と月社)ページ http://www.umitotsuki.co.jp/book/b636665.html 目次・内容説明・称賛の辞多数 566ページ!!
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