夜明けのすべて の商品レビュー
抱えているものを無理にどうにかしようとせず 少しずつできるところから気持ちの動く方に素直になれば受け入れていけるようになれると、クスッと笑いながら前向きになれるようにそっと教えてくれる作品でした。
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映画化されたのは知っているけど観ていない。 本の方で知り合えてよかった。 なんて映画を観ないで言うのは失礼かもしれないけどそう思う。 病気にランクなんてないはずだけど、 苦しい時は自分が一番辛いと思ってしまって、 人の苦しみに思いを馳せるなんて出来ないかもしれない。病気、特性を...
映画化されたのは知っているけど観ていない。 本の方で知り合えてよかった。 なんて映画を観ないで言うのは失礼かもしれないけどそう思う。 病気にランクなんてないはずだけど、 苦しい時は自分が一番辛いと思ってしまって、 人の苦しみに思いを馳せるなんて出来ないかもしれない。病気、特性を受け入れようとする二人を受け止める職場の温かさが羨ましかった。 能力のない人なんていない、 能力を引き出す環境が乏しいだけって思う。 ちょっと故・野村克也監督を思った。
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普段は抑えてる部分、誰にでもあると思うしそれは無くならないと思うけど、それって頑張って抑えなくてもいいよなぁと改めて。 すぐに過ぎ去る些細なこと。 藤沢さん、笑わせてもらった。なかなか面白かったです。
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読んでて前向きになれる本です。 問題を抱えて日々すごしていても、気にかけてくれている人はいる、通じあえてなくても、理解してくれようとしてくれる人はいる。 夜明けのすべてを知ることはできなくて、不安な夕暮れ、夜を過ごしても、夜明けの先は苦しいことだけじゃない。何かが好転するきっかけ...
読んでて前向きになれる本です。 問題を抱えて日々すごしていても、気にかけてくれている人はいる、通じあえてなくても、理解してくれようとしてくれる人はいる。 夜明けのすべてを知ることはできなくて、不安な夕暮れ、夜を過ごしても、夜明けの先は苦しいことだけじゃない。何かが好転するきっかけがたくさん転がっている。 瀬尾まいこさんの小説、定期的に読みます☺️
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肩の力を抜いて奥歯の力も抜いて、眉間に入れてる力も抜いてゆっくり歩けばいいよ 今のままの自分でいいんよ とそっと背中を押してくれる本 読み終わった後フワッと心が軽くなる感じ
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近所の本屋で映画化に伴い宣伝されており購入しました。 瀬尾まいこさんの作品は私にとって "そしてバトンは渡された" に続き2 作品目です。 映画は見ていない状態で読み始めました。 パニック障害とPMS (月経前症候群) をそれぞれ抱える主人公の二人が、変わるが...
近所の本屋で映画化に伴い宣伝されており購入しました。 瀬尾まいこさんの作品は私にとって "そしてバトンは渡された" に続き2 作品目です。 映画は見ていない状態で読み始めました。 パニック障害とPMS (月経前症候群) をそれぞれ抱える主人公の二人が、変わるがわる物語の主軸になる形で話が進んでいきます。 ともにその病気のせいで他人と接するのが困難な二人がお互いが影響しあって、少しだけど社会とうまく関われるようになる過程が面白かったです。 続きが読みたくなる作品でした。
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帯に書かれた、「知ってる?夜明けの直前が、一番暗いって」という言葉に惹かれて買った。ものの、作中にその言葉はなかったので映画のセリフかもしれない。 惹かれた言葉には出会えなかったが、あっという間に読んでしまった。今の自分の職場のいろんな人を思い浮かべながら、自分の苦しいこと、考え...
帯に書かれた、「知ってる?夜明けの直前が、一番暗いって」という言葉に惹かれて買った。ものの、作中にその言葉はなかったので映画のセリフかもしれない。 惹かれた言葉には出会えなかったが、あっという間に読んでしまった。今の自分の職場のいろんな人を思い浮かべながら、自分の苦しいこと、考えてることを照らし合わせながら。 誰だって何かで悩んでいたり、抱えたりしている。ついつい自分本位で人を責める気持ちを持ってしまうことがあるけど、冷静に、自分の負の感情はプラスせずに、解決に向けて動いたり発言できるようにしようと考えた。 だいぶ自分の今の悩みに寄せて考えてしまっている気もするけれど、なんだかすっきりすることができた。 きっとどこかにわかってくれる人がいて、わかろうとしてくれる人がいて、支えられて生きていることも忘れずにいたい。 大事にしたい本。
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私、この作者さんが作る話の設定をすんなりと受け止めきれずに物語に入っていけないことが多いので、最近は少し遠ざけていたのだけど(それでも今まで10作読んでいるのだが)、本作はPMSで悩む女性とパニック症候群で悩む男性を描いたお話というのに興味があって読んでみることにした。 前半は...
私、この作者さんが作る話の設定をすんなりと受け止めきれずに物語に入っていけないことが多いので、最近は少し遠ざけていたのだけど(それでも今まで10作読んでいるのだが)、本作はPMSで悩む女性とパニック症候群で悩む男性を描いたお話というのに興味があって読んでみることにした。 前半はそれぞれの症状について詳しく描かれるが、自分の感情が自分でコントロールできない様子がなかなかキツイ(読了後、どこかで見た感想に『実際の酷い症状はあんなものじゃない』と書かれていたのを見て、さらに慄く)。 そこから、おとなしくて周りに気を遣ってばかりの藤沢さんが、突然山添くんの家に髪を切りにいくところがこの作者さんらしい展開で、普通はしないと思うが、まあ、いいか。 そんな藤沢さんに煽られて山添くんも彼女のためにできることを見つけ、二人が互いをフォローしながらそれぞれがかつての自分を少しだが取り戻していく話は、これもこの作者さんらしいユーモアをまぶしたゆるい雰囲気で進み、最初のシビアさからするといささか物足りないのだが、あまり深刻にしないところがこの本の良さなのだろう。 今でも山添くんのことを気に掛ける辻本課長のような人は今どきなかなかいないと思うが、いたらいいな。 栗田金属の人たちが、社長さん以下、いい人というだけでなく、皆さん、秘かにプロというところがなにげに良かった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
PMSに長年悩まされる女性と、突然パニック障害が発症してしまう男性の物語。どちらもうまく働くことができず、日常生活にも影響が出てしまうが優しい職場に転職し、話が進む。これを読んで、他人の背負っている負荷を自分のものさしだけで測ることがいかにナンセンスであるか再確認し、他人や自分に優しくなれる一作。少しずつでいいから自分の負荷に向き合い、外していけるような気楽な心持ちが重要だと感じた。
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自分自身が大きな病気やケガに出会うことなく過ごすことができていて、周囲の人たちへの想像力を働かせていないなと思いました。子どもの小学校の校長先生が「いいところ探し名人になろう」をスローガンに掲げていてとてもステキだなって思っていたことを思い出しました。何が周囲の人のちょっと助けに...
自分自身が大きな病気やケガに出会うことなく過ごすことができていて、周囲の人たちへの想像力を働かせていないなと思いました。子どもの小学校の校長先生が「いいところ探し名人になろう」をスローガンに掲げていてとてもステキだなって思っていたことを思い出しました。何が周囲の人のちょっと助けになったり前を向く助けになったりするかはわからないけれど、勇気を持って無関心から一歩踏み出すことをしたいなと思います。
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