血も涙もある の商品レビュー
必死で山田詠美を読んでいた20代。恋と仕事に削られていた。でも、大丈夫。私は意外にも、その恋をちゃんと生き延びる。 再燃した「詠美熱」には、同窓会のような懐かしさがある。渇望していたのは、この濃密な生の手触りだ。 お腹がすいた。分厚いパンにバターとはちみつをたっぷり塗って、今...
必死で山田詠美を読んでいた20代。恋と仕事に削られていた。でも、大丈夫。私は意外にも、その恋をちゃんと生き延びる。 再燃した「詠美熱」には、同窓会のような懐かしさがある。渇望していたのは、この濃密な生の手触りだ。 お腹がすいた。分厚いパンにバターとはちみつをたっぷり塗って、今の自分を存分に甘やかしてあげよう。
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久しぶりの山田詠美さま 柚木麻子「BUTTER」を読んだ後にこちら BUTTERの主人公は、料理と愛情は別物、手の込んだ料理を家族に提供できるかは愛情によるのではなく手間をかける時間があるかどうかという感じのことを言っていたけれど 血も涙もあるに出てくる料理家先生はそれとは反...
久しぶりの山田詠美さま 柚木麻子「BUTTER」を読んだ後にこちら BUTTERの主人公は、料理と愛情は別物、手の込んだ料理を家族に提供できるかは愛情によるのではなく手間をかける時間があるかどうかという感じのことを言っていたけれど 血も涙もあるに出てくる料理家先生はそれとは反対の家族への愛の形としての家庭料理、古きよきお母さん像の体現のような人。美味しいスープを作ったらいい嫁をもらったなと思ってもらえるんじゃない?と言う人。 それぞれの人にとっての人の倫的なものがあってそこから逸れたら不倫。
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面白かった。山田詠美節・痛快な言葉選びと中身のドロドロ感の対比がたまらない。不倫は性愛、プラトニックとも割り切れない、バカな恋愛してる人間も愛おしく思えたり。
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山田詠美らしい大人の恋愛小説でした◎ やーでも難しい! この難しいっていうのは、書いてある中身が難しいってことではなく、私の恋愛経験値が乏しいがゆえの「わからない」だな 喜久江(不倫される妻)みたいな成熟した大人の女性でもなく、桃子(不倫する女)みたいに恋の場数が多くて恋とはな...
山田詠美らしい大人の恋愛小説でした◎ やーでも難しい! この難しいっていうのは、書いてある中身が難しいってことではなく、私の恋愛経験値が乏しいがゆえの「わからない」だな 喜久江(不倫される妻)みたいな成熟した大人の女性でもなく、桃子(不倫する女)みたいに恋の場数が多くて恋とはなんぞやの哲学があるわけでもない私には、なんのこっちゃ、「へぇ〜??」みたいなところも多かった たくさん恋愛してきた人が読んだら分かる分かるってなるのかな そこらへんに自分の信念が固まったら再読してみたい ただ、ひとつはっきり分かるのは太郎(不倫する夫)はろくでもない馬鹿野郎ってこと 書いてあること分かるけど、全然納得できない 幼稚さが魅力ってのはなんか分からないでもないけど惹かれないな 一緒になったら溜まるし爆発するし愛想尽かしちゃうわ
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『いただきますは、ふたりで。 恋と食のある10の風景』 の山田詠美さんのエッセイがパンチがあって良かったので、こちらを手に。 読み始めて気がつく… 読んだことある!! よくやってしまうんです、ワタシ(笑) けれど読書って、読むタイミングで感じかた違うし ということでフツーに読...
『いただきますは、ふたりで。 恋と食のある10の風景』 の山田詠美さんのエッセイがパンチがあって良かったので、こちらを手に。 読み始めて気がつく… 読んだことある!! よくやってしまうんです、ワタシ(笑) けれど読書って、読むタイミングで感じかた違うし ということでフツーに読む(笑) 「私の趣味は人の夫を寝盗ることです」 最初の一文からインパクト大だし、嫌いじゃない むしろ好きかも(笑) 不倫がイイではなく、感情をおもむくままに吐きだしてる感じが 不倫してる女も男も、サレ妻も みんな感情をドロドロ出してて、なんか嫌いじゃない 山田詠美さん、やはりパンチがありました(笑)
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山田詠美らしい不倫の小説。 そして、意外にも不倫が真実の愛に成就する小説。 料理、同性愛者など描き方がとても現代的。 ほどよく時代についていき、そのついていき方が上手いのがこの著者のよいところ。 ただ、登場人物が多く、視点がいくつも出てくるのが読みにくいとも思わせる。 結局、和...
山田詠美らしい不倫の小説。 そして、意外にも不倫が真実の愛に成就する小説。 料理、同性愛者など描き方がとても現代的。 ほどよく時代についていき、そのついていき方が上手いのがこの著者のよいところ。 ただ、登場人物が多く、視点がいくつも出てくるのが読みにくいとも思わせる。 結局、和泉桃子の何がそんなに魅力なのかは分からない。 ☆3.5といったところだけれど、つけられないので☆3つ。 解説は的外れ。
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血も涙もある/山田詠美 読了 2025.03.08 短編集『風味絶佳』が好きだったので何冊か山田詠美を買ってみた。やっぱり文章がすごく好きで、読みやすかった。 浮気してる女、浮気されてる妻、バレてないと思ってる夫。みんなそれぞれに信念みたいなものがあって、どこか楽観的で、重たく...
血も涙もある/山田詠美 読了 2025.03.08 短編集『風味絶佳』が好きだったので何冊か山田詠美を買ってみた。やっぱり文章がすごく好きで、読みやすかった。 浮気してる女、浮気されてる妻、バレてないと思ってる夫。みんなそれぞれに信念みたいなものがあって、どこか楽観的で、重たくないけど深みがあるような印象だった。 特別なにか物語性があるわけでもないし、話に内容がない感じがして、読後感はいまいちだった。駆け足で読んだせいかもしれないんだけど…。 ただこの文めっちゃ好き!!ってポイントはかなり多かった。主に前半部分。本が付箋だらけになっている。 タイトルの血も涙もあるの、回収が好きだな。タイトルが先に決まった話なのかな。 『風味絶佳』の夕餉といい、男のために控えめで献身的で「あなた好みの料理を作ってあげることが至高」みたいなイメージの人物像だった。 他に買ってある山田詠美の本も楽しみだ。
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図書館で久しぶりに山田詠美を読んだ。少女の頃は正直すぎるくらい正直な主人公の奔放さが「大人っぽい」「別世界」と見えていたけど、歳を重ね同世代の視点で読むと、欲望をストレートに肯定し正当化する主人公の姿勢が自己中に見えてエゴや嫌悪を感じた。昔感じた主人公の「正直」は「開き直り」だっ...
図書館で久しぶりに山田詠美を読んだ。少女の頃は正直すぎるくらい正直な主人公の奔放さが「大人っぽい」「別世界」と見えていたけど、歳を重ね同世代の視点で読むと、欲望をストレートに肯定し正当化する主人公の姿勢が自己中に見えてエゴや嫌悪を感じた。昔感じた主人公の「正直」は「開き直り」だった。
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不倫に罪悪を感じない人の考えを理解するのは、やっぱり難しいなあと。 見たいものしか見ず、自分の都合のいいように自前のフィルター越しに世界を見ているのはお互い様かもしれないけど。
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自分の知らない世界を見せてくれた作品。太郎と桃子のもつ不倫に対する考え方と自分のもつそれとの違いに困惑した。他者の考えや感情を自分の論理で捉えるのではなく、他者の論理で捉えることができたら受け止めることができるかもしれないと思った。
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