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紙屋ふじさき記念館 あたらしい場所 の商品レビュー

3.7

18件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

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2024/05/31

いよいよ完結 百花も大人になりました。 今までの6巻を あんなこともこんなこともあったと 走馬灯のように思い出しつつ 百花の成長もしっかり描かれています。 またいつか違う作品でひょっこり 百花の様子を知ることが出来るかもしれませんね。 今の時代だからこそ 丁寧なもの作りを大切...

いよいよ完結 百花も大人になりました。 今までの6巻を あんなこともこんなこともあったと 走馬灯のように思い出しつつ 百花の成長もしっかり描かれています。 またいつか違う作品でひょっこり 百花の様子を知ることが出来るかもしれませんね。 今の時代だからこそ 丁寧なもの作りを大切にしていきたいと感じるシリーズでした。

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2024/05/25

シリーズも最終章という事で今まで作ってきたモノや出会った人達が出て来て、ちょっと思い出すのも大変だった。 百花は最後までいい子過ぎるキャラだったな。

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2024/04/29

紙に関係する事がふんだんに盛り込まれた物語でした。著者の紙に対する想いが感じられ、自分も少し愛着が出てきたかなと思ってます。シリーズ完結は残念だけど、また別の物語で登場人物に会えたらいいなと思う読後でした。

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2024/04/13

いよいよ最終巻。 百花は藤崎産業に入社し、新しい記念館準備室に配属される。 記念館は川越にあり、古い商家をリノベーションしたもの。 同期の本宮さん、松岡さん、烏丸さんと、アイディアを出し合いながら、内装やどんな内容にしていくかを決めていく。 この雰囲気は、これまでの学園祭の時...

いよいよ最終巻。 百花は藤崎産業に入社し、新しい記念館準備室に配属される。 記念館は川越にあり、古い商家をリノベーションしたもの。 同期の本宮さん、松岡さん、烏丸さんと、アイディアを出し合いながら、内装やどんな内容にしていくかを決めていく。 この雰囲気は、これまでの学園祭の時の雰囲気や、月光荘の終りの方とも似ている。 これまで出てきた人々だけでなく、他の作品にも出てくる人(例えば三日月堂の弓子さん)なんかもちらっと出てきて、いかにも「大団円」な感じが演出される。 ・・・人が多すぎて、これって誰だっけ感が否めない。 他の皆さんはもっとこのシリーズを読みこんでいて、困らないのだろうか。 この間まで紫式部の職場生活を読んでいたせいか、新入社員の同期の間の軋轢が生まれたりしないかと思ったりもした。 一人だけバイト出身で、創業家の一成とつながっているという立場は、紫式部の場合のように攻撃されやすい気がしたのだ。 が、この作品に限って、そういうドロドロはない。 みんな大人で協力的。 クリーンな物語だった。

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2024/04/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

終わってしまった…世捨てハイスペック紙オタクだった藤崎さんが、冗談を言ったりにっこり笑ったりする姿におばちゃんホロリ。百花ちゃんはずっとずっとそばに居て、廃材の和紙の如く都度都度蘇らせて上げてほしい。ほしお作品の人々が川越に集結してきたのでシリーズまたいだビックイベントが開催されると良いなぁ。 このシリーズで知り、訪ねた場所、探した物は数知れない。作中の紙屋さんがどんなものなのか名古屋の「紙の温度」さんに行ってよく分かった。ネパールの和紙「ロクタ紙」即刻購入しましたとも。 うだつの上がる町並みを実際に訪れて、あるお店の方に言われたのは、紙の種類の違いはネットでは伝えられない。だからうちはネット販売はしていない。確かに目の前の2つの物は形こそ同じようだが明確に違いがあった。色、質感、紙の厚さ、重さ、カメラには同じように写るのに。作中にあるように、ネットは視覚と聴覚情報に偏っている。実感としてよく分かった。 今年は名古屋に知己を得たし、次回の美濃旅行は絶対に火曜日(定休日)じゃない日に行くぞ(涙) 紙媒体の世界を維持してゆくのは今とても難しくなっている。だけどデジタルデータは完成していてもそれ単体では存在できない。内容を現すには必ず電力と機械が要る。私の体でもってすぐにアクセス出来る物。実体の力は絶大だ。人間が身体から解き放たれることは無いから。データと物は役割が違うのだ。 ほしおさんの作品はただの紹介ではなく、羅列ではく、物の本質を見つめようとする姿勢がある。 決して古きを崇め、新しきを否定したりしない。今ある技術を生かしたまま、どのようにしたら未来に活かしていけるのかを模索する。そこがとてもとても好きだ。

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2024/04/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

大好きなシリーズの最終巻。 主人公だけでなく、他の登場人物の成長も感じられたお話でした。浩介さんの場面では改めて、コロナ禍が人と人の関係だけでなく、個人の考え方にまで与えた影響を考えさせられました。 物語は新記念館の開館を迎え、前へ進む形で終わりを迎えるのがすごく好きだなと思いました。あと著者の他のシリーズの登場人物や建物・店の名前が出てくるので、ふふふっと口角が上がってしまいました。 このシリーズは個人的に、自分と共通点や近い点が多い(紙雑貨好き、川越と日本橋の立地、百花の大学の場所、1つ違いの学年……)ので、終わってしまうのが、少し寂しいです

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2024/03/02

シリーズ遂に完結。 リニューアルした記念館が、漸く川越でオープン。 百花も新入社員となり、プロジェクトの一員として奮闘する。 藤崎さんは百花と関わることで世界が開けたようで、とても前向きになった。 藤崎さんを敵視していた浩一もコロナ禍を経て自分を見つめ直し、会社を盛り立てようと共...

シリーズ遂に完結。 リニューアルした記念館が、漸く川越でオープン。 百花も新入社員となり、プロジェクトの一員として奮闘する。 藤崎さんは百花と関わることで世界が開けたようで、とても前向きになった。 藤崎さんを敵視していた浩一もコロナ禍を経て自分を見つめ直し、会社を盛り立てようと共に歩んでくれそうな気配。 この先を感じさせてくれる、とても心地よい終わり方だった。

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2024/02/14

シリーズ7作目で完結編。うまくまとめられたと思う。このシリーズ、コロナ禍の状況もうまく取り入れられており、好感を覚えた。さて、次はどんなシリーズを立ち上げてくれるのかな?

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2024/02/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

紙屋ふじさき記念館シリーズ7作品目で、この巻で完結です。 藤崎産業に入社した百花が、記念館準備室に配属になり、一緒に配属された同期入社メンバーと協力し、模索しながら新しい記念館の開設に向けて取り組んでいく過程が、ちょっと駆け足気味に描かれます。 新しい記念館は川越。元は呉服店だった店蔵を改装することになり、記念館のコンセプト、展示構成、内装などを、イチから組み立てていきます。 一成がトップにいるとはいえ、新卒新入社員達で、会社にとってそれなりの規模であろう新規プロジェクトに、これだけガッツリと、しかも割と自由にやらせてもらえれば楽しいだろうなぁ。その分プレッシャーもあるとは思うけど。 途中、物語ペーパーの題材となっていたお父さんの著書の復刊が決定したり、過去のシリーズ作品で登場した人たちや、旧記念館でプロデュースしてきたブランドが次々と登場(回想)してきたり、ちょっと総集編っぽく「まとめに入った」印象を受けました。 ラストも、新記念館のオープン記念式典が始まるところで終わっているので、個人的には、物語としての「余韻」や、「未来への展望」を感じさせるというよりは、少し物足りなさを感じる幕切れに感じました。もう少し続きが読みたかったなぁ。 ただ、シリーズ全体としては、とても好きな作品です。

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2024/02/11

いまを生きる私たちのために和紙を役立てる 小説家ってすごい イマジナリーの中で経営なんかもできちゃう そして読んだ人を洗脳しちゃうんだよね まぁほしおさんの世界好きだから良いんだけど笑 今までの物語がスクロールされて 大団円に近づいている気がする とはいえ急いだ展開と聞いて...

いまを生きる私たちのために和紙を役立てる 小説家ってすごい イマジナリーの中で経営なんかもできちゃう そして読んだ人を洗脳しちゃうんだよね まぁほしおさんの世界好きだから良いんだけど笑 今までの物語がスクロールされて 大団円に近づいている気がする とはいえ急いだ展開と聞いていたので 後半が飛ばし気味になってくると とうとう来たかという感じ 終わって行くのが惜しくなる 和紙と人々のつながりの物語 …のはずだったのでしょうけど 思わず時代を感じさせる内容にもなりました 感染症で疲弊していたあの頃の記録は 後でどんな印象に変わるのでしょう…? ともあれシリーズ完結です おめでとうございます(^^)

Posted byブクログ