奥州狼狩奉行始末 の商品レビュー
バティー物・チーム物と言うにはあまり友情やチームワークを描いていなく、緊迫感のないままま事態はサクサク進むので、あまり面白くなかった。ただ、狼狩奉行という役が本当にあったかどうか分からないが、あったのだろうと思わせるほど詳細に書いてあった。あと、登場人物が多すぎて、途中誰が誰だか...
バティー物・チーム物と言うにはあまり友情やチームワークを描いていなく、緊迫感のないままま事態はサクサク進むので、あまり面白くなかった。ただ、狼狩奉行という役が本当にあったかどうか分からないが、あったのだろうと思わせるほど詳細に書いてあった。あと、登場人物が多すぎて、途中誰が誰だかわからなくなるのが難点。
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狼狩奉行についた亮介、狼狩りを工夫するうち、父の死の真相にも近づき、密馬の不正を暴き出す。「黒絞り」という狼の頭の親分としての格の立派さには感心していたので、最後に亮介が矢を抜く場面はぐっと込み上げるものがあった。
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装丁がいい。本の雰囲気と合ってる。私好みの内容。ミステリー要素もあって、ほんわかする箇所もあり、それでいて押し付ける感じが無く心地よい。
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狼狩奉行──本当にそんな役職があったのかは知らないが、あっても不思議ではないと思わせる説得力がある作品だった。 現代よりもずっと人と自然が近かった時代。人の活動に伴う様々な理由で餌となる獣が減少し、生きるために人が飼育する馬を襲う群れを率いる、ひときわ大きく賢い“黒絞り”と呼ばれ...
狼狩奉行──本当にそんな役職があったのかは知らないが、あっても不思議ではないと思わせる説得力がある作品だった。 現代よりもずっと人と自然が近かった時代。人の活動に伴う様々な理由で餌となる獣が減少し、生きるために人が飼育する馬を襲う群れを率いる、ひときわ大きく賢い“黒絞り”と呼ばれる狼がいた。猟師たちは恐れて手を出せず、狼狩奉行に任じられた岩泉亮介は弓の名手である足軽の竜二を相棒に挑むが……。 狼との知恵比べかと思いきや、亮介の父の死にまつわる陰謀劇がメインだった。狼をただの凶暴な獣として描いていない点も好印象だった。 2023/11/15刊行、NetGalleyにて読了。
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