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人はどう老いるのか の商品レビュー

3.8

55件のお客様レビュー

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2026/03/20

誰でも老いる。いつまでも若くはいられない。老いへの心の準備をしておけば、がっかりしない。目指すのはできるだけ痛くない、苦しまない死。高望みせず、分をわきまえる。人の事を羨むのは自分に期待しすぎているから。なんだか元気がなくなる気もするけど、幸せな気分で生活する時間は長い方がいい。...

誰でも老いる。いつまでも若くはいられない。老いへの心の準備をしておけば、がっかりしない。目指すのはできるだけ痛くない、苦しまない死。高望みせず、分をわきまえる。人の事を羨むのは自分に期待しすぎているから。なんだか元気がなくなる気もするけど、幸せな気分で生活する時間は長い方がいい。 医療関係者が減れば病気の人は減る、というのが笑えた。 超高齢がいいことばかりではない、には納得。無理に死ぬことはないけど、長生きしてほしいというのは周りの人のエゴではないか、の言葉にも納得。安楽死にも否定的ではないのは、さまざまな老人の死に立ち会ってきたからなのだろうな。 いやぁ、ポックリ死にたいもんだ。

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2026/02/18

老いには抗わない。無為自然。不幸には敏感だが、幸福には鈍感。 いつ死んでも良いように心がける。 作者のお父様は、65歳で定年退職した後、87歳まで趣味や娯楽に専念してお亡くなりになられたとの事。自分もそうなりたい。

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2026/01/12

脳梗塞になり6年ほどずっと寝たきりだった大叔父の最後を思い出して辛くなった。 私はどう最後の人生を迎えたいだろうか。

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2026/01/01

医療が発達しすぎたから、うまく死ねなくなったし、死なない、老いないと思うようになったことが、私たちの大変なことの一部。 諦めること、受け止めること、自分を添わせる柔軟さ、そういうことが、最後まで生きて上手く老いることにつながっていくんだという内容だった。

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2025/11/19

すごくシンプルに強引に書くと「死が近づいた時に無理に病院で生かすことはせず、自然に任せることが最善」ということです。 このことは小説家でもある久坂部さんの作品にも何度も登場人物に言わせています。 ちょうど母が看取りのタイミングが近づいていて、健康ではあるけど体力がなく、食べられな...

すごくシンプルに強引に書くと「死が近づいた時に無理に病院で生かすことはせず、自然に任せることが最善」ということです。 このことは小説家でもある久坂部さんの作品にも何度も登場人物に言わせています。 ちょうど母が看取りのタイミングが近づいていて、健康ではあるけど体力がなく、食べられない。でも胃瘻はせずに水分と栄養の点滴になり、あとは自然に旅立つのを待っていますが、父も(元気)近くで看取ることができるので、久坂部さんの考えに賛同しています。 医者は家族に頼まれれば後でトラブルにならないように一見必死に生かすけど、「医者はホントは知っている」という副題があるように、医者としては家族と会話ができる(無理な酸素吸入せず)中で逝かせてあげるべき、と知っているということです。

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2025/09/21

老いの真実の予習と心構えで人生100年時代を悔いなく生き抜こう! 自分の祖父母や義父、先立っていった人々の老いていったあの頃を思い出した。 そして、自分も老いていくこと、命が有限であり、今ここの大切さ、足るを知るということについて改めて考えた。 筆者が、侍の切腹について、その時代...

老いの真実の予習と心構えで人生100年時代を悔いなく生き抜こう! 自分の祖父母や義父、先立っていった人々の老いていったあの頃を思い出した。 そして、自分も老いていくこと、命が有限であり、今ここの大切さ、足るを知るということについて改めて考えた。 筆者が、侍の切腹について、その時代の死が身近にあった時のことに思い至ってようやく腑に落ちたと書いているところを読み、切腹をすることはなくとも、死は生き物にとっていつ訪れてもおかしくない摂理だと常に心しておこうと思った。

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2025/08/01

いろいろ考えさせられた。 両親のこと。自分のこと。 老いを受け入れるというのは、ホントに難しい。 「足るを知る」というのも。

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2025/07/29

長年高齢者医療に携わってきた医師が、さまざまな老いのパターンを見てきた中で、上手に老いる方法や失敗しないコツを伝えている。美貌も健康もいつかは失われ、その時になってからの未練は無駄で抵抗すれば余計に苦しむのでそれを理解して受け入れること、そしてその時がいつ来てもいいように悔いを残...

長年高齢者医療に携わってきた医師が、さまざまな老いのパターンを見てきた中で、上手に老いる方法や失敗しないコツを伝えている。美貌も健康もいつかは失われ、その時になってからの未練は無駄で抵抗すれば余計に苦しむのでそれを理解して受け入れること、そしてその時がいつ来てもいいように悔いを残さないように生きることが大切だと説いている。また、現代は医療が発達しているので、悲惨な延命治療、苦しい長寿、過酷な介護の問題が深刻になっており、家族も同様の考え方が必要だと力説している。一方で、医師が死の直前の医療行為が本当に必要だと思っていないとか、クリニックの収益の観点から過剰な検査や処方があることも告白しており、かなりオープンな印象を受ける。 本書の中には、はっとするような言葉も多い。「人は不幸には敏感だが、幸福には鈍感」にも納得、日々の幸せに気づくことの大切さを再認識した。また、将来の事を心配して幸福になるためにあくせくしている人は、自分ではそうとは気づかず準備ばかりに追われて、味わうことを忘れているという言葉も身につまされる。

Posted byブクログ

2025/06/01

アラフィフ世代、多少衰えは感じつつ、老いも死もいつか来るけど今じゃないとある種楽観視してるとこはあるけど、心構え、気持ちの準備はしておきたいと感じた。とりあえず闇雲に受けてるがん検診はもう一度考えてみよう。

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2025/05/31

老いについて、生き方、死に方について、深く考える一冊です。 著者が経験した、さまざまな実例から、人それぞれの違い、そこから見えてくるものがあります。 同時に、現代の医療問題にも言及します。 老いを受け入れる、諦める、手放すことも重要と示唆します。 医療者もまた、医療のネガティブ...

老いについて、生き方、死に方について、深く考える一冊です。 著者が経験した、さまざまな実例から、人それぞれの違い、そこから見えてくるものがあります。 同時に、現代の医療問題にも言及します。 老いを受け入れる、諦める、手放すことも重要と示唆します。 医療者もまた、医療のネガティブな話は語りたがりません。それを語ること否定につながるからです。だれしも自分のやっていることの悪い面は話したくないでしょう。しかし、医者同士の飲み会に行くと、世間にはとても聞かせられない 話がポンポン飛び出します。たとえば、無駄な検査や治療は収益を上げるためとか、CTスキャンで浴びる放射線は恐ろしいとか、外科医だって二日酔いや夫婦喧嘩のあとは手術の調子が悪いとか、念のためという便利な言葉で薬と検査を追加するだの、がん検診は穴だらけだの、がん難民という言い方はメディアが作った言いがかりだの、認知症は治らない、予防もできない、でもほんとうのことを言うと患者さんが来なくなるので言わない等々です。 医療者も人間ですから、能力や体力には限界があり、人柄もよい人ばかりではないし、精神状態もいつも安定しているわけではありません。今は専門性が細かく分かれていますから、自分の専門以外のことはわからない医者もたくさんいます。 ー 120ページ にもかかわらず、世間は医療者にスーパーマンのような能力と、キリストや釈迦のような人格を求めます。最高の技術と最先端の幅広い知識を備え、常に患者さんのことを考え、ミスを犯さず、判断もまちがえず、親切で患者さんの気持ちに寄り添い、説明もわかりやすく、気さくでまじめで親しみの持てる頼りがいのある存在です。 以前、ある全国紙の社説に、『患者の病気を治すのは当然として、ひとりひとりの悩みや苦しみにも共感し、身体のみならず精神面でのきめの細かい対応をしてほしい」と書いてあるのを見て、私は愕然としました。性格も人生経験も手持ちの情報も異なる個々の人に、そんな対応ができるわけがありません。それができると思うならそれこそ幻想です。しかし、天下の大新聞が臆面もなく書いているので、世間はそれが当然だと思い込むでしょう。医療者のほうも、「そんなこと、できるわけがない」などと言うと、不真面目、やる気がない、努力が足りないと批判されるのを恐れて、身内の飲み会以外では滅多に口外しません。 こうして世間と医療者の意識に大きなギャップが生じ、現場でよけいな軋轢や失望やもめ事が頻発することになります。 ー 121ページ 不平や不満を言う人は不幸な人です。幸福な人は文句を言いません。幸福かどうかは自分が感じることですし、すべては比較の問題ですから、どんな状況でも人は幸福にも不幸にもなれるわけです。実は今がいちばん幸福なんだと気づけば、これからどう老いるべきかということも考えずにすむでしょう。 幸福に浸っているときには、人はあれこれ考えないものですから。 ー 229ページ

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