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地雷グリコ の商品レビュー

4.3

477件のお客様レビュー

  1. 5つ

    200

  2. 4つ

    185

  3. 3つ

    56

  4. 2つ

    7

  5. 1つ

    5

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2024/10/02

単純に面白かった! いわゆる他愛もない遊びなのだが、高校生が真剣にやるという設定が斬新。最後は過去のわだかまりをときほぐすような場面もあり、ほっこりする。さすが、幾つもの賞を独占しただけはある。

Posted byブクログ

2024/09/27

身近な遊びをアレンジして対決しますが、始まる前からもうゲームが始まってます。 王道的な展開でありながら、ゲームをどう攻略していくかは気になって手が止まりませんでした。 人が死ぬわけでないのに刺激的でした。

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2024/09/25

これは痛快な作品です。 ミステリー小説に分類されると思いますが、 内容は人が死んだりせずに、ゲームの展開 で読者をアッと言わせます。 誰もが子供の頃に遊んだことがある、 ジャンケンで勝った役手で進むことができる、 アレ。 グーならグリコで3歩進むことができるアレです。 し...

これは痛快な作品です。 ミステリー小説に分類されると思いますが、 内容は人が死んだりせずに、ゲームの展開 で読者をアッと言わせます。 誰もが子供の頃に遊んだことがある、 ジャンケンで勝った役手で進むことができる、 アレ。 グーならグリコで3歩進むことができるアレです。 しかし本作では若干のアレンジが加えられて いて、ある地点には地雷が仕込まれている 設定となり、そこに止まると10歩後退しなく てはならないのです。 こういった誰もが知るゲームにちょっとした 独自のルールが加えられていて、それが最後 の逆転劇へと繋がっていくカタルシスは堪り ません。 短編の連作として、次々と風変わりなゲーム が繰り広げられるのと並行して、対戦相手も 徐々にボスキャラへと繋がっていくという 少年ジャンプ的な展開は分かっていてもハマ ります。 まだまだボスキャラへ道は長そうですが、今後が 楽しみな一冊です。

Posted byブクログ

2024/09/25

射守矢真兎(いもりや・まと)。女子高生。勝負事に、やたらと強い。 平穏を望む彼女が日常の中で巻き込まれる、風変わりなゲームの数々。罠の位置を読み合いながら階段を上ったり(「地雷グリコ」)、百人一首の絵札を用いた神経衰弱に挑んだり(「坊主衰弱」)。次々と強者を打ち破る真兎の、勝負の...

射守矢真兎(いもりや・まと)。女子高生。勝負事に、やたらと強い。 平穏を望む彼女が日常の中で巻き込まれる、風変わりなゲームの数々。罠の位置を読み合いながら階段を上ったり(「地雷グリコ」)、百人一首の絵札を用いた神経衰弱に挑んだり(「坊主衰弱」)。次々と強者を打ち破る真兎の、勝負の先に待ち受けるものとは――ミステリ界の旗手が仕掛ける本格頭脳バトル小説、全5篇。(e-honより)

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2024/09/25

凄い作品でした。正直言って話の内容にはついていけてない笑。ムリ。想像の遥かに上の上をいってる笑 自分頭悪ってなりながらも、ストーリーは軽快。登場してくるキャラが皆独特で、なんだか可愛くて、楽しく読み進められる。ジャンルとしてはミステリーになるのかな?既存のゲーム、遊びに変化を持た...

凄い作品でした。正直言って話の内容にはついていけてない笑。ムリ。想像の遥かに上の上をいってる笑 自分頭悪ってなりながらも、ストーリーは軽快。登場してくるキャラが皆独特で、なんだか可愛くて、楽しく読み進められる。ジャンルとしてはミステリーになるのかな?既存のゲーム、遊びに変化を持たせて、ギャンブル要素の高いものにしていく。これ、構想段階で凄まじく疲れそうで、よく考えたなぁと感心すると共に、いくら頭の良い高校生とは言ってもムリがあるんじゃない??って思ってしまう現実的な読み方をしたので⭐︎4つ。でも、読んでいる時間はあっという間。面白いのよ。シリーズ化も出来そうな作品でしたので、この先も注目ですね!

Posted byブクログ

2024/09/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

旅のお供として電子図書館にて。直木賞候補と本格ミステリ大賞、日本推理作家協会賞、山本周五郎賞の3冠だそうで、本屋で平積みになってたので読みたかった本。それがまさか電子図書館に入るなんて。ありがたい時代だ。実物の方はずっと予約待ちだったのに。で、すごい面白かった!このゲームを考えつけるなんてほんと作者は天才かよと。先が気になってしょうがなかった。これだけの賞をとったのも納得。電子本だとちょっと前に戻って確認、がやりにくいので、ほんとは実物で読みたかったな。特にじゃんけんのはわざわざ戻って、メモに手を書いて確認したよ。ほんとこんなんよく思いつくよね。絵空は本格的に奨学金としてお金を欲してたのに、学外に出すなんてそこはいいのか?とちょっと気になったけど。この作者の話ってそういうちょっと気になる感じの読後感が多くて、それでいまいちだったんだけど、今回はそれを上回るこのゲームというか、腹の探り合い、騙し合いの面白さだった。塗辺君のすごさに真兎はいつ気づいたのかとか、真兎がどうしてこうなったのかとか気になることはたくさん。続編出てほしいなー。

Posted byブクログ

2024/09/23

めちゃくちゃ面白かった! ゲームの途中で止められなくて困ったし、最後のゲームでは終わってしまうのが惜しくてゆっくり読んだくらい。 最近の作家さん達の「小説」に対する認識は昔とは全然違うんだなぁと感嘆しました。夕木春央さんの『方舟』のトリックや展開しかり、こんな内容をよく考えつく...

めちゃくちゃ面白かった! ゲームの途中で止められなくて困ったし、最後のゲームでは終わってしまうのが惜しくてゆっくり読んだくらい。 最近の作家さん達の「小説」に対する認識は昔とは全然違うんだなぁと感嘆しました。夕木春央さんの『方舟』のトリックや展開しかり、こんな内容をよく考えつくなぁと。 昔からの思い込みで、小説とは美しい文章によって表現するものと決めつけてしまいがちだけど、若い作家さん達は内容重視。 この小説は言葉のマジック。「言葉」を使って面白い読み物を生み出している。 いやはや脱帽です。どんな脳なんだ!と魂消ました。 とにかく面白いのでおすすめです。 装丁からのイメージとは違いました。 アニメっぽい絵で登場人物が並ぶとか、津原泰水さんの『ヒッキーヒッキーシェイク』みたいな人物と動きと物の感じで最強の勝負師の真兎ちゃんを描くとか、高校生の青春感がある方が内容の印象に近い気がします。

Posted byブクログ

2024/09/23

とても興味深くて一気に読み切った。 凡人は考えてもムダなので、のんびり流れに乗ってトリックを楽しむに限る。 解説はわかりやすいので、ない頭を使う必要なし♪

Posted byブクログ

2024/09/23

いゃ〜、頭疲れた〜。 でも、面白かった〜。 誰もが知っているであろう遊びにルールをちょっと足しただけなのに、こんなにハラハラするとは思わなかった。 登場人物のキャラも立っていて良かった。 シリーズ化しそうな予感。

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2024/09/23

めちゃめちゃおもしろかった! 題名から想像つかない内容だった! このゲームを考えつくこともすごいが、必勝法を考えついて小説として内容を成立させるのもすごい! 純粋な心理戦として、自由律ジャンケンが一番面白かった! ルールをより理解した真兎の勝ちに納得だった! フォールームポーカー...

めちゃめちゃおもしろかった! 題名から想像つかない内容だった! このゲームを考えつくこともすごいが、必勝法を考えついて小説として内容を成立させるのもすごい! 純粋な心理戦として、自由律ジャンケンが一番面白かった! ルールをより理解した真兎の勝ちに納得だった! フォールームポーカーになると、ルールの外で戦っている?感じがしてなかなか複雑だった。 心理の読み合いとしてはすごいので、この章は映像化して欲しい。

Posted byブクログ