幻想の終わりに の商品レビュー
社会がよくなっていくという「幻想」はおわったと著者はいう。 ここで、ある程度豊かになった現代の社会を「個人の独自性(個性を持ちたい)」という欲求を軸に分析。 個々人すべてが(多くが)独自性をもつということの構造的な無理から現代の問題や限界を明らかにしている。 また、このような...
社会がよくなっていくという「幻想」はおわったと著者はいう。 ここで、ある程度豊かになった現代の社会を「個人の独自性(個性を持ちたい)」という欲求を軸に分析。 個々人すべてが(多くが)独自性をもつということの構造的な無理から現代の問題や限界を明らかにしている。 また、このような新しい個人のクラスターなどから、新たな中間層といった社会階層を定義し、社会階層間での分断や衝突を分析している。さらにより大きな視点として、現代社会を文化間衝突としても描いている。 非常に直感的で分かりやすいが、多様な個人の分析としてあまりにシンプルになりすぎているように感じた。 独自性を持ちたいというニーズは、卓越したいや豊かになりたい、称賛されたいなどいろいろな欲求にも関連しており、人の一面ではないかという感覚を持った。
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