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リカバリー・カバヒコ の商品レビュー

4.1

676件のお客様レビュー

  1. 5つ

    235

  2. 4つ

    279

  3. 3つ

    122

  4. 2つ

    11

  5. 1つ

    2

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2023/11/27

相変わらず軽快で優しく温かい青山美智子らしい作品。カバヒコ自体に不思議な力はないが、前向きになれるきっかけのアイコン。そんなものがそばにあるといいなと思えます。

Posted byブクログ

2023/11/26

公園にあるカバの遊具「カバヒコ」。自分の身体に悪いところがある時、カバヒコの同じ箇所を撫でると悪いところが治るという噂が。 カバヒコの不思議な言い伝えを支えに弱さを抱えた人たちが少しずつ一歩を踏み出していく短編集。明日からまた仕事が始まる日曜に読むべき作品。明日もがんばろう。

Posted byブクログ

2023/11/26

繋がりを感じて幸せな気持ちになった。 マンションに囲まれた公園にあるカバヒコ。 私も話を聞いてもらって、リカバリーしてもらいたいなと思った。 足を怪我したふりをした男の子の気持ちがよく分かった。運動苦手な人からすると、みんなに迷惑をかける状態で走ったりするなんて、想像するだけ...

繋がりを感じて幸せな気持ちになった。 マンションに囲まれた公園にあるカバヒコ。 私も話を聞いてもらって、リカバリーしてもらいたいなと思った。 足を怪我したふりをした男の子の気持ちがよく分かった。運動苦手な人からすると、みんなに迷惑をかける状態で走ったりするなんて、想像するだけでお腹が痛くなる。でも同じ苦手なはずなのに、やってみないと分からないって言えるのは、なんて強さなんだろうと思った。強いっていうか、自分を信じられている事がすごいなと思った。大人になった今でも私は臆病だなと気付いてしまった。 みんなそれぞれ周りからは想像もできない悩みを抱えていて、自分の良さとか強さとか元々持っている素敵な想いとか、忘れてしまって苦しむ時があったりする。それを思い出させてくれて、結局自分の力で悩みを乗り越えて行くのが素敵で優しい話だなと思った。 そして人との繋がりはとても大切だと思った。何かを頑張れたり、救われたりするのは人からもらった言葉だったりするから。それがたった一言でも、一生大切にして生きたいと思えるものだったりする。 自分の周りにある繋がりを改めてちゃんと感じて、生きて行きたいなと思った。風邪気味で少し弱ってる今の私にちょうど良い感じの力をもらえた。読んで良かった。ありがとう。

Posted byブクログ

2023/11/24

全5話の優しい物語でした 特に、耳のお話がとても心に響きました カバヒコに助けられる5人 魔法ではなくて、ありきたりな日常の中で 自分を成長させてくれるカバヒコ きっと私たちの生活のどこかでも カバヒコのような存在がいるんだろうなと思いました

Posted byブクログ

2024/11/05

良いお話だとは思う。でも「足」のお話のラストで足を引きずって走る友達の横を走りだすところで読む手が止まった。その姿を見て周りの人が笑う、という描写があるのだが、そんなことするだろか。どう考えてもみんな応援するよなぁ、、、って。 そこからなんだか「良いお話を読まされる」感が否めなく...

良いお話だとは思う。でも「足」のお話のラストで足を引きずって走る友達の横を走りだすところで読む手が止まった。その姿を見て周りの人が笑う、という描写があるのだが、そんなことするだろか。どう考えてもみんな応援するよなぁ、、、って。 そこからなんだか「良いお話を読まされる」感が否めなくなってしまった。いや、良いお話なんだけど。

Posted byブクログ

2023/11/23

なんか面白そうな本だなと思い、図書館で借りました。 まぁ色々な人が色々なことで困ってるとクリーニング屋にたまたま行ったらカバヒコのことを教えてもらって・・ あっ、そうなんですね。という感じです。 カバヒコは何もしません。残念です。

Posted byブクログ

2023/11/22

語感の良さから思わず口にしたくなるキャッチーなタイトル。 リカバリー・カバヒコ。 これは知る人ぞ知る通称で、年季の入ったカバを模した公園の遊具を指す言葉。 目や足など自分のなおしたい体と同じ部位に触れながら願うと、不思議なことになおってしまう、という口コミを知ることになる人...

語感の良さから思わず口にしたくなるキャッチーなタイトル。 リカバリー・カバヒコ。 これは知る人ぞ知る通称で、年季の入ったカバを模した公園の遊具を指す言葉。 目や足など自分のなおしたい体と同じ部位に触れながら願うと、不思議なことになおってしまう、という口コミを知ることになる人たちの物語。 例えば、うっかり口を滑らせてしまい、身近な人と険悪になってしまった人は、カバヒコの口に触れて願うと、事態が好転するという具合です。 不調に陥ることも、そこから復調することも、どちらも些細なきっかけによるもの。 ただ、「些細な」と言いつつも簡単にいかないのは、そのきっかけは事前に知ることはできないし、狙って見つけることもできないから。だから人は、苦しむし、辛さを味わう。 今作では「カバヒコ」がきっかけとなり、登場人物たちは不調から脱するのですが、彼らの物語が読み手にとっての「きっかけ」になってくれます。 だって、こんなにも優しさと温かさに溢れている話だから。

Posted byブクログ

2023/11/22

連作短編集5篇 日の出公園にあるカバの遊具カバヒコとの小さな奇跡で訪れる人たちがリカバリーしていく様子が心和ませる。それぞれ自分の心の奥を見つめ直して、新しい自分になって向かっていく物語。

Posted byブクログ

2023/11/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

大好きな青山さんの新作 楽しみにしてましたー!!! カバヒコを通じての連作短編集です あっという間に読めました! アドヴァンス・ヒルの近くにある公園に佇む カバのアニマルライド 自分の治したい部分を撫でると治るという その名もリカバリーカバヒコ どこかを患っている人たちが カバヒコの元へ行って撫でていきます でもカバヒコの力で治ったわけじゃなくて、 カバヒコに話を聞いてもらったり、 その近くの人から助言してもらったりして その人自身の気持ちが変わっていく、 そして良くなっていくんですよね(^^) 各章の感想を少々 ◯湊斗の頭 褒められたくて頑張るのは悪いことじゃないけど 褒められなかった時に挫けちゃうだろ っていうセリフが刺さったー すぐ子どもたちのこととリンクしてしまうけど 自分のために頑張れる子になってほしいな ◯紗羽の口 これは引っ越したばかりのママとしては わかるー!って話でした。 こっちに友達もいないので ママ友と仲良くランチ行けたらな… とか思ったりしたけど、 子どもの友達の親は子どもの友達の親であって ただそれだけなんですよね 気が合えば仲良くすればいいわけで。 確かになー。なんか響きました ◯ちはるの耳 これまた私事ですが 元ウエディングプランナーでして。 当時のことを思い出した話でした 不安っていうのは立派な想像力 という言葉がよかったです いやーあの頃の働き方はもう無理だな… ◯勇哉の足 スグル君とても素敵です! やってみなきゃわからないっていうスタンスが すごいなーと。 見習わないと!! ◯和彦の目 そしてここまで読んでいると すでにファンになっている サンライズクリーニングの店主の息子さんの話 クリーニング店でのおばあさんと 息子目線で見るおばあさんとは 全然違ってて面白いです 年、年って それが悪いことみたいに言うんじゃないよ というセリフが沁みます 不調は増えても その分経験も増える 私も楽しく年を重ねていきたいです!! 相変わらず優しい気持ちになれました 青谷さんの作品は疲れた心の 処方箋のような話が多いですね 癒されたい時は青山さんですね! ガッツリ長編書かないのかなー 読んでみたいなー

Posted byブクログ

2023/11/21

青山先生の作品は本当にあたたかくて、誰もが抱える悩みや苦しみを優しく肯定してくれる感じがします。 とってもよかったです。

Posted byブクログ