1,800円以上の注文で送料無料

しあわせガレット の商品レビュー

3.4

23件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    6

  3. 3つ

    13

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/08/16

谷根千にあるガレット屋が舞台 ブルターニュ、ゴーギャン 人は多少なり居心地の悪さを抱えながら、 それでも自分で選択したものに 胸を張って生きていくべき このガレット屋ではシェアは厳禁 自分が選んだものを最後まで美味しく食べる 例え人の注文の方が美味しそうに見えても。

Posted byブクログ

2024/08/03

ガレットって食べたことないので本当に味が気になりすぎます!!たくさんアレンジできて作るのも楽しそうだなって思いました。

Posted byブクログ

2024/07/30

垣谷さんの「子育て~」と並行して読んでいたから、こちらの主人公も大変な設定なのだけれども、ちょっとほっこり?した。 派遣の契約を満了し、行くすべもなかった詩葉が出会ったお店。赤い髪の毛のママさん。作るガレットには思い出だけでなく、ルールなどもある。それぞれにあった料理が出てくる...

垣谷さんの「子育て~」と並行して読んでいたから、こちらの主人公も大変な設定なのだけれども、ちょっとほっこり?した。 派遣の契約を満了し、行くすべもなかった詩葉が出会ったお店。赤い髪の毛のママさん。作るガレットには思い出だけでなく、ルールなどもある。それぞれにあった料理が出てくるのはいい。

Posted byブクログ

2024/07/28

シードルと半熟卵が流れ出すガレット、ホワイトアスパラにオランデーズソース。おいしい本を読みたい方におすすめ。

Posted byブクログ

2024/07/21

ガレットが食べたくなってしまった。 どこにいてもなんとなく馴染めなかった詩葉が、自分の居場所と思える場所を見つけられてよかった。 店主の多鶴さんは頑固でこだわりもつよくて少し怖そうだけど、詩葉のことをきちんと見て理解してくれているのが嬉しかった。

Posted byブクログ

2024/06/17

派遣期間が終了して無職になった詩葉はガレットとクレープの店を見つける。美味しさに魅了され雇ってもらうことに。 店を訪れる人々の連作短編集。 おいしそうなガレットの絵に惹かれて。 作中に出てくる数々のガレット・クレープも美味しそう。 きっぱり自分の意見を通す多鶴さん、人を選びそう...

派遣期間が終了して無職になった詩葉はガレットとクレープの店を見つける。美味しさに魅了され雇ってもらうことに。 店を訪れる人々の連作短編集。 おいしそうなガレットの絵に惹かれて。 作中に出てくる数々のガレット・クレープも美味しそう。 きっぱり自分の意見を通す多鶴さん、人を選びそうだけど自分の責任で人生を生きてるって感じ。 他の作品は時代小説をたくさん書いてる作家さんなんですね。読んでみたいと思ってた作品もこの方のだったのか。

Posted byブクログ

2024/05/14

幸せの扉はある。開けるかどうかは自分次第。ガレット、クレープを焼く店で詩葉は少しずつ変わっていく。自分の意見を言うこと、自分の選択に責任を持つこと、自分のお皿は自分で決めること。周りに流されすぎないことも大事だね。ガレット食べたくなりました。

Posted byブクログ

2024/05/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ガレットとクレープが美味しそうなのはもちろんですが、日々の暮らしの疲れや悩みがふっと軽くなるようなお話で、一気に読んでしまいました。 美味しいものと美味しいお酒は、一歩踏み出す元気をくれますね。良い癒し時間をいただきました。 うちの近くにもガレット屋さんあるので、行きたいなぁと思いました。

Posted byブクログ

2024/05/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

‣ 自分が食べるものは自分で決める。私はその人のために焼く。隣の人の皿のほうがおいしそうに見えても我慢する。自分で選んだ皿なんだから、ちゃんと最後までおいしく食べる。それがこの店の流儀よ ‣ いつまで経っても、自分の皿が選べない。本当に自分の欲しいものがわからないし、仮に目の前にあっても手を伸ばすことができないんです ‣ あなたは、自分の皿が選べないっていったけど、ここに来たでしょ。そうして、今、ここで働いている。皿を選ぶってそういうことよ ‣ 分け合うことも大事よ。でも、私はこうしたい、こう思っているって主張することはもっと大事。まわりに流されたらいけないの ‣ いいじゃないの、面倒くさい奴で。無理していい人のふりするくらいなら、少しくらい嫌われても、私は私の道を歩きたい ‣ 思いどおりになる人生なんてないのよ。だから面白いんじゃないの。もう、好きに生きたら。誰かのためじゃなくて、自分のために ‣ 学ぶことは楽しいことですよ。学ぶことによって視野が広がる、今まで見えてなかったものが見える。景色が変われば、周囲の人のあなたを見る目も変わる。自信がつく ‣ どこでも上手に生きていける人もいるし、なかなかうまくいかなくて、居心地の悪さを感じる人もいるのよ。そういう人は、注意深く自分の場所を探すの。そして運よく見つけられたら、その場所を大事にするの。あなたの人生なんだもの。あなたらしく毎日を過ごすのが一番 ‣ 言葉って形でしょ。思っているだけなら見えないけれど、口に出したら形になる。ぴかぴか光るダイヤモンドみたいに指にはめて、時々ながめられるのよ ‣ 幸せの鍵はね、持っているだけじゃ意味がないのよ。扉を開けて外に出るためにあるんだから。言葉に出して、行動に移さなかったら、なにも起こらないのよ ✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼ ガレットとクレープの店・ボルトボヌールに吸い寄せられるように来た主人公をはじめとする登場人物たちは、 何かを成し遂げたわけでも、大きな夢を叶えたわけでもありません。 それぞれの未来への鍵を持って、扉の前に立ったという感じでしょうか。 でも、そこにたどり着くまでに迷いながらも自分とどう向き合ったのか。 それによって、扉を開けた先に見えてくるものがまた違ってくるのかもしれませんね☺️ 作中には、似たようなフレーズが繰り返し出てきます。 それだけ作者自身が大切にしていることで、この本を手に取った読者へのメッセージなのでしょう。 じんわりと心に染み入る物語でした。 ガレットが無性に食べたくなるのは、言うまでもありません

Posted byブクログ

2024/04/11

【収録作品】プロローグ/晴絵さんの甘い粉砂糖のクレープ/山城さんのメルゲーズのガレット/綾子さんと薫さんのシードル/大川さんのフルール・ド・セル/白井さんのレモングラスティー/エピローグ ガレットとクレープの店を舞台にした連作。派遣契約が切れてこの店に勤めることにした詩葉の視点...

【収録作品】プロローグ/晴絵さんの甘い粉砂糖のクレープ/山城さんのメルゲーズのガレット/綾子さんと薫さんのシードル/大川さんのフルール・ド・セル/白井さんのレモングラスティー/エピローグ ガレットとクレープの店を舞台にした連作。派遣契約が切れてこの店に勤めることにした詩葉の視点から、訪れる客のそれぞれの事情が語られる。 人はだれもがそれぞれの事情や生きづらさ、息苦しさを抱え、なんとか日々を送っている。初志が貫けなくても、そこまでやってきたことは無駄ではない、諦めたら終わりなのではなく、そこからも人生は続く。 ささやかな生き方を肯定してくれる話。ガレットもクレープもおいしそうで、食べたくなる。

Posted byブクログ