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高野聖・眉かくしの霊 の商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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2026/02/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

あまり読みやすい訳ではない。『高野聖』は想像していた感じと違い、男を動物に変えるということに「そうきたか」と思った。ここで、乱歩なら『孤島の鬼』みたいに、手術をするとか何かしら納得できる行為をして違う生き物を生み出すだろうと思うが、鏡花の場合さらりと靄がかかりつつ、このような驚くべきことが起きている感じだ。共に幻想的な物は好きだけど、そういう方向性の違いを感じた。『眉かくし』は、登場人物の関係性や何が起きているのか等、分からなかった。

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2024/09/06

泉鏡花の文章は本当に生々しい。 冷たい様子は背筋が寒くなるほど、血が流れるさまは今、目の前にその人が立っているように、字を追い読書をしているのに本当に映像を見ているよう。 否、自分が物語のなかに放り込まれたくらいの臨場感と言った方が良いかも。 ジワジワとゆっくり、恐怖へ読者を締め...

泉鏡花の文章は本当に生々しい。 冷たい様子は背筋が寒くなるほど、血が流れるさまは今、目の前にその人が立っているように、字を追い読書をしているのに本当に映像を見ているよう。 否、自分が物語のなかに放り込まれたくらいの臨場感と言った方が良いかも。 ジワジワとゆっくり、恐怖へ読者を締め付けてくる泉鏡花の語り。話し手が入れ子形式になっていて、え?!ちょっとこれは誰が喋ってるの?と一旦読者を考えさせ、そこでまた恐怖を一段上げてくるというエグさ、テクニック。すごい。 お話の最後も、そこまでの経緯も、分かりやすい怪談とは全く違って。怪奇談、昔話といえばそうなんやけど、大人が本気で怖くなるお話だった。

Posted byブクログ

2024/04/30

高野聖は若い頃に読んでそんなに好みじゃなかった記憶がうっすらとあり、しばらくぶりに再読した今もあまり変わらない印象だったのだけど、眉かくしの霊があんまりにも好みだった。最初は情報を出し惜しんで幽霊だけを出し、語り終わったあとにまた同じ情景が再現される(しかも語りの中で)巧みな構成...

高野聖は若い頃に読んでそんなに好みじゃなかった記憶がうっすらとあり、しばらくぶりに再読した今もあまり変わらない印象だったのだけど、眉かくしの霊があんまりにも好みだった。最初は情報を出し惜しんで幽霊だけを出し、語り終わったあとにまた同じ情景が再現される(しかも語りの中で)巧みな構成。1行空きが効果的に使われての「似合いますか。」と最後の一文。溜め息が出るほど美しい。

Posted byブクログ

2023/11/12

きっかけは坂東玉三郎さんの歌舞伎。 シネマ歌舞伎にハマり、10月に鑑賞。 短めのストーリーでしたが、 玉三郎さんと中村獅童さんが 素晴らしかったです。 帰りに書店に寄り、この本を購入。 カフェでゆっくり、読みたいです。

Posted byブクログ