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いつの空にも星が出ていた の商品レビュー

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15件のお客様レビュー

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2024/09/03

筆者のベイスターズ愛がすごく伝わる作品だった。自分は、ベイファンではないが、野球観戦は好きなので、球場が特別なのはよくわかる。懐かしい選手の名前が色々出て来て、選手の顔が頭に浮かんだ。同時に、その時代の自分の贔屓チームの選手の顔も浮かんで少し思いを馳せてしまった。

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2024/08/23

横浜の某球団を中心に置きながら、時代ごとの人間ドラマを明るく描く短編集。シンプルだが温かみを感じるタイトルが心地よい。ファンや地縁がある人に薦めたくなる一冊。

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2024/06/09

すごくすごーく良かった…! 野球はルールは一応分かる、誘われたらたまに球場行くぐらいの私だけど、お話に引き込まれて、熱くなって夢中で読んだよ。 そして、どのお話にもじんわり漂う切なさに胸がぎゅーってなった。 ⁡ 大洋ホエールズから横浜ベイスターズ、そしてDeNAベイスターズへ。 ...

すごくすごーく良かった…! 野球はルールは一応分かる、誘われたらたまに球場行くぐらいの私だけど、お話に引き込まれて、熱くなって夢中で読んだよ。 そして、どのお話にもじんわり漂う切なさに胸がぎゅーってなった。 ⁡ 大洋ホエールズから横浜ベイスターズ、そしてDeNAベイスターズへ。 それぞれの世代の横浜ファンのお話で構成されてる。 横浜ファンじゃなくても、なんなら野球のことほぼ分からなくても楽しめると思うし、逆に普段本を読まない野球ファンもこれはのめり込んで読めるんじゃないかな。 ⁡ 読み終わったらすごく野球見に行きたくなった。 ハマスタは昔、高校野球の予選を見に行ったことがあるくらいなんだけど、野球場ってドームよりスタジアムの方が開放感あって良いよね。 マリンスタジアムとかね。 明後日はそんなベイスターズ対ロッテの交流戦みたいだね。 この本読んだ直後だと、どっち応援するか悩んじゃうな。

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2024/04/13

 横浜大洋ホエールズから現在の横浜DeNAベイスターズに至る球団の歴史を主軸にし、各時代のチームを応援していた、様々なファンの群像劇です。  舞台となる時代も違えば、ファンの年齢・職業・性別、更には応援歴も違う人たちが、たまたま同じ時間を過ごし、喜怒哀楽を共有する様子が巧みに描...

 横浜大洋ホエールズから現在の横浜DeNAベイスターズに至る球団の歴史を主軸にし、各時代のチームを応援していた、様々なファンの群像劇です。  舞台となる時代も違えば、ファンの年齢・職業・性別、更には応援歴も違う人たちが、たまたま同じ時間を過ごし、喜怒哀楽を共有する様子が巧みに描かれています。  加えて著者は、球場で生観戦する醍醐味を詳細に伝えます。解放的な広さ、照明のカクテル光線、芝の緑、バットが捉える打撃音、歓声の高揚感など、五感を通して味わった経験は、確実に記憶に刻まれるんですね。  遠い昔、学生時代に神宮球場でヤクルト×巨人戦を観た記憶が、まざまざと蘇ってきました。何でもそうかもしれませんが、本物を自分の目でみる経験は貴重で、時に人生を変えるまでいかなくとも、大きな影響を受けることってある気がします。  当然のことながら、応援する人にも物語があります。誰かにとってどうでもいいことでも、別の誰かにとっては大切なこと‥、そういうのは世の中に満ちあふれていますね。少なくとも喜びは、誰かと共有することで倍増することは確かでしょう。  いろんな人たちの人生が野球と交錯し、そこに恋愛、友情、家族などのドラマが上手く描かれた物語でした。夢をみることは、人生に彩りと潤いを与えてくれますね。

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2024/02/26

体調を崩していたからか、中々読み進められず、途中寝かしてからの、読了。体調によって、波長が合うか合わないかもあって、物語世界に入れるかどうかというのがあるのだなぁと思った。 三話目からは、徐々にはまり始め、ラストのダブルヘッダーは最終的に軽快に読めて、爽やかな気分で終われた。流石...

体調を崩していたからか、中々読み進められず、途中寝かしてからの、読了。体調によって、波長が合うか合わないかもあって、物語世界に入れるかどうかというのがあるのだなぁと思った。 三話目からは、徐々にはまり始め、ラストのダブルヘッダーは最終的に軽快に読めて、爽やかな気分で終われた。流石、佐藤多佳子さんという感じでした。

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2024/02/14

ホエールズ~ベイスターズファンの人たちを描くお話。 贔屓の球団があるというのはいいよねえ。 私は福岡に住んでいたのでその時からのライオンズファンで、埼玉に行ってからもずっと応援していたのだが、もう何年も前から日常的に試合を目にする環境にもなく、いつしか知らない選手ばかりになって...

ホエールズ~ベイスターズファンの人たちを描くお話。 贔屓の球団があるというのはいいよねえ。 私は福岡に住んでいたのでその時からのライオンズファンで、埼玉に行ってからもずっと応援していたのだが、もう何年も前から日常的に試合を目にする環境にもなく、いつしか知らない選手ばかりになって、もはや昔ほど応援したいチームでなくなった。 かと言って、テレビでよく見る関西のチームのファンになるかと言えば、それも違うという感じで、なんだか応援するチームを持てないという宙ぶらりんな心持ちなのだな。 そもそも球場に足を運ぶのも年に一回あるかないかで、野球に対する興味も薄くなっているのだが、とは言え、この本の登場人物たちのように一心に応援できるチームを持てているのは羨ましい。 あまり冴えない古文の先生、未来を探しあぐねる女子高生、家業の電気店を継いだ若者、少年野球のピッチャーとその父である洋食店のシェフ。それぞれの日常が、1984年、1997年~1998年、2010年、2016年~2017年のシーズンとともに描かれる。 みんなで一緒に野球を観ている時が一番安心できて、勝っても負けても楽しくて楽しくて、という気持ちがよく分かる。ライオンズもかつて長く低迷した時代があったので、弱小球団をそれでも応援する気持ちもよく分かる。 が、物語としては、それ以上に刺さるものがあまりなかった。ベイスターズ愛に溢れていて、思い出すこと言いたいことが書ききれないほどあるのだろう、どのお話もちょっと長く感じた。 最後の話も、日本シリーズ第6戦の描写は臨場感に溢れてとても良かったが、全体的には小学生の日記みたいで、良い話なのだが、読み手としてはややダレた。 うちは下の息子が何故だかベイスターズのファンなのだが、奴が読むとちょっと違うのかなあ。 私に一番良かったのは12頁足らずのプロローグみたいな最初の話でした。

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2024/02/10

2024年10冊目 佐藤多佳子さん/ いつの空にも星が出ていた 大洋ホエールズ→DeNAベイスターズをとことん愛した人たちの物語。 「夢中になれるもの」は自分の支えになり、誰かと絆を結ぶ。ほっこりする4つのお話です。 #読了

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2024/01/22

「一瞬の風になれ」をどうしても読み直したくて、当時800を走っていた弟にあげたのに買い直してしまった。 「私は途中で帰ることができなった。これまでは、どんなに心残りでもしぶしぶ一人で帰ったのに。帰らないと世界が終わると言われても横スタから出られなかった気がする」(p.57「パレ...

「一瞬の風になれ」をどうしても読み直したくて、当時800を走っていた弟にあげたのに買い直してしまった。 「私は途中で帰ることができなった。これまでは、どんなに心残りでもしぶしぶ一人で帰ったのに。帰らないと世界が終わると言われても横スタから出られなかった気がする」(p.57「パレード」) 泣いちゃうかと思ったな。わたしはそういう空気を知っていた気がするもの。

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2023/12/24

ベイスターズファンとして気になっていた作品。色々な時代のベイスターズやファンの雰囲気を感じることができたし、今のベイスターズと自分に当てはめて見てしまい、共感度が高かった。これからもベイスターズを応援していきたくなる作品だった。

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2023/12/07

本を読み始めた頃くらいから プロ野球観戦にもハマっていて なんだか素敵な本がある!と思い読み始めた 野球と共に人生を歩んでる人たちのお話 実名が出てくるので登場人物たちに より一層臨場感があってワクワク ホークスファンなので最後には ホークス選手達も出てきて嬉しかった

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