つばき餡 の商品レビュー
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図書館で借りたもの。 お梅と俵屋の若旦那の縁談、熊吉の出世話、そしてぜんやに転がりこんできたお転婆姫。前を向き、進め若人!かますの塩焼き、京風弁当、鯨汁…。絶品料理が心を温める人情小説。 シリーズ5作目。 熊吉が奉公する俵屋の若旦那と、お花の友達のお梅の縁談がすすむ。 大店に嫁ぐお梅の不安を和らげようと、お妙さんの友達でもある、升川屋のお志乃に教えを乞うことに。 大店に嫁いで奥向きのことをやるのは大変そうだ…。 店の者全員が家族みたいなものだから。 “お花が笑うと、ほっとする。これからもこうして季節の行事を積み重ね、辛い過去などうんと遠い記憶にしてしまえばいい。笑った数だけ傷跡は、きっと薄くなるだろう。” 熊吉はほんとにいいお兄ちゃん!今後、妹を思うような気持ちから変化はあるのかしら…? 藪入りで帰ってくる熊吉のために、椿餅を一人で作ったお花。 ぐんと成長したね。 「ぜんや」を継ぎたいという自分の気持ちも言えたし。 おっ母さん、お父つぁんって自然に呼べるようになって、家族の絆もグッと強くなった。 牡蠣の山椒煮がどんな味か気になる!
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「平穏と不穏」 二人の距離は近く。 家のことだけ考えれば見初められたのはいいことだが、その後を思うと逃げ出して忘れてもらいたくなるだろうな。 「べったら市」 許しを貰いたいが。 主人もいなくなり絶望に打ちひしがれていたとしても、こんなところで楽になることを選ぶのはずるいことだろ...
「平穏と不穏」 二人の距離は近く。 家のことだけ考えれば見初められたのはいいことだが、その後を思うと逃げ出して忘れてもらいたくなるだろうな。 「べったら市」 許しを貰いたいが。 主人もいなくなり絶望に打ちひしがれていたとしても、こんなところで楽になることを選ぶのはずるいことだろう。 「道しるべ」 恋するが故の悩み。 縁談は流れで決まってしまったが、逢瀬を重ねるに連れて気持ちも定まってきたからこそ気にしてしまったのだろ。 「薄紅の庭」 春を待たず墓の中。 どんな時も素晴らしい鳴き声を聞かせてくれたからこそ、大層なものは送れないが手向の花を皆が置くのだろうな。 「椿餅」 迎えにきた堅物に。 住む世界が違うとはいえ、身分によって生活の仕方は全く違うのだから自分の価値観で言葉を選ぶのはよくないな。
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只次郎の姪・お栄が大奥から戻ってきて更に賑やかな居酒屋ぜんや。 お花の密かな決意や熊吉への思慕、早く続編が読みたくなる。
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2025.3.1 読了 シリーズ第5弾。 前作の一件でそれぞれに癒えきらぬ痛みを抱えつつも時は刻一刻と進んでいくのが読んでいてもチリリと心が痛かった。お花の拐かしで棚上げになっていたお梅と俵屋の若旦那の縁談も緩やかに前進し、それを見守っていく周囲も暖かく感じた。 只次郎の姪で...
2025.3.1 読了 シリーズ第5弾。 前作の一件でそれぞれに癒えきらぬ痛みを抱えつつも時は刻一刻と進んでいくのが読んでいてもチリリと心が痛かった。お花の拐かしで棚上げになっていたお梅と俵屋の若旦那の縁談も緩やかに前進し、それを見守っていく周囲も暖かく感じた。 只次郎の姪で大奥仕えをしていたはずのお栄がぜんやに転がり込んだりと騒動はあるものの前作の緊張感から日常に戻っていく感覚もあり今作は人情時代物という感じが強かった気がする。 熊吉、お花、それぞれ目指すものが具体的になってきているようだったけれど今後二人の関係はどうなっていくのかなぁ〜?
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生き生きと暮らす江戸の町人、女性たち。今はなかなか口にしないかなあ、四季折々の料理。作ってみたくなる。 主役が料理の時代小説。人が生き生きと生き、そして味わい、お腹と心を満たす。
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近江屋さんが亡くなりぜんやに何かを仕掛けてくる心配も無くなった。近江屋さんの番頭さんのべったら漬けで自殺未遂は吹き出しそうになった。そんな死に方よく考えるな。お梅と若旦那の縁談も次で決着つくのかな。行儀見習いで升川屋さんに行くのはいいね。大奥から下がってきたお栄がおしのさんと仲良...
近江屋さんが亡くなりぜんやに何かを仕掛けてくる心配も無くなった。近江屋さんの番頭さんのべったら漬けで自殺未遂は吹き出しそうになった。そんな死に方よく考えるな。お梅と若旦那の縁談も次で決着つくのかな。行儀見習いで升川屋さんに行くのはいいね。大奥から下がってきたお栄がおしのさんと仲良くなってまた何か始まるのかな。熊吉から香った白粉はなんだったのか明かされないまま次なのね、気になる。
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今回はお花の話が少なく、周りの人の話が多かったから読みやすかった。お妙に早く子どもが出来ますように。お妙の子どもが見たいし、そんな幸せを見たい。お栄も出てきて今後どうなってくるのか。
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花暦居酒屋ぜんやシリーズ第五弾。 前巻までの怒涛の鬱展開が終わり、 なんだか久しぶりに平和な巻だった〜 只次郎の姪っ子お栄ちゃんが登場! 大きくなってたけど、性格やしゃべり方は前シリーズの雰囲気のままで、懐かしい。 お花ちゃんも随分しっかりしてきたなぁ。
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ようやくお花ちゃんが年相応に近づきつつある、 前巻はあまりに幼すぎて好きになれなかった。 16と思うとまだ子供っぽいけど、今までの言葉にできなくて悲運な境遇で甘やかされてるだけではなくなったように思う。 それでも熊吉の方が主人公として好ましく感じるし、お栄ちゃんを魅力的に感じる...
ようやくお花ちゃんが年相応に近づきつつある、 前巻はあまりに幼すぎて好きになれなかった。 16と思うとまだ子供っぽいけど、今までの言葉にできなくて悲運な境遇で甘やかされてるだけではなくなったように思う。 それでも熊吉の方が主人公として好ましく感じるし、お栄ちゃんを魅力的に感じるな。
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只次郎の兄の娘・お栄と、養女のお花が同い年とは、今まで気が付かなかった。 全く違う世界を見て育ってきた娘たちである。 お栄は旗本の娘に生まれ、何不自由なく育った。 女に学問は要らないと言われる境遇だが、書物を読むのが好きで、賢く好奇心が旺盛。 早くからその才を認めていた只次郎は伝...
只次郎の兄の娘・お栄と、養女のお花が同い年とは、今まで気が付かなかった。 全く違う世界を見て育ってきた娘たちである。 お栄は旗本の娘に生まれ、何不自由なく育った。 女に学問は要らないと言われる境遇だが、書物を読むのが好きで、賢く好奇心が旺盛。 早くからその才を認めていた只次郎は伝手を頼って、お栄を大奥勤めに出してやった。 お花は貧しい町人の生まれ。 母親から虐待を受け、食うや食わずの子供時代から、お妙に拾われて只次郎・お妙夫妻の養女になってからも母親の呪縛を受け、いいように利用され、ひどい心の傷を受けた。 そんなわけで、お栄から、自由な町民に生まれついたお花がうらやましいと言われると、カチンと来るお花だった。 この辺り、マジックミラーのあっちとこっちみたいだ。 あっちからはこっちの世界の苦労は見えていない。 ただ、反発しながらもお花はお栄を、自分とは全く違う衝動から生きている人、と理解する。 そして、自分の希望は、お妙を手伝って、いずれは『ぜんや』を継ぐことと意思を固める。 この決意を早く養父母たちに伝えたいと思うお花だったが・・・ 平穏と不穏/べったら市/道しるべ/薄紅の庭/椿餅
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