星に願いを の商品レビュー
後半、目が開きにくくなるほど泣いてしまった。 でも最後は柔らかく暖かく終わる所がこの若い作家の優しいとこだな、て思った。
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季節は移りゆくし、花ちゃんも成長するし、人は皆変わっていく。4冊目となるこのシリーズはいつもと少し違う。おばあちゃんの印象はガラリと変わったし、お母さんも何やら様子がおかしい。賢人はなんだかかっこいいし、花ちゃんは恋の予感!?消すことができない罪悪感を抱えて生きることの苦しさが...
季節は移りゆくし、花ちゃんも成長するし、人は皆変わっていく。4冊目となるこのシリーズはいつもと少し違う。おばあちゃんの印象はガラリと変わったし、お母さんも何やら様子がおかしい。賢人はなんだかかっこいいし、花ちゃんは恋の予感!?消すことができない罪悪感を抱えて生きることの苦しさが描かれた後半、内包しているものは重いのに、シンプルで、スッと心に入ってくる表現で、胸を打つ話をさらっと描く。軽快さとどこかマチュアな感性の両方を持ち合わせたるりかさんの筆致が光っていた。このシリーズ、本当に大好きだと改めて思った。
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前半面白く後半悲しい話。 花ちゃんのおばあちゃんが可哀想で辛かった、あんなにも酷い親や兄弟がこの世にいるのだろうか…酷すぎて怒りが込み上げてきた。 花ちゃんとお母さんにはこれからも幸せでいてほしい、きっとお母さんもおばあちゃんの辛かった気持ちをわかってくれるはず しかし鈴木るりか...
前半面白く後半悲しい話。 花ちゃんのおばあちゃんが可哀想で辛かった、あんなにも酷い親や兄弟がこの世にいるのだろうか…酷すぎて怒りが込み上げてきた。 花ちゃんとお母さんにはこれからも幸せでいてほしい、きっとお母さんもおばあちゃんの辛かった気持ちをわかってくれるはず しかし鈴木るりかさんはこの若さでこんな文章が書けるなんて凄すぎるわ 次回作も期待しています!
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花美と真千子とタツヨは孫、娘、祖母の関係。見知らぬ女性から届いた祖母の日記には壮絶な人生が綴られていた。生きているうちに会っておきたかったと後悔。
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知らされなければ著者が20歳だとは読者の誰もが信じないだろう。人生2周目、いや3周目なんじゃないかというくらいの圧倒的な描写力で、特に祖母の日記の場面は見事である。どこかのおばあさんに取材でもして書いてるのだろうか、そのへんは分からないが、いずれにしてもすごいのひと言である。 ...
知らされなければ著者が20歳だとは読者の誰もが信じないだろう。人生2周目、いや3周目なんじゃないかというくらいの圧倒的な描写力で、特に祖母の日記の場面は見事である。どこかのおばあさんに取材でもして書いてるのだろうか、そのへんは分からないが、いずれにしてもすごいのひと言である。 ちなみに、ちょっと泣ける。他の作品も読んでみたい。
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鈴木るりかファンの私に取っては、待望の新作。 学生だから仕方がないのだけど、数年に1回のペースの出版だから、前作を忘れてしまうのが悔やまれる。 今回も、ぐいぐいと引き込まれるストーリーと描写。 前作よりも、広い視点や視野、 社会問題に対する感度や、言葉の量、 描写、素晴らしかった。 祖母がまーちゃんにネグレクトしているシーンは、自分のことができない子育てに対するストレスもわかるような気がしたし、 手を出してしまった時の死ぬほどの後悔も同じ気持ちになったし、 姪っ子と重ねてしまって辛くなったりもした。 こんな感情にさせるなんて、るりか様の技術がすごいんだ。 いい読書体験ができたし、 こんなのが書ける若者がいるなんて日本の未来は明るいのではないかと思ってしまう。
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図書館にて。 ずっと読みたいと思っていたシリーズの最新作。 読み終わって丸一日、物語が頭から離れなかった。 眼から涙は出てなくても、心のどこかがずっと泣いていた。 私は今、小学生の娘の母親だ。 娘だったこともあるし、現在は母親だ。 過去と現在の記憶、経験がこの本のいろんな部分とリンクしてまるで自分の気持ちのように辛かった。 ごめん、もうそんな言葉じゃだめだな、もう読んだが最後、タツヨさんも真千子さんも花ちゃんも私なのだ。 どうしてこの本に書かれていることが自分に起きなかったことだと思える?たまたまなのだ。偶然、私はそうじゃなかっただけ、ここに出てくる人が全員自分だったかもしれない、同じ体験をしていなくても、近い目にあったことは?似たように誰かを、娘を傷つけたことはなかったか? 罪の意識にさいなまれて、孤独でのたうち回るタツヨさんの辛さがこれでもかと伝わってくる。 だからといって、真千子さんが許せないだろうということもわかりすぎるほどわかるし、許してやってくれなんて口が裂けても言えない。 どちらの気持ちも知ってしまった花ちゃんの優しさ。 鈴木るりかさん、どうしてあなたはその若さでこんな文章が書けるんだろう? 辛いな。容赦ない。書いてても辛かっただろうな。 読み終わってこの本は、親子間の虐待の連鎖に対する怒りということでもなく、親子の和解を描くわけでもなく、表題作どおり本当に誰かの日記を読んでその後を追っているだけの物語。 そこがすごく、そうだよなと思った。 そうなんだよ、普通は、現実は、いつも何も、劇的に解決なんてしないんだ。 胸に残る後悔、足りなかった何かはなんだろう、あの時ああしなければ、とずっと繰り返し考えながら抱えて、心にしまって生きていく。 誰でもそんな昨日があると思う。 読み返すのは辛い本。 でももう読み返さないかもしれなくても、手元に置いておきたい本だと思う。 そして、次回作待ってます。
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花ちゃんとお母さん、2人に関わる優しい人たちがずっと幸せでありますように。 そして花ちゃんのおばあちゃんが天国でみんなを優しく見守っていられますように。 シリーズ、これで完結かな? とても良い本だった!
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14歳の誕生日に「さよなら田中さん」でデビューした鈴木るりかさん。この続編として「太陽はひとりぼっち」、「私を月に連れてって」が出版され、四冊目のこの「星に願いを」は二十歳の誕生日に出されたということ。 「太陽はひとりぼっち」で突然現れたおばあちゃん。お母さんに「死んだ」とさ...
14歳の誕生日に「さよなら田中さん」でデビューした鈴木るりかさん。この続編として「太陽はひとりぼっち」、「私を月に連れてって」が出版され、四冊目のこの「星に願いを」は二十歳の誕生日に出されたということ。 「太陽はひとりぼっち」で突然現れたおばあちゃん。お母さんに「死んだ」とされ、お母さんを子供のとき虐待してひとりぼっちにさせた、「クソババア」。 そのおばあちゃんが亡くなったという。おばあちゃんに頼まれ「死後事務委任契約」を結んでいた吉澤さんという女性が、おばあちゃんと契約したとおり、おばあちゃんをお葬式無しで火葬し、無縁塚に葬り、「預金通帳」と「死亡保険金証書」をお母さんに渡しにきた。そしてその他の物は一切捨てるように言われていたのだが、吉澤さんは三冊のノートだけはどうしても捨てられず、お母さんの所に届けにきた。 お母さんは読もうとしなかったが、花実が読んだそのノートには、おばあちゃんの思いのたけが綴られていた。どれだけ真千子に会いたかったか。赦してほしいけれど、自分で自分を赦せない気持ち。どうしてあの時はあの子にあんな事をしてしまったのか、自分が押さえられなかったという悔やんでも悔やみきれない気持ち。そんな本音を誰にも言わず、娘と孫の前では「クソババア」になりきって、遠くから幸せを祈っていた。その気持ちを綴ったそのノートも残さないつもりでいた。 読みながら、これは鈴木るりかさんが二十歳前に書いたということをすっかり忘れていた。 「どうしてこんな若い子が、こんなん書けるかなあ?」と呟いたら、先に読んでいた娘(中学生)が「人生二周目なんちゃうの」と言った。人生二周目?えっ?前世があったってこと?なるほどなあ。いや、知らんけど。 田中家の箪笥の奥の髑髏にこれ以上触れてはいけないと思うけど、おばさんは、まだ気になることがある。「太陽はひとりぼっち」でおばあちゃんがチラッと言ってたこと。「私を月に連れてって」でお母さんの幼馴染がチラッと言ってしまったこと。「もしかしたら殺人犯かもしれない!!??」花実のお父さんのこと。気になるんだけど、明るい花実親子をそのままにしておきたいとも思う。 だけどきっと聡明な花実はこれから色々知っていくだろう。お母さんの健康も気になる。 鈴木るりかさん、大学卒業までに次を出して下さい。田中親子の物語を人生のライフワークにして下さい。
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大学生になっても一年に一冊は書き続けるるりかさん、すごいね。今回はばあちゃんの過去が明らかに。ってことは、前作とか書く前からある程度構想していたってこと?畏れ入り屋の鬼子母神ですわ。 ばーちゃんの日記がほとんどの内容なので、☆は4つにしたけど、虐待の話とか昔の結婚のこととか、よく調べたねえと感心するばかりです。簡単なお涙頂戴にしていないところもいいねえ。
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