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紙屋ふじさき記念館 あたらしい場所 の商品レビュー

3.7

22件のお客様レビュー

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2024/03/02

シリーズ遂に完結。 リニューアルした記念館が、漸く川越でオープン。 百花も新入社員となり、プロジェクトの一員として奮闘する。 藤崎さんは百花と関わることで世界が開けたようで、とても前向きになった。 藤崎さんを敵視していた浩一もコロナ禍を経て自分を見つめ直し、会社を盛り立てようと共...

シリーズ遂に完結。 リニューアルした記念館が、漸く川越でオープン。 百花も新入社員となり、プロジェクトの一員として奮闘する。 藤崎さんは百花と関わることで世界が開けたようで、とても前向きになった。 藤崎さんを敵視していた浩一もコロナ禍を経て自分を見つめ直し、会社を盛り立てようと共に歩んでくれそうな気配。 この先を感じさせてくれる、とても心地よい終わり方だった。

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2024/02/14

シリーズ7作目で完結編。うまくまとめられたと思う。このシリーズ、コロナ禍の状況もうまく取り入れられており、好感を覚えた。さて、次はどんなシリーズを立ち上げてくれるのかな?

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2024/02/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

紙屋ふじさき記念館シリーズ7作品目で、この巻で完結です。 藤崎産業に入社した百花が、記念館準備室に配属になり、一緒に配属された同期入社メンバーと協力し、模索しながら新しい記念館の開設に向けて取り組んでいく過程が、ちょっと駆け足気味に描かれます。 新しい記念館は川越。元は呉服店だった店蔵を改装することになり、記念館のコンセプト、展示構成、内装などを、イチから組み立てていきます。 一成がトップにいるとはいえ、新卒新入社員達で、会社にとってそれなりの規模であろう新規プロジェクトに、これだけガッツリと、しかも割と自由にやらせてもらえれば楽しいだろうなぁ。その分プレッシャーもあるとは思うけど。 途中、物語ペーパーの題材となっていたお父さんの著書の復刊が決定したり、過去のシリーズ作品で登場した人たちや、旧記念館でプロデュースしてきたブランドが次々と登場(回想)してきたり、ちょっと総集編っぽく「まとめに入った」印象を受けました。 ラストも、新記念館のオープン記念式典が始まるところで終わっているので、個人的には、物語としての「余韻」や、「未来への展望」を感じさせるというよりは、少し物足りなさを感じる幕切れに感じました。もう少し続きが読みたかったなぁ。 ただ、シリーズ全体としては、とても好きな作品です。

Posted byブクログ

2024/02/11

いまを生きる私たちのために和紙を役立てる 小説家ってすごい イマジナリーの中で経営なんかもできちゃう そして読んだ人を洗脳しちゃうんだよね まぁほしおさんの世界好きだから良いんだけど笑 今までの物語がスクロールされて 大団円に近づいている気がする とはいえ急いだ展開と聞いて...

いまを生きる私たちのために和紙を役立てる 小説家ってすごい イマジナリーの中で経営なんかもできちゃう そして読んだ人を洗脳しちゃうんだよね まぁほしおさんの世界好きだから良いんだけど笑 今までの物語がスクロールされて 大団円に近づいている気がする とはいえ急いだ展開と聞いていたので 後半が飛ばし気味になってくると とうとう来たかという感じ 終わって行くのが惜しくなる 和紙と人々のつながりの物語 …のはずだったのでしょうけど 思わず時代を感じさせる内容にもなりました 感染症で疲弊していたあの頃の記録は 後でどんな印象に変わるのでしょう…? ともあれシリーズ完結です おめでとうございます(^^)

Posted byブクログ

2024/01/15

このシリーズ7冊目。でもって完結巻ということのようね。 いよいよ藤崎産業の社員となった百花が同期の3人と一緒に記念館の移転開館に向けた道筋をつけていく様子が描かれる。 その過程では、飯田や美濃など今まで訪れた場所、物語ペーパーや組子障子のカードをはじめとしたこれまで創ってきたグ...

このシリーズ7冊目。でもって完結巻ということのようね。 いよいよ藤崎産業の社員となった百花が同期の3人と一緒に記念館の移転開館に向けた道筋をつけていく様子が描かれる。 その過程では、飯田や美濃など今まで訪れた場所、物語ペーパーや組子障子のカードをはじめとしたこれまで創ってきたグッズ、三日月堂やモリノインク、文字箱などの関係した先々のことが現われ、紙こもの市も再開されるなど、まるでシリーズ総集編の趣。 物語としては、なんだかツール・ド・フランスの最終日のパレード走行を思わせる、全体的に緩い感じの話になってしまったが、折々にはこのシリーズらしい慎ましやかでもホッとする話も織り込まれていて、ずっと読み続けていた者としてはまずまず面白く読めた。 在りし日の父が隣で眠っている妻のお腹の中の子どもに語りかける情景や道草書房の社長が語る子どもの名前に対する親の思いにはホロリとする。 そうして生まれた百花は相変わらず自己肯定感は低めだが、それでも与えられた役割を『やるしかない』と受けて立てるようになって、父が『よく生きる』と遺した、少しでも良い方向に進もうという生き方がしっかり受け継がれていく様が好ましい。 ついでに言えば、一成も自分のことを『世間の標準から少しずれている』と語るようになり、最初の巻からするとふた皮くらいむけたみたいでほっこりする。 第5巻の感想に、コロナ禍について『このお話にわざわざこの話題を入れるか』と書いたが、それを乗り越えこれまでとは異なる新しい生活様式を作り定着させつつある今、『和紙とともにある暮らしを提案する』という新記念館のコンセプトに象徴される、伝統を守りながら発展させていく様々な取組みを描いてきたこのシリーズの志はピタリと嵌ったようにも思った。

Posted byブクログ

2024/01/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

なかなか辛かったです… 半分くらいは、前回までのおさらい、という様なストーリーで、とにかく話が進まない。 そこから徐々に進むが足踏みで、残り30ページが一気にイベントへ。 これまでがあって、新しいふじさき記念館がある。 これまでの百花があって、藤崎産業の百花がある。 というのはよく伝わった。 もう読みたくないかなと思ってしまった…

Posted byブクログ

2024/01/01

シリーズ完結編。 前作で藤崎産業に入社が決まった百花が、藤崎産業に入社して、新しい記念館をオープンするまでの2年が急ぎ足で描かれる。 正直、あと2作ぐらい分けて描いてもいいのでは?と思うところもあったけど、オープンまでにクリアしなければいけないタスクと、コロナが落ち着いて、徐々に...

シリーズ完結編。 前作で藤崎産業に入社が決まった百花が、藤崎産業に入社して、新しい記念館をオープンするまでの2年が急ぎ足で描かれる。 正直、あと2作ぐらい分けて描いてもいいのでは?と思うところもあったけど、オープンまでにクリアしなければいけないタスクと、コロナが落ち着いて、徐々に取り戻していく日常と、百花の亡くなった父の本の再刊行と、いろいろな出来事が並行して描かれており、かなり読みごたえはあった。 コロナで会っていなかった一成も、創業家の一員として、かなり自覚が出て来て、1作目に比べて、百花以上に成長したなぁ、と感じた。 ここ最近作者のシリーズ作品が完結を迎えるものが続いているが、これまで各シリーズに登場した人物も勢ぞろい感もあり、ファンならば堪らない完結作となるだろう。 紙の話もすごく勉強になったし、時折出て来る飯田や美濃の情景ある描写も好きだったので、終わってしまうのはかなり寂しい。

Posted byブクログ

2023/12/13

今作で完結。 新しい仲間と新しい記念館を作り上げていく過程は楽しい。今までの記念館の歴史を振り返る感じではあった。 またここから新しいシリーズができそうな気もしますが、どうでしょうねえ。

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2023/12/09

無事藤崎産業に入社した百花が、新記念館の開館に向けて奮闘します。 前作では現実世界と同じくコロナ禍の中でもがく様子が綴られて、果たしてどうなるのかとくるしくなるような思いだったけれど、それが綺麗に取り去られた、爽快な完結でした。 ほんとにこれで終わりなの?って思うくらいに、こ...

無事藤崎産業に入社した百花が、新記念館の開館に向けて奮闘します。 前作では現実世界と同じくコロナ禍の中でもがく様子が綴られて、果たしてどうなるのかとくるしくなるような思いだったけれど、それが綺麗に取り去られた、爽快な完結でした。 ほんとにこれで終わりなの?って思うくらいに、これからも、と未来を想像させる終わりで、百花たちのこれからは続いていくけど、その様子が読めないことがさみしいです。

Posted byブクログ

2023/12/09

紙屋ふじさき記念館終わってしまいましたね。 まあ話的にはこれから始まるですが。 紙も小物も文具も好きなので本当に楽しかったです。こもの市に行きたくなったし、水引もその本も買ってしまいました。 本当に文具やその周りの物が何て魅力的なんだろう。先人達の日々の研鑽と努力が今でもその物達...

紙屋ふじさき記念館終わってしまいましたね。 まあ話的にはこれから始まるですが。 紙も小物も文具も好きなので本当に楽しかったです。こもの市に行きたくなったし、水引もその本も買ってしまいました。 本当に文具やその周りの物が何て魅力的なんだろう。先人達の日々の研鑽と努力が今でもその物達を輝かせていると思いました。 このシリーズは終わってもまた別の話で記念館の人達と会えると信じて待っています。

Posted byブクログ