ひとっこひとり の商品レビュー
東直子さんの作品で探して、手に取りました。 歌人の短編小説集です。 1作品20ページほどの短編。12編。 この方の、優しい目線。すっかりとりこです。 東さんの目、心のフィルターを通ると、 すごく純粋で、綺麗なものが出来上がる感覚があります。 澄んでいる。 タイトルどおり、「ひ...
東直子さんの作品で探して、手に取りました。 歌人の短編小説集です。 1作品20ページほどの短編。12編。 この方の、優しい目線。すっかりとりこです。 東さんの目、心のフィルターを通ると、 すごく純粋で、綺麗なものが出来上がる感覚があります。 澄んでいる。 タイトルどおり、「ひとり」で孤独な主人公が多め。 ちょっと、違和感と言うか、ムリがあると言うか、不自然というか、作っている感じと言うか… 若干のそういう部分は感じました。 完成されてない感のある作品もあったり。 全体的にふわふわした読後感。 1日2話ぐらい読んだり、あいだが空いたりしましたが、読了。 結論として、 東直子さんの書くものは好きだなと思いました。 「待ってた」と「話してください」は、ホラー的な要素もありつつも結局は、やさしさに満ちてる感じがある。 最後のお話しも、ほっこり。 なんてことない何気ない短編小説です。 短編なので物足りなさもある でも、やさしい気持ちになれる、不思議と満ち足りる作品群でした。
Posted by
不思議な感じの短編集だった。それぞれの話に独特の世界観、価値観があった。柔らかくて綺麗な言葉で紡がれていて、でも押し付けがましくなくて読みやすかった。
Posted by
歌人でもある東直子さんの短編集。まだ3冊読んだだけですが、最近、お気に入りの作家さんです。 ひと言の言葉をモチーフに綴られた物語は、どれもがとても印象深かったです。様々なシチュエーションでのひと言がもたらす気持ちの表現に、引き込まれました。短編なんだけれど、充実した感じがしまし...
歌人でもある東直子さんの短編集。まだ3冊読んだだけですが、最近、お気に入りの作家さんです。 ひと言の言葉をモチーフに綴られた物語は、どれもがとても印象深かったです。様々なシチュエーションでのひと言がもたらす気持ちの表現に、引き込まれました。短編なんだけれど、充実した感じがしました。大丈夫?と言われたときの気持ちとか、スッとその気持ちに入り込めるような感じでした。寂しかったり、孤独だったり、そんな気持ちに優しく寄り添うことについて、思ったりしながらの読書でした。 装画・挿画の三好愛さんのイラストも、かわいらしくて、ほっこりしました。 大丈夫 ごめん 覚えてる? もういいよ なんで? つれていって ありがとうね 生きてる 見つかった? 待ってた 話して下さい きれい
Posted by
淡々とした日常の印象の短編集。 特にすごい結末があるわけではなく、あれ?これで終わり?という感じだけどなんとなく心地好く読み終われる不思議な1冊でした。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
結末は委ねられるものの、読後感はさほどモヤらないのが不思議。 自分の身に起きたら中々にしんどい状況を、自然体で軽やかに乗り越える人々の強さがそうさせるのか。私なぞ一話目の夫のズレた優しさだけでも嫌になるというのに、「的に当たらなくても前に飛ばせばいい」と前向きに受け取るシーンはかなり刺さった。 辞書を丸暗記する少年の描写も良かった。 大人っぽさと子供っぽさの混ざり具合がリアル。祖父が受けた裏切りや帰宅部を作ろうと言い出す少年など、背景が気になる登場人物にもっと読みたくなったがそこは短編。やはり読み手の想像力に託すということか。 もっともっとと思ってしまうという事は面白かったという事。
Posted by
読み終わった感想 「だから?どうなったの??」 物語の結末として、登場人物の成長やカタルシスなどを味わいたい者としては物足りない短編小説でした。
Posted by
ほんわりあたたかな読後感の話が多かった。 結末が予測できる話が多いからこそ落ち着いてあたたかさに浸れた気もする。 料理が上手なシングルファザーを特別扱いして欲しくない高校生の話はなんだか解像度が高く感じた。 承認欲求があるところと、特別扱いして欲しくないところ。みんなそれぞれある...
ほんわりあたたかな読後感の話が多かった。 結末が予測できる話が多いからこそ落ち着いてあたたかさに浸れた気もする。 料理が上手なシングルファザーを特別扱いして欲しくない高校生の話はなんだか解像度が高く感じた。 承認欲求があるところと、特別扱いして欲しくないところ。みんなそれぞれあるよね。
Posted by
短編がいくつも。日常の、ありそうな、いろんな人のいろんな場面を切り取った、といった感じ。個人的には、話に入り込んだところで終わっちゃうので物足りなくてもっと読んでいたい感じもしたけど、それがいいのかな。それぞれの主人公たちの、その後を想像すると、みんな幸せであってほしいなあと思っ...
短編がいくつも。日常の、ありそうな、いろんな人のいろんな場面を切り取った、といった感じ。個人的には、話に入り込んだところで終わっちゃうので物足りなくてもっと読んでいたい感じもしたけど、それがいいのかな。それぞれの主人公たちの、その後を想像すると、みんな幸せであってほしいなあと思った。 ひとっこひとり、誰一人として同じ人はいない、そんなところなのかなあ、このタイトル。
Posted by
12の小さな物語。 やさしそうであって、どこかしら不穏さも漂わせ、何かが欠けた者たちが欠けた場所を埋め合うような切ない寂しさも感じさせる。あたたかいのに冷たい印象。
Posted by
日常の本当に本当に何気ないヒトコマを切り取った短編集。 この世にはいろんな事情、思いをかかけてたくさんの人が生きている。改めてそれを思いしる。 どの話も深く掘り下げすぎず、読者が想像を巡らせる余韻がたっぷりとある。白黒はっきりさせたい人には向かないかもしれないが、私は好きだった。
Posted by
- 1
- 2
