誰が勇者を殺したか の商品レビュー
よく出来たストーリー。勇者、剣聖、賢者、魔法使いのパーティーはロールプレイングゲームの鉄板の組み合わせ。 戦う魔物がどんな奴か、どう戦うか、背景や世界観はほとんど描写されていない。各キャラクター目線で淡々とストーリーが紡がれていく。 細かい描写をすれば、単にロールプレイングゲーム...
よく出来たストーリー。勇者、剣聖、賢者、魔法使いのパーティーはロールプレイングゲームの鉄板の組み合わせ。 戦う魔物がどんな奴か、どう戦うか、背景や世界観はほとんど描写されていない。各キャラクター目線で淡々とストーリーが紡がれていく。 細かい描写をすれば、単にロールプレイングゲームを活字にしただけになるので、これでいいのだと納得。面白かった。
Posted by
遂に魔王を倒した勇者一行。しかし、勇者は帰らぬ人に・・・。 勇者は魔王に殺されたのか、それともパーティーであった剣聖レオン、聖女マリア、賢者ソロンの誰かによって殺されたのか・・・ といったあらすじ。 魔王討伐の後日譚。パーティーのメンバーや勇者の出生地の人たちへのインタビュー。...
遂に魔王を倒した勇者一行。しかし、勇者は帰らぬ人に・・・。 勇者は魔王に殺されたのか、それともパーティーであった剣聖レオン、聖女マリア、賢者ソロンの誰かによって殺されたのか・・・ といったあらすじ。 魔王討伐の後日譚。パーティーのメンバーや勇者の出生地の人たちへのインタビュー。そして、それぞれの視点の独白で物語は紡がれていき、真実にたどり着きます。 今までにない設定のミステリー。 自分が想像していた展開ではありませんでしたが面白かったです。 優しくて、努力の塊の勇者の物語でした。
Posted by
評判だったので読みました 面白かった〜 ラノベなので 風景描写は少なめだったけど フリーレンの世界観を 思い浮かべながら読みました ドラゴンクエストから 積み上がったイメージがあったので この世界にスッと入り込めた 堀井雄二、鳥山明は偉大だ 鳥山先生が亡くなって 画集を見...
評判だったので読みました 面白かった〜 ラノベなので 風景描写は少なめだったけど フリーレンの世界観を 思い浮かべながら読みました ドラゴンクエストから 積み上がったイメージがあったので この世界にスッと入り込めた 堀井雄二、鳥山明は偉大だ 鳥山先生が亡くなって 画集を見る機会があったのだが その際には改めてすごさを感じた スライムをデフォルメするところや メカの緻密さ なんとなく見てたけど天才だわ と いきなり横道にそれてしまったが コミカルさとシリアスさも 丁度よくバランスがいい 勇者のイメージも 逸脱してないので読みやすい 勇者はバランス型で尖ったところが無いのも ドラゴンクエストからの伝統かな そして勇者は心よ 謎の塩梅もちょうどいい エピローグは キャラの個性が出ていてすごく良かった クセが無いので 普通の人にオススメです
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
こんな年齢になっても角川スニーカー文庫を楽しめるなんて。魔王を倒した勇者は凱旋することなく死んだ。 それは本当に魔王軍の生き残りに殺されたのか?本当は仲間に殺されたのではないか? その真相は凄かったし、悲しくもあり心地よくもある。 個人的にはガンダムWやガンダム00の雰囲気やこれもガンダムだが、08小隊の感じにもよく似ている気がした。 これは普段小説読まない人にもアニメとか好きなら読んでほしいと思う。
Posted by
読みやすいかつミステリーとしてすごくしっかりしていた!ライトノベルの良いところは残しつつ、ストーリーは素晴らしかったです✨ 私はラストがとても好みだった! 勇者とタイトルにあるけれども、戦闘シーンはほとんどなく、基本的には登場人物たちの語りでストーリーが進んでいました お気に...
読みやすいかつミステリーとしてすごくしっかりしていた!ライトノベルの良いところは残しつつ、ストーリーは素晴らしかったです✨ 私はラストがとても好みだった! 勇者とタイトルにあるけれども、戦闘シーンはほとんどなく、基本的には登場人物たちの語りでストーリーが進んでいました お気に入りの一冊がまた増えました☺︎
Posted by
誰が勇者を殺したのか? 関係者に聞き取りをしていくなかで徐々にその真相が明らかになります。 素敵なファンタジー小説でした。
Posted by
めちゃくちゃ面白い。 勇者パーティ各個人の人間描写、勇者という職業の苦悩や恐怖、そして勇者とは才能だけではないということ。 普通にRPGやるだけではわからない無数のドラマがしっかり描写されていて、それが凄くいい。 凄くいい作品に出会えた。
Posted by
本格ミステリを期待している自分には少し合わなかった。 しかし異世界×ミステリ的な感じで新しい面白さは見出せた気がする。 異世界系や恋愛系が好きならおすすめ。 舞台は異世界。勇者、剣聖、賢者、聖女の一行は、魔王が支配する領域へと向かった。 そして長い戦いの末に魔王討伐を果たした...
本格ミステリを期待している自分には少し合わなかった。 しかし異世界×ミステリ的な感じで新しい面白さは見出せた気がする。 異世界系や恋愛系が好きならおすすめ。 舞台は異世界。勇者、剣聖、賢者、聖女の一行は、魔王が支配する領域へと向かった。 そして長い戦いの末に魔王討伐を果たした一行。しかし、王都への帰路にて勇者が帰らぬ人となる。 本書のタイトル「『誰が』勇者を殺したか」が様々な者の視点にて暴かれていく。 果たして勇者を殺したのは誰か。 なぜ強いはずの勇者が殺されたのか。 そもそも勇者とはなんなのか。 待ち受けるのは単純な結末ではなかった。
Posted by
RPGで冒険ものをやったことがある世代として話が分かりやすく、登場人物の勇者・剣聖・聖女・賢者などの役割や性格なども想像がつき面白かった。 『勇者』になるためにファルム学院という学校へ通うというのも面白い設定だなと思った。 後に勇者となったアレスは、入学時は庶民で凡人レベル。他...
RPGで冒険ものをやったことがある世代として話が分かりやすく、登場人物の勇者・剣聖・聖女・賢者などの役割や性格なども想像がつき面白かった。 『勇者』になるためにファルム学院という学校へ通うというのも面白い設定だなと思った。 後に勇者となったアレスは、入学時は庶民で凡人レベル。他と違うのは『自分が勇者にならなければいけない』という異常な根性だけ。 勇者なんて貧乏くじを、優秀な人に押し付ける訳にいかないという謎の精神。 凡人アレスが、頑なに勇者を目指さなければならなかった訳が中盤あたりでわかってから、更に面白くなってくる。 "誰が勇者を殺したか"…なかなか良いタイトル。 巫女の運命も凄まじく辛いな。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
もっとミステリっぽいかと思ったけど、そうではなく段々と割と解りやすく真相が明かされていく感じ。勇者の入れ替わりもすぐ解る。 あとがきも含めて、不可能を可能にするほどの努力と研鑽。可能性を信じ続ける事。の泥臭いお話でした。褒め言葉。
Posted by