煌夜祭 の商品レビュー
装丁に惹かれて買った本。 内容もとても素敵だった。 冬至の夜の話だからか全体的に静かで冷たい印象があったけれど、登場人物たちが必死に生きている熱量も感じられた。 物悲しい雰囲気も物語の美しさを引き立てていたと思う。 学生の頃は歴史が苦手で存在意義があまり分からなかったけれど、あれ...
装丁に惹かれて買った本。 内容もとても素敵だった。 冬至の夜の話だからか全体的に静かで冷たい印象があったけれど、登場人物たちが必死に生きている熱量も感じられた。 物悲しい雰囲気も物語の美しさを引き立てていたと思う。 学生の頃は歴史が苦手で存在意義があまり分からなかったけれど、あれも語り継いでいくべきことなんだよなと思い直した。 冬至の夜に、また読もう。
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評判通り良かった!! 小学生ぶりにファンタジー読んだけど、やっぱりいいですね!?カタカナ(カタカナ覚えるの苦手)多かったけど、ファンタジーだと覚えられるの何でなんですかね?w ただ、登場人物が多いのと、これがこの人で、あれがこの人になって…みたいなのがたくさんあって、理解するのに...
評判通り良かった!! 小学生ぶりにファンタジー読んだけど、やっぱりいいですね!?カタカナ(カタカナ覚えるの苦手)多かったけど、ファンタジーだと覚えられるの何でなんですかね?w ただ、登場人物が多いのと、これがこの人で、あれがこの人になって…みたいなのがたくさんあって、理解するのにメモしながら、前のページ読み返したりしながら、頑張って読んだな、と思う。ファンタジーってそうゆう人間関係わかりやすい方のイメージだったけど、最後の方にいけば行くほど複雑になっていって、でも、そのおかげもあって、本当の最後で「あー、そうか!そこで繋がるのね!!…いやぁー本当に良かった(;^;)」と思えました。 レーエンデ物語で有名な方とゆう印象で、まずは他の作品からと思い読んでみましたが、期待を上回る作品だったので、他のも読んでみたいですね!!
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語り継がれること、それは永遠に生き続けることなのかもしれない。 最近、AIと会話していて、 「もし数百年後にAIが私との会話の断片でもデーターとして利用したら それは私の生きた証になるのかもなぁ…」なんて考えていたから この物語が少なからず心に染みた。
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煌夜祭。それは夏至の夜に島主屋敷で催される祭。世界中の語り部が集い、夜通し物語を語り合う。話を聞きに集う聴衆の中には、人ならざる者もいた。魔物はなぜ生まれ、なぜ人を喰らうのか。その謎を明らかにしてみせると魔物の姫に約束した幼いムジカは、やがて世界を巻き込む戦争へと身を投じる。二人...
煌夜祭。それは夏至の夜に島主屋敷で催される祭。世界中の語り部が集い、夜通し物語を語り合う。話を聞きに集う聴衆の中には、人ならざる者もいた。魔物はなぜ生まれ、なぜ人を喰らうのか。その謎を明らかにしてみせると魔物の姫に約束した幼いムジカは、やがて世界を巻き込む戦争へと身を投じる。二人の語り部による対話の形式で綴られる短編集が複雑に絡み合い、魔物を巡る謎が解き明かされていく。 魔物という運命を背負って生まれた子どもたちの葛藤と、魔物を愛する人間たちの愛情が詰まった物語。冬至の夜に語られる物語は、どれも切なく、少し寂しい。その寂しさがとても良い。大団円の明るいハッピーエンドだけがファンタジーではないと感じさせてくれるあたり、レーエンデ物語にも通じるものがある。今回追加されたという『遍歴』までを含めて初めて完成版と言えると思う。X(旧Twitter)で煌夜祭が今も催されているようなので、今年の冬至は語り部たちの集まりをのぞいてみようと思う。
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魔物や語り部の存在意義。 「この人は…どこで出てきた誰だっけ?」というところもあったが、最後には納得感を得られた。
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面白かったですが、時系列や登場人物が沢山出てくるので、混乱してしまいました。もう一回読み直すといいかも。
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語り部と語り部の語る物語とが繋がっていく、壮大な作品。 時系列が分からなくなり「?」となることもあったが、希望を灯してくれる素晴らしい一冊でした
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魔物のいる異世界ファンタジー 語り部の語る一つ一つの物語は面白いのだけど、時系列や人物がなかなか整理できず苦戦。途中で人物が入れ替わったり、記憶の継承があったりで何度も読み返す羽目に。 数奇な運命に立ち向かい、愛を成就したにしてはあまりに哀しい。 ムジカもガヤンに食べられた?なぜ?いつ?骨? んー、要再読…
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※このレビューにはネタバレを含みます
多くの語り部の話に出てくる魔物。魔物が人を食べてしまわないよう語り部が冬至に多くの話をするのだが、登場人物の名前が多く誰が同一人物なのかと混乱してしまった。しかし、最後には同一人物ではなく魔物が人を食べその記憶を引き継いでいることがわかった。 一度読んだだけでは理解が追いつかなかったので、 また読み直してみたいと思う。
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舞台は死の海に隔てられし十八諸島。人と魔物のいる世界。 煌夜祭の夜、二人の語り部により物語が語られ、つながり、時と空間が混ざり、一つの物語が現れてきます。 引き込まれてしまいすごいスピードで読んでしまったので、理解が追い付かず最後のパートは3回ほど読み返しました。舞台の島々と物...
舞台は死の海に隔てられし十八諸島。人と魔物のいる世界。 煌夜祭の夜、二人の語り部により物語が語られ、つながり、時と空間が混ざり、一つの物語が現れてきます。 引き込まれてしまいすごいスピードで読んでしまったので、理解が追い付かず最後のパートは3回ほど読み返しました。舞台の島々と物語が幾重に重なり交差します。 澄んだ冬の空気の中で星が煌めくような物語です。 「魔物の姫、オレはあなたを救えただろうか?」 いい帯だと思います。
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