マリエ の商品レビュー
自分がパートナーに求めているのは世界を共有することかもしれない。色や匂いを記憶に刻んで共有したい。 そんな事が書いてあったが、まぁ、若い人が好きなのね。オヤジ臭くて自己中&無神経な男はそりゃ嫌よねって話だった。女にも経済的な余裕があって介護子育てもなけりゃ自由恋愛は可能!子供が...
自分がパートナーに求めているのは世界を共有することかもしれない。色や匂いを記憶に刻んで共有したい。 そんな事が書いてあったが、まぁ、若い人が好きなのね。オヤジ臭くて自己中&無神経な男はそりゃ嫌よねって話だった。女にも経済的な余裕があって介護子育てもなけりゃ自由恋愛は可能!子供が欲しいわけでもないし、多少の不安があっても自分に正直に生きられる。 そうなりたいわけでもないけど、うっすらとした女の願望を描いたと思えば楽しめる話だった。
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離婚・婚活・料理教室・結婚相談所・年下の彼と物語は次々進んでいく 最近は、この条件を擦り合わせていく過程がうさんくさく感じると言う人が増えているようだ それでマッチングアプリとなるものがあるのだろう 私はこの過程を探りながら過ごす日々が交際中であり恋愛中だと思う 困った時、迷った...
離婚・婚活・料理教室・結婚相談所・年下の彼と物語は次々進んでいく 最近は、この条件を擦り合わせていく過程がうさんくさく感じると言う人が増えているようだ それでマッチングアプリとなるものがあるのだろう 私はこの過程を探りながら過ごす日々が交際中であり恋愛中だと思う 困った時、迷った時に相談できる相手がいるのは男女問わず前向きで良いことだと思う
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読書記録14. 『マリエ』 千早 茜 著 40歳目前に 夫から離婚を望まれ 独り身となったマリエ 離婚したい夫のその理由が 「恋愛したいから」 離婚後に出会った年下の男の子と 結婚相談所で出会った男性 バーで会う歳上の女性との会話 年下の彼に料理を教える場面 (料理を一...
読書記録14. 『マリエ』 千早 茜 著 40歳目前に 夫から離婚を望まれ 独り身となったマリエ 離婚したい夫のその理由が 「恋愛したいから」 離婚後に出会った年下の男の子と 結婚相談所で出会った男性 バーで会う歳上の女性との会話 年下の彼に料理を教える場面 (料理を一緒に作る事は婚活アクティビティに最適とどこかで聞いた事がある) 千早茜さんと言えばの 「香り」と「食べ物」の描写 キレイで洗練されたイメージの小説 生活力があって、一人の時間も楽しめて 年下の男の子と恋愛もしていて 結婚相談所… 切実な現実や結婚への価値観 「嗅覚という共有していた世界 パートナーに望むのは 世界を共有することなのかもしれない 色や匂いを記憶に刻んで…」 とマリエ どちらかと言うと 登山に行った時に話した本田さんの 「結婚とはこういうことなのかもしれない 自分では選ばない道を往く‥.どの道を選んでも山頂には着く 険しい道も、眺めの良い道も どんな道を選んでしまったとしても、道中の楽しさを見つけられる相手だったらいい」に共感かな 道中は干渉し過ぎず尊重し合いながら山頂を目指すのが理想的(個人の感想デス)
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何だかね。アラフォーのおとぎ話のように感じてしまった。39歳で離婚したマリエ。お金もあって仕事も役職つき、半年も経たずに7歳年下の彼氏もできて。お料理が得意で常に香りを嗜み、部屋はお気に入りのアンティーク家具で揃え、自分磨きも欠かさない。もう、お洒落すぎる。現実はこうはいかないだ...
何だかね。アラフォーのおとぎ話のように感じてしまった。39歳で離婚したマリエ。お金もあって仕事も役職つき、半年も経たずに7歳年下の彼氏もできて。お料理が得意で常に香りを嗜み、部屋はお気に入りのアンティーク家具で揃え、自分磨きも欠かさない。もう、お洒落すぎる。現実はこうはいかないだろうな...と鼻白んでしまった。恋に揺れる女心はわからないでもないが、こちとら同じアラフォーでも恋愛への感性が極度に鈍っているので何を言われてもいまひとつしっくりこない。結論:お金があるからこそ余裕が生まれる。
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マリエの自由な考え方が良かった。 恋愛をしたいから別れるという理由と、謝罪をしなかったから承諾した、というのも理念が感じられるが、その理由で別れるほどしがみつく必要がないという、自立した女性像。 結婚相談所に関する話は面白かった。 男性側は割と親の介護なども求めてくるのに、女側が...
マリエの自由な考え方が良かった。 恋愛をしたいから別れるという理由と、謝罪をしなかったから承諾した、というのも理念が感じられるが、その理由で別れるほどしがみつく必要がないという、自立した女性像。 結婚相談所に関する話は面白かった。 男性側は割と親の介護なども求めてくるのに、女側が親の介護を求めると条件が悪すぎる、女が医者や弁護士だったり高収入だと嫌がる男性が多いなど。未だにそんなことを言うものかと思うが、実際はまだまだ男女格差が強そうだ。 恋愛イコール結婚ではない。 マリさんが「人生は冒険だ」と歌うように言ったという一文から、ディズニーのシンドバッドの歌が脳内で流れ出した笑 離婚して良かったとは思うが、どの人と付き合うにしろ長く一緒にいれば何かしら粗が見えてくるもので、どこまで妥協できるか。
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千早さんが書く物語の登場人物って、どこか潔癖な雰囲気の人が多いですね(私はその凛とした感じを格好良いと思うので、ネガティブな感想ではないです)。あと、著者自身にも似ている気がする。今回の「まりえ」は特にそう感じました。 自由恋愛と婚活、どちらにも良い所と悪い所があるけれど、結局...
千早さんが書く物語の登場人物って、どこか潔癖な雰囲気の人が多いですね(私はその凛とした感じを格好良いと思うので、ネガティブな感想ではないです)。あと、著者自身にも似ている気がする。今回の「まりえ」は特にそう感じました。 自由恋愛と婚活、どちらにも良い所と悪い所があるけれど、結局は「自分が何を求めているか」によるんじゃないのかな(恋愛の熱や情なのか、現実的な何かなのか)。根底にあるものを無視して型に嵌めようとしても、幸せにはなれない気がする。
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小説なのに、色彩や香り、感触が細く鮮やかに表現されていてまるで映画を観ているようでした。 この小説は「幸も不幸も自分が決める」 この一言に集約されているような気がします。 まりえを通して様々な登場人物の幸せの価値観を知る冒険ができ、まりえ自身も恋愛と結婚に向き合っていきます。 4...
小説なのに、色彩や香り、感触が細く鮮やかに表現されていてまるで映画を観ているようでした。 この小説は「幸も不幸も自分が決める」 この一言に集約されているような気がします。 まりえを通して様々な登場人物の幸せの価値観を知る冒険ができ、まりえ自身も恋愛と結婚に向き合っていきます。 40近くになると理想だけで生きることはできないと知り、現実と理想を線引しつつ自分と向き合いながら人生を選択していきますが、その選択肢の全てが実は正解なのではないかとストーリーを通して考えさせられます。 自分の選択に自信が持てなくなったり、自分で選んだ幸せの価値観がぶれそうになったらまた読み直したい作品です。
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筆者の書く文章はどこまでも繊細でリアルで、行間から感じる空気感も含めてとても好き。 過去の作品も読んだけれど、この作品ほど心情描写が秀逸と思った作品はなかなかない。 季節や天気の移ろいも、視覚や嗅覚といった五感の表現も、主人公の心理を絶妙に描いている。 直接的じゃないのに、全て...
筆者の書く文章はどこまでも繊細でリアルで、行間から感じる空気感も含めてとても好き。 過去の作品も読んだけれど、この作品ほど心情描写が秀逸と思った作品はなかなかない。 季節や天気の移ろいも、視覚や嗅覚といった五感の表現も、主人公の心理を絶妙に描いている。 直接的じゃないのに、全てが計算でも、ただただ凄い。 (千早さんはきっと細部まで拘るだろうと分かっているか ら、そう読んでしまう部分もある) アラフォー女性の、様々な人との関わりを通じて、 結婚観や恋愛観…いや、そんな狭いものではなくて、 もっと広く人との関係性を描いている。 勝手に価値観を押し付ける身勝手さも、 お互いに値踏みをする傲慢さも、どこまでもリアル。 (傲慢と善良に通じるところもある…あそこまで背筋が凍ることはないけれど) アラサーアラフォー女性の話って、当事者からすると軽く感じてしまう作品も正直あるけど、千早さんの作品は胸に迫るものがある。 共感できるものばかりじゃないけど、リアルさと繊細さが心に訴えかけるのだと思う。 最後も前向きさを残しつつ… 相手がどう思うかを描いていない(自分本位に考えているだけで、受け入れてくれると期待している)あたりが、考えさせられる。 向き合うことが第一歩、その後の受容はまたその先。 何が正しいとかではなく、自分のその身勝手さを認識することなのかな。
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結婚ってなんだろう? 恋愛ってなんだろう? 結局答えは出ないなぁ。人それぞれなんだろうなぁ。 という結論に達する一冊でした。 どう考えても理不尽としか思えない理由で離婚を切り出され受け入れた、まりえ。 一人の生活をシャンと背筋を伸ばして充実させている姿に、私ならそうはできない...
結婚ってなんだろう? 恋愛ってなんだろう? 結局答えは出ないなぁ。人それぞれなんだろうなぁ。 という結論に達する一冊でした。 どう考えても理不尽としか思えない理由で離婚を切り出され受け入れた、まりえ。 一人の生活をシャンと背筋を伸ばして充実させている姿に、私ならそうはできない‥‥寂しさでどうにかなってしまうと思った。 まりえは「自由で自立しているから相手を尊重できた」けど、私にはそれが欠けているのだなと。 若い頃は恋愛の延長線上に結婚があると思っていたけれど、そうではないということだけは確かですね。 でも、やっぱり人って誰かと繋がっていたいんだなぁ。その気持ちが今までカッコよかった自分も、カッコ悪くさせちゃうんだなぁ。 それでいいじゃん!とも思うけど、それだけじゃダメだから厄介なんだよ。
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40歳を前に離婚したマリエの冬から秋にかけての物語。 相変わらず千早さんの選ぶ言葉は砂糖菓子のように綺麗で、うっとりと食べているとガラスの欠片が入っていたようにグサッと刺さる。 この本に出てきたガーダスープが美味しそうで作ってみました。 相変わらず本に影響されがち…
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