ヨルノヒカリ の商品レビュー
生きづらい2人が出会う話 私自身も生きづらさをを抱えているが誰か1人は自分のことをわかってくれる人が見つかるといいなあと思った
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二人の不安定な関係が、最後まで緊張感があって読み進めてしまう。不安定さは、ときに魅力的でもある。読み終わっても、まだまだこの先を読みたいと思った。続編でないかな。
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手芸屋さんが舞台の、とにかく優しいお話。 押し付けがましくなく「多様性ってこういうことだよね、きっと」と教えてくれる作品。 ヒカリくんが年齢の割にずいぶん幼く感じる。 設定的にあえてなのかな?
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とても静かな物語。 手芸店を舞台に木綿子とひかりが、自身と大切な人やモノとの関係に悩み考えながら模索していく。 悪人は全く出てこなくて、とても優しい人達ばかりなのが心地よい。 2人とも皆んなから愛され心配されているが、2人なりの結論が出せたのが良かった。 こんな生活してみたい...
とても静かな物語。 手芸店を舞台に木綿子とひかりが、自身と大切な人やモノとの関係に悩み考えながら模索していく。 悪人は全く出てこなくて、とても優しい人達ばかりなのが心地よい。 2人とも皆んなから愛され心配されているが、2人なりの結論が出せたのが良かった。 こんな生活してみたいなぁ
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言葉で説明できない関係性があったとしてもいい。 人様に迷惑さえかけなければ自分の生き方や価値観に 胸張って生きればいい!
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手芸店を営む木綿子と住み込みで働くことになった年下で子犬のようなひかりが、不器用ながらも互いに向き合って二人だけの関係性を築いていく。どうかこのまま穏やかで幸せな生活が続くように、と願って頁が終わった。この作家さんは初めてだけれど、他の作品も読んでみたいと思える素敵な小説だった。
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「人と違う」ということ。 マイノリティであること。 相手を心から大切に思うこと。 「人となんとなく違う人」と心を交わし尊重し認めること。(否定しないこと。) 恋や愛について。 そんなようなことがとても繊細に言葉の襞のように表現されている。 木綿子さんとひかりくん。 相手を想...
「人と違う」ということ。 マイノリティであること。 相手を心から大切に思うこと。 「人となんとなく違う人」と心を交わし尊重し認めること。(否定しないこと。) 恋や愛について。 そんなようなことがとても繊細に言葉の襞のように表現されている。 木綿子さんとひかりくん。 相手を想うあまり時に涙ぐみながら、少しずつ2人だけの世界を作りあげていく。 続編、あってほしいけど、ここで終わって色々先の時間を想像するのが素敵なのかな。 ひかりくんも木綿子さんも、心穏やかになれる相手と巡り会うことができてよかった。 木綿子さんや成瀬くんはつらい幼少期を過ごしたひかりくんへの神さまからの素晴らしいプレゼントだね。
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想像してた以上に良い小説だった。もともと好きな畑野智美だが、彼女の中でも現状俺的最高傑作。 ネグレクトや虐待を受けて育ってきたヒカリ、その過去から恋愛や人との関わりに踏み込めない。 好感情はあっても、恋愛感情を自分の中に見出せない木綿子。 そんな2人ゆえ、お互いをかけがえのない大切な人と認識するのに恋愛に発展できない。 周囲は色々言う、それは善意でもあり好奇心でもあり異なるものを排除しようとする防御かつ差別感情でもある。 自分の価値観に合わないことを他人がやっていると、色々と言いたくなる気持ちは俺にもある。善意のアドヴァイスのつもりであっても、余計な横やりにしか過ぎないことなんだとこの歳になってよーやく最近理解できてきた。人の価値観や生き方については、俺や大切な人の生き方に直接的な害を与えない限り「理解はできないが、邪魔はしない」を貫けばいいと思う。 ヒカリと木綿子の生活を読んでみろ、恋愛については不器用だけど、丁寧に誠実に暮らし、とても幸せそうでとても温かそう。とてもとても羨ましい。
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安心して読める優しいお話。 手芸いいなぁ。 恋愛感情がわからないとか、そういう「普通」、「定型発達」にそぐわない人の違和感や生きづらさのようなものを穏やかに伝える側面も良かった。
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この間読んだ絶望オムライスの世界観にちょっと近いかなぁと途中まで思ったのですが、それぞれのパートナーとの特別感は別々で、それぞれにとても面白かったです。 木綿子さんの葛藤もひかりくんの葛藤も理解できる部分があって、あぁこの2人が出会って本当に良かったとしみじみ思いました。 あと日向くんに対する、正しすぎて傷つける人は本当にいて、私は正しいことは素晴らしいけど刃でもあると思っているので日向くん苦手でした。 司さんファミリーはとても素敵だなぁ。 聡子さんも優しいし、みんなそれぞれ優しいんだけど、ちゃんと思想や主張があって、それがめちゃめちゃかっこよくて登場人物たちと木綿子さん、ひかりくんとの関係にじんわりしました。 みんな完璧じゃないから、こうやって足りないピースが重なりあう奇跡みたいな時間を読むことができて良かった。 しかしながら中盤まで読んだところで『そういえばひかりくん、本のタイトルの一部が名前なんだねー。…ん?夜野くん…え!タイトルがフルネームじゃん!』となった私のおつむの悪さよ……
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