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でぃすぺる の商品レビュー

3.7

197件のお客様レビュー

  1. 5つ

    38

  2. 4つ

    75

  3. 3つ

    60

  4. 2つ

    9

  5. 1つ

    3

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2023/12/24

最近流行りのミステリーの要素を思い付くだけ書き下して、本格派とされるものに焼き直して全て盛り込んだかのような作品。 私の読む環境が悪かったのか肝心の最後あたりの印象が味気なく感じたけど、6つのストーリーというか謎を順に追っていくので飽きる事もなく楽しめた。 今村氏の作品は「兇...

最近流行りのミステリーの要素を思い付くだけ書き下して、本格派とされるものに焼き直して全て盛り込んだかのような作品。 私の読む環境が悪かったのか肝心の最後あたりの印象が味気なく感じたけど、6つのストーリーというか謎を順に追っていくので飽きる事もなく楽しめた。 今村氏の作品は「兇人邸の殺人」で私には読みにくいなと思ってたんだけど、これは設定なのかすごく読みやすかった。あのシリーズの他の作品も挑戦してみよ。

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2023/12/24

ふーん、小学生が主人公なんだ。と思って甘く見ていたんですが、さすが今村先生、ぐいぐい引き込まれました。子供騙しじゃなくきちんと理論立てて話がすすむ。最後までどっちに転ぶかわからないところが最高でした。もう一度言います、子供騙しじゃない。

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2023/12/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

面白い、読後感最高。児童書にありがちな子供が非日常に巻き込まれる物語として進んでいくけど、その中で、子供たちの推理が行われていく。 読んでいると童心に帰るようなワクワクがありつつ、推理もの、ミステリとしても読みやすい。 暗黙の了解とされがちなミステリのルールを設定していて、わかりやすい。 そして、推理を暴かれる側から見てみると真相は… ミステリとホラーの見事な融合!

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2023/12/15

オカルト大好き小学生のユースケ、優等生のサツキと転校生のミナ。掲示係になった三人は、サツキの従妹が殺害された事件の真相を探ることに。町にまつわる七不思議をひとつひとつ解きながら殺人事件の真相に近づいていく感じが面白かった。町自体の巨大な謎も想像と違った終焉でビックリした。

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2023/12/09

小学校の最後の夏休みが終わって二学期、オカルト好きの木島悠介は、壁新聞に載せるために掲示係に立候補する。 いつも真面目で委員長の波多野沙月も立候補し、係決めに参加できなかった4月に来たばかりの転校生の畑美奈も加わり、壁新聞を作ることになる。 奥郷町の七不思議を調べるために子ども...

小学校の最後の夏休みが終わって二学期、オカルト好きの木島悠介は、壁新聞に載せるために掲示係に立候補する。 いつも真面目で委員長の波多野沙月も立候補し、係決めに参加できなかった4月に来たばかりの転校生の畑美奈も加わり、壁新聞を作ることになる。 奥郷町の七不思議を調べるために子どもたち3人は動き始めるのだが、七不思議だけじゃなく殺人の謎もあって、さらには町自体が大きな謎に包まれていて…。 いつもなら話すこともないこの3人が、次第に違和感なく馴染んでいく姿に応援したくなる。 子どもたちがどう考え、動いていくのかとても興味深く、ちょっとオカルト的でもあり、怪談なのか?とも…なんとも言えない感じのまま引っ張られてしまった。

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2023/12/08

すごく読みやすかったです 怪談とミステリーがうまく合わさっており、展開にハラハラしながら読みました 暗い雰囲気と明るい場面の差がとても面白かったです

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2023/12/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

小学6年、オカルト好きのユースケ、優等生のサツキ、4月に転校してきたミナ。夏休みの終わった2学期のクラスの係決めで掲示係になった3人。昨年亡くなったサツキの従姉妹のマリ姉が残した奥郷町の七不思議を壁新聞のテーマしようとするが七不思議のはずがなぜか6つしかない。3人で調査を行ううちにマリ姉の死に秘められた謎と奥郷町に見え隠れする実態と怪異に遭遇してゆく。掲示板に張り出す壁新聞が町を揺るがす事件に発展してゆく、そして残された懸念。中学生になった3人の活躍を読んで見たい。とにかく、文句なく面白かった。

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2023/12/07

3人の小学六年生がコナンばりの推理力でミステリなのかホラーなのかせめぎ合いながら犯人を探す物語?笑 最後がちょっと呆気なかったなって思いましたが、小学生の冒険譚のようで楽しめました。

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2023/12/03

オカルト好きなユースケと優等生のサツキ、転校生のミナの少6の掲示係はマリ姉の残した奥郷町の七不思議の謎に迫る。 面白かった。 こういうジュブナイル小説好きだ。 ミステリーなのかオカルトなのかと二つの意見をジャッジする壁新聞の構成、七不思議に仕掛けられた謎に対するひらめきが凄い...

オカルト好きなユースケと優等生のサツキ、転校生のミナの少6の掲示係はマリ姉の残した奥郷町の七不思議の謎に迫る。 面白かった。 こういうジュブナイル小説好きだ。 ミステリーなのかオカルトなのかと二つの意見をジャッジする壁新聞の構成、七不思議に仕掛けられた謎に対するひらめきが凄い。 車がないので遠くに行けないこととか、お金のなさ、時間の制約、大人の目を常に気にしなくてはならないという小学生ならではの不自由さの中で謎解きをするのが魅力的。 すべてが終わった後の皆の気持ちの変化も爽やかだった。

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2023/11/28

主人公はオカルトが大好きな小学生六年生の男の子ユースケ。同じクラスのサツキ、ミナと三人でクラスの壁新聞を担当する掲示係になることに。 壁新聞の題材として、自分たちが住む奥郷町の七不思議を選び、三人で七不思議の解明を目指す。 しかし、その七不思議には、昨年殺害され、犯人がまだ見つか...

主人公はオカルトが大好きな小学生六年生の男の子ユースケ。同じクラスのサツキ、ミナと三人でクラスの壁新聞を担当する掲示係になることに。 壁新聞の題材として、自分たちが住む奥郷町の七不思議を選び、三人で七不思議の解明を目指す。 しかし、その七不思議には、昨年殺害され、犯人がまだ見つかっていないサツキの従姉妹「まり姉」が大きく関わっている事がわかる。 まり姉は、人によって殺害されたのか、それとも奥郷町に存在するオカルトの類いに殺害されたのか。 オカルト•ミステリーで、終盤までは面白かったのですが、結末は自分が想像していたのとは全く違いました。良い裏切られ方ではなく、残念な方の裏切られ方で、結末を迎えた後、駆け足で終わったのも何かスッキリとしませんでした。 タイトルのdispel(ディスペル)には、追い散らす、〈心配などを〉払い去る、〈闇などを〉晴らす、一掃する。といった意味があります。タイトルを平仮名で「でぃすぺる」とする事で、おどろおどろしい雰囲気が出て、秀逸だなと思いました。

Posted byブクログ