さようなら、私たちに優しくなかった、すべての人々 の商品レビュー
所謂ライトノベルを読むのは初めて。なぜこの作品を買ったのかはあまり覚えていないけど、帯の宣伝文句に惹かれて購入したのだとしたら、ちょっと過度に期待してしまったかも。でも、この読後感はこの作品ならではのものだと思う。
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タイトルと内容がちょっとズレてないかい? 展開がストレートなので読みやすいと言えば読みやすい。 描写がキツイところがあるけど…^^;
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田舎に住む父子家庭の「僕」の家に、都会から電波系美少女が引っ越してきて、なんとドキドキの同居生活が始まってしまう……!と書いてしまえば定番の萌え系ライトノベルだが、この作品に分かりやすくきゃぴきゃぴした萌えはなかった。言われてみれば、最初からずっと表紙どおりではあるのだが。(そして私は、この本を完全に衝動で、表紙買いしたのだが……。) 本文は主に、閉塞的な田舎町の荒れた高校で虐められている「僕」こと栞の淡々とした一人称で綴られている。「都会から引っ越して来た電波系美少女」こと冥もまた、どこか達観した淡々とした語り口をほとんど崩さない。最初はその設定のせいで「定番の萌え系ライトノベル」だとナメて読み進めてしまい、そのおかげで、淡白な味付けで展開されるにしてはおどろおどろしい人間関係や、きっとどこかでどうせ似たようなことが発生しているのだろうなと諦めに似た感情で想像してしまう「大人の事情」、いわゆる因習村仕草に怯える羽目になった。「私たち」に優しくなかった「すべて」の人々にさようならする話、というタイトルのセンスも好き。 息苦しさや、若さ故の突飛さや、無謀さ、それでも運命を受け入れる様はカンザキイオリ楽曲作品を彷彿とさせられて、そういうの好きな人におすすめかもと思いました。
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『“神”をも息を呑むような、渾身の復讐劇』 こんな突飛な復讐劇あったものか、とその発想に非常に驚かされる。 復讐には、下剋上のようなことをする方法や、社会的に正当(もしくはグレーな)方法、更には虐待や殺人など法に触れる方法など、種類は様々だ。 だが、本作はそれらのどれにも当ては...
『“神”をも息を呑むような、渾身の復讐劇』 こんな突飛な復讐劇あったものか、とその発想に非常に驚かされる。 復讐には、下剋上のようなことをする方法や、社会的に正当(もしくはグレーな)方法、更には虐待や殺人など法に触れる方法など、種類は様々だ。 だが、本作はそれらのどれにも当てはまらない、奇想天外な手段で行われる。 本作は、阿加田町という町を舞台に繰り広げられる復讐劇。 いじめを受け不登校になった高校2年生の中川栞は、ある時、父親の親友の娘である佐藤冥と共に生活するようになる。 冥は高校1年生であるが、ある人物達への復讐を果たすべく、親元を離れ、阿加田町に住む中川家で生活するようになる。 本作を読んでまず驚くのは、冥の行動力だ。 復讐相手の行動やタイミングを考え抜くのは勿論、冥自身の身に危険が及びそうなことまでやって退けてしまう。 (恐らく、一番怒らせてはいけない女性ランキング上位に冥は入ってるのでは?と思うほどだ・・) そして肝心の復讐は、言ってしまえば“冥にしか出来ないような”方法で行われる。 実際の手段は、物語における最も重要なキーワードになってしまうので、読んで確かめてみて欲しい。 また、本作における人間の仄暗い部分の描き方はピカイチだ。 いじめの加害者側の事細かな心情が如実に描かれていて、(良い意味で)何とも気分が悪くなる。 ただし、復讐のシーンは意外にもあっさりと描かれてしまっているので、少し物足りなさを個人的には感じた。(ただし、これは私がいつもドロドロとした作品を読み過ぎていることに影響している気もするが・・) 漫画化もされており、文章自体も難しい表現が少ないことから、初めて本作のようなジャンルを読む人も読み易いと思うので、ぜひ一度手に取り、この摩訶不思議な復讐を知ってみて欲しい。
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一冊完結。 とても下劣で暴力的な描写。 人間を壊す過程、壊された人間が追い詰められていく心理。醜さの極致を体現した登場人物達。そいつらが君臨して善良な者をなぶり殺す田舎。 そんな読むに耐えないシーンで進む本作、胸くそ悪いの言葉がピッタリで評価1にする気も起きましたが、それほど衝撃...
一冊完結。 とても下劣で暴力的な描写。 人間を壊す過程、壊された人間が追い詰められていく心理。醜さの極致を体現した登場人物達。そいつらが君臨して善良な者をなぶり殺す田舎。 そんな読むに耐えないシーンで進む本作、胸くそ悪いの言葉がピッタリで評価1にする気も起きましたが、それほど衝撃を与えるライトノベルも無いもんだと思い最高評価です。 民俗学、宗教、教育、精神医学の知識を織り混ぜた衝撃の復讐ライトノベル、読めば嫌な気分になること請け合います。 それでもクズ共がクズのように死体になるところに爽快感を感じたいならどうぞ。でもそしたら読む側の人間性にも問題が、それを行間から作者さんが観察してるのでは… いじめ、いや暴行のシーンの壮絶さ、殺害シーンの冷酷さと主人公二人がイチャラブするシーンの落差が凄い。結末は倫理的に炎上ポイントがある。あれは救いですか?
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冒頭から村を焼くので何か已むにやまれぬ事情があったんだろう…と読み進めると、特にない。身勝手な引き篭もりの主人公が、スーパーパワーを持つ頭と口調のおかしな美少女に惚れて復讐に加担する。周囲を馬鹿にしきった視野の狭い主人公の一人称で、痛快でも切なくもない超能力連続殺人が語られ、読ん...
冒頭から村を焼くので何か已むにやまれぬ事情があったんだろう…と読み進めると、特にない。身勝手な引き篭もりの主人公が、スーパーパワーを持つ頭と口調のおかしな美少女に惚れて復讐に加担する。周囲を馬鹿にしきった視野の狭い主人公の一人称で、痛快でも切なくもない超能力連続殺人が語られ、読んで疲れた。ノリがジャンププラスの打ち切り漫画っぽい。 いじめが精神へ与える影響を調べて書いた形跡が感じられ、そこは偉いと思った。
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いじめによって自殺に追い込まれた姉の仇を「オカカシサマ」の力を得た冥が晴らしていく話。いじめの描写は絶望感が伝わってきて読むたくないと思うほどだった。 復讐モノではあるけど、復讐自体は淡々と儀式のように進められていて、痛快さは皆無と思えるほど。冥たちが日常生活を楽しむシーンもあるけど、"いじめによる自殺"の悲痛さが物語全体に横たわっているように感じた。
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まあまあグロい表現が多々あり、インパクトの強い作品でした。復讐というのがこの物語のテーマで、しっかりとした描写もあり、期待を裏切らないものでした。またテンポのよく、読みやすかったです。
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いじめの内容が酷くて、明里が壊れてしまった表現がとてもリアル。読む前はミスミソウを想像したけど、ファンタジーだった。 復讐対象の7人を残りこのページ数でどう倒すつもり?と不安になるも、超能力でサクサク復讐を遂げていく。期待した部分がちょっとあっさり過ぎたかな… 最後はまさかのハッピーエンド?オチは好きです。
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