2050年の世界 の商品レビュー
世界の現在地と未来、主要なトピックはカバーされているように思う。気になったポイントを深掘りしていきたい
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備忘用。著者がジャーナリストらしいということで構えていたが杞憂だった。シナリオ・プランニングへの応用には帯に短し襷に長しかも。
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2050年の世界はどうなっているのだろう? 環境問題もあるし、地政学的な問題もあるし、あまり明るい未来は期待できない。でも、考えないというのも変なので、読んでみた。 確かにいろいろの問題、リスクはあるのだが、基本的には、そこまで暗い未来が描かれているわけではない。(最も、明る...
2050年の世界はどうなっているのだろう? 環境問題もあるし、地政学的な問題もあるし、あまり明るい未来は期待できない。でも、考えないというのも変なので、読んでみた。 確かにいろいろの問題、リスクはあるのだが、基本的には、そこまで暗い未来が描かれているわけではない。(最も、明るい未来が描かれているわけでもないけど) かなり厳しい状況があるなかでは、わりと楽観的と言ってもいいかもしれない。 その理由は、大規模な戦争の勃発、環境問題の後戻りできない進行といったことが起きると、そもそも未来の予測をする意味自体がなくなってしまうように、この本では、大惨事は起きないということを仮定した上で、論じているからかな。 それでも、やはりベース的な環境問題の影響を小さめに見ている気はするし、テクノロジーの進歩に対して楽観的な感じがした。 人口動態などをベースとして経済成長の国ごとの違いというのは、わりと確度の高い話しであり、そこをシナリオの中心におくというのはわかる。 学ぶところもたくさんあったが、今ひとつ面白くない感じがしたのは何故だろう? 1〜2日くらいで、ざっと読むつもりだったのだけど、1週間以上かかってしまった。
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1世代後、つまり25〜30年後の世界であれば 人口動態などの着実な計算に立って世界を予測しやすいという考え方に基づき、2050年の世界全体の様相を示した本。人口動態、資源と環境、貿易と金融、テクノロジー、政府/統治といった分野カットでの解説を経て、地域カットでの動向予測を示して...
1世代後、つまり25〜30年後の世界であれば 人口動態などの着実な計算に立って世界を予測しやすいという考え方に基づき、2050年の世界全体の様相を示した本。人口動態、資源と環境、貿易と金融、テクノロジー、政府/統治といった分野カットでの解説を経て、地域カットでの動向予測を示しているので全体像がつかみやすく納得感がある。逆に言えば、目が飛び出るような予測はないものの、それこそが1世代先という直近の世の中を網羅的に示してるこの本の価値のように感じた。 印象的だったのは冒頭の日本語版への序文であり、これだけ世界全体の動向を見てきている著者からの日本へのメッセージのように感じた。高齢化社会に相対するモデルケースとなることことや治安の良さといった、他国にはない特徴をこの 30年でどのように進展させていくか、国内からの目線でも考えていきたいと思わせられる内容だった。
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