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2050年の世界 の商品レビュー

3.8

34件のお客様レビュー

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2024/03/23

ちょっと楽観的な予測な気もしないでもないけれど、とても興味深いレポート。 何度か読み直して自分のプランにいかしたい。

Posted byブクログ

2024/03/12

400P、1Pあたりもそこそこ文字が詰まっておりボリュームたっぷりの1冊。 内容的にも今の私には読み進むのが難しく、途中で断念。 また改めてチャレンジしてみたい。

Posted byブクログ

2024/02/22

1世代先の未来の世界を予想した本。未来を予測するなど不可能ではあるものの、現在の状況を把握した上でエビデンスがあれば30年程先であればある程度は予測できるとの著者は主張している。今後世界に影響をもたらすであろう5つの力(人口動態、資源と環境、貿易と金融、テクノロジーの進化、政府と...

1世代先の未来の世界を予想した本。未来を予測するなど不可能ではあるものの、現在の状況を把握した上でエビデンスがあれば30年程先であればある程度は予測できるとの著者は主張している。今後世界に影響をもたらすであろう5つの力(人口動態、資源と環境、貿易と金融、テクノロジーの進化、政府とその統治の変化)があり、世界の各国で何が起こるかを予想。最後に10の不安と10の希望をまとめている。かなりのボリュームであり読み切るのに相当時間がかかってしまったが、果たしてこの予想がどこまで当たるのか、30年後を楽しみにしたい。

Posted byブクログ

2024/02/19

読んでいる間ずっと面白かった。話し上手な教授の講義を受けているような感覚。国際政治や経済、投資に興味がある人にお勧め! 世界の力関係は北米・欧州からアジア=中国・インドへシフトしていくが、中国の高齢化が進みアメリカが返り咲く。日本は日本でありつづけるが、内向きな姿勢が強まる。 ...

読んでいる間ずっと面白かった。話し上手な教授の講義を受けているような感覚。国際政治や経済、投資に興味がある人にお勧め! 世界の力関係は北米・欧州からアジア=中国・インドへシフトしていくが、中国の高齢化が進みアメリカが返り咲く。日本は日本でありつづけるが、内向きな姿勢が強まる。 以下気になった点のまとめ ・新興国でもサービス経済へのシフトが進む。今後は世界が買いたいと思うサービスを創造するスキルがなによりも重要になる。買いたいものリストのトップには教育と医療がくる。営利目的の大学が成長することもあるかもしれない。 ・少子高齢化が進んで自分の親よりも生活水準が下がることを若い人たちが受け入れる覚悟ができているのであれば、高齢化社会は円滑に機能できる。この点で日本は和を尊ぶ伝統的な精神のおかげでいまはなんとかなっているが、この先どうなるかはまったくわからない。 ・北朝鮮の出生率は2弱と高い。なぜ経済が成功している国の人が選ぶ子どもの数のほうが、貧困にあえぐ国の人よりも少ないのかは謎である。 ・先進国のグリーン化が地球の反対側で環境に悪影響を与えるときがあることを知っておかなければいけない。 ・アジアの人々は西側の模倣ではなく、自分たちの未来を自分たちで選びとるようになる。西側はそれを品位と敬意を持って受け入れなければならない。 ・西側社会の一部の特徴、とくに集団としての調和よりも個人の人権を過剰に重んじる傾向は、人を幸せにしないと気づくようになるとも期待している。 ・日本は2050年も世界の大国でありつづけ、国民は文化生活を送っているが、経済のほとんどの分野で世界の最先端から遠ざかっている。結束力のある安定した社会でありつづけるが、世界にあまり関心を持たなくなる。 ・いまは世界で不寛容が高まっているが、寛容と不寛容は定期的に入れ替わり、もうすぐサイクルが逆転するかもしれない。

Posted byブクログ

2024/02/18

ようやく読み終えた。 世界情勢から、1世代先を予想する。 日本についても書かれている。超高齢化で、これからは緩やかに下っていくだろうと…。 想像できる未来が予想されている。

Posted byブクログ

2024/02/17

約30年後の未来について語られている本書。 これから20〜30年はそれぞれの国がそれぞれの課題に向き合うことになるが、中所得層が多数派になるなど、世界的に生活は上向いていく。 ただし、環境への問題に全世界が取り組む必要がある。 あと30年は自分の社会人人生の大半に当てはまり、世...

約30年後の未来について語られている本書。 これから20〜30年はそれぞれの国がそれぞれの課題に向き合うことになるが、中所得層が多数派になるなど、世界的に生活は上向いていく。 ただし、環境への問題に全世界が取り組む必要がある。 あと30年は自分の社会人人生の大半に当てはまり、世界の変化に大なり小なり影響を受けることになるかもしれない。 内向きになっていくと予測された日本の中で、常にアンテナを張っていられるようにしたいと感じた

Posted byブクログ

2024/02/17

経済、金融の領域のジャーナリストとあって、ファクトベースで世界の主要な国々を描写し、ファクトから見えるこれからの世界が書かれてある。 分量は多いのにさくさく読みやすい。 日本へのリスペクトを感じられるしどの章も興味深い。

Posted byブクログ

2024/02/11

===現在地=== アメリカ EU越え ロシアの15倍 人間の才能 教育・文化・人口流入 TOP大学 カナダ  人口の90%はアメリカ国境から100マイルに イギリス コモンロー(英米法)で優位 金融サービスとハイエンド製造業 ドイツ  先端製造業輸出黒字 世界最大 ユーロ割安 ...

===現在地=== アメリカ EU越え ロシアの15倍 人間の才能 教育・文化・人口流入 TOP大学 カナダ  人口の90%はアメリカ国境から100マイルに イギリス コモンロー(英米法)で優位 金融サービスとハイエンド製造業 ドイツ  先端製造業輸出黒字 世界最大 ユーロ割安 国内サービスは見劣り  フランス 世界10高級ブランド中6ブランド 世界3位武器輸出 幸福度低い 失業 イタリア 政治が弱く社会の結束が弱い  北欧スイス 社会の結束が強い 持続可能性?  ロシア  世界一広大 天然資源 人的資本 EUと中国に陸上国境 人口と法律 中国   持続可能性? 債務と環境破壊 西側のコピー 国内の圧力 インド  大きく多様 激しい格差 高い教育水準と野心 日本   高齢化のフロンティア 低犯罪率と長寿 清潔 サービスの質  オーストラリア 天然資源 時間帯と隔絶した位置 教育  気候変動の不安 ===5つの力=== ①人口動態 アメリカは増え続け EUは減る アフリカ2倍に  移民 ②環境問題≒気候変動 早い行動 ESG投資 コロナ対策 水 食料 エネルギー ③金融 超低金利→資産価値上昇 商業銀行弱体化 富の格差 リスク投資増加   お金=1.価値の尺度、2.交換手段、3.貯蔵手段  国家通貨の信頼崩壊へ   現地生産化 賃金格差縮小 輸送影響 財からサービス(教育と医療)へ ④テクノロジー 高スキル労働者への需要 仕事とプライベートの垣根なくなる   AI 監視社会  エネルギー 医療 バイオテクノロジー ⑤統治 代表民主主義の不支持  独裁か直接民主主義か?  テクノロジー進化は GDPの低下に リーダーの大衆からの乖離 国際機関の欠陥 ===2050年=== アメリカ 世界の才能の磁石を継続 人種多様化 優秀な移民 格差 社会的コスト  ヨーロッパ 重要性低下 EU南北格差  イギリス アングロ圏の繁栄 ドイツ  EUの運命を決めるアンカー フランス フランスのまま 製造業の競争力低下 移民受け入れ イタリア 人口減少へ強い政治リーダー ロシア  人工に比べ広すぎる国土 人口流出  中国   世界最大の経済国 環境、技術、国内  非中国系を引き寄せる質 インド  インフラ 環境問題 中間層の教育 格差問題 中国・パキスタン紛争 日本   より日本的に異質に内向きに 東南アジア 政治と環境 中国より安くできるものが? 貿易戦争の影響 ナイジェリア 人口4億 中央値18歳 輸出財? 環境問題と対立、統治の質 中東   原油価格下落で格差縮小 イスラエルとイラン 情勢の変化 オーストラリア 乾燥化 水不足 ===10の不安=== 1.アメリカが何をするか? 新興国の役割が増加バランス取れた世界 2.中印米の関係悪化  3.ロシアの暴走 4.サハラ以南のアフリカの貧困 世界人口の4分の1を世界が支援 5.宗教紛争  6.環境悪化・気候変動の転換点 7.パンデミックの新たな脅威 8.中東の不安定 9.情報革命 10.民主主義への脅威 統治の質と市場経済システム信頼低下 ===10の大きな考え方=== 1.新しい中間層世界  価値観の変化 アジアの影響力    学校教育はローカル、才能の市場はグローバル   権威主義への動き 個人の自由より社会改善 2.アメリカの政治、人種、経済の緊張抑制 3.アングロ圏の台頭   英語:アメリカ、ナイジェリア、インド、イギリス 世界の4割 4.中国  攻撃から協調へ転じる政治体制の変化 高齢化と価値観の変化 5.EU  中核国と周辺国へ分かれる 少数の不満分子が動かす 6.インドとインド亜大陸  中国、パキスタンとの関係 7.アフリカの上振れ  若い人材資源の教育による問題解決 8.グローバル化  モノの移動からアイデアと資金の移動へ 9.テクノロジーによる社会課題解決  サービス産業生産性、環境問題 10.人類と地球の調和   

Posted byブクログ

2024/01/21

①日本の偉大な企業の技術力を足がかりにする ②高齢化社会との向き合い方は、これからの世界の教訓になる ③世界の中間層は21世紀を通じて秩序と規律を強く求めるようになっていく ④海外に渡る若者が増えて、その国で友ができ、人脈が広がる ⑤もっと広い意味で日本人が自信を取り戻して欲しい...

①日本の偉大な企業の技術力を足がかりにする ②高齢化社会との向き合い方は、これからの世界の教訓になる ③世界の中間層は21世紀を通じて秩序と規律を強く求めるようになっていく ④海外に渡る若者が増えて、その国で友ができ、人脈が広がる ⑤もっと広い意味で日本人が自信を取り戻して欲しい •中間層の価値観がこれから世界を動かすようになる 【アメリカ】 •人的資本の優位性、多くのトップ大学、出生率の高さ •巨大ハイテク企業  西海岸ではアップル、Google、Amazon、Microsoft、メタが生まれた 【カナダ】 •天然資源豊富、銀行と保険会社の経営状態がいい •産業の浮き沈みは激しく(ノーテルネットワークス、ブラックベリー)、アメリカに依存 •ケベック州の言語とアイデンティティ問題にうまく対処し、大規模な移住が生み出す機会と緊張のバランスをとることがカギ 【ラテンアメリカ】 •世界人口に占める割合は8%だが、世界全体の殺人件数の38%がラテンアメリカで起こっている •一昔前は、ヨーロッパと一人当たりのGDPは同水準であった 【イギリス】 •プラス要因:サービス産業の規模、とくに金融サービス産業の規模が他のどの産業よりも大きい 【ドイツ】 •最先端分野の製造業で世界をリードしている、貿易黒字が世界最大 •自動車輸出額はダントツ世界一位 【オランダ】 •オランダ経済はほとんどのドイツの分家、輸出の1/4はドイツ向け、農産物の輸出大国 【北欧】 •北欧の社会モデルは持続可能なのか 高支出•高負担の社会を成り立たせるには、強い一体感と信頼が欠かせない。移民が流入、悪用する人はいないという信頼が必要 【ロシア】 •エネルギー•原材料輸出への依存が高すぎる(輸出全体の2/3) •人口の高齢化、男性の平均寿命は66歳 【アフリカ】 •中国が農業、インフラ、製造業に投資→中国の「一帯一路」構想の鍵を握る •ナイジェリア: 対外債務の返済を石油に依存、石油が輸出収入の95%を占める 【オーストラリア】 •天然資源が豊富、英語、壮大な国土、アジア時間帯に属する •乾燥した大陸、気候変動がとくに深刻な脅威 【人口動態】 •先進世界全体の高齢化、人口の減少している国 •アジアの人口重心が中国からインドにシフト •アフリカ、中東の人口の急増 •南ヨーロッパ特にイタリア人は北ヨーロッパに移住、ヨーロッパは、人口が減少して労働力が急速に高齢化する、相対的に地位も下がる 【貿易と金融】 •これからは サービスの貿易>財の貿易 所得を地元で支出する割合が増える、サービスの貿易は財の貿易よりも制限が多い 例)医師免許 •2050年には国際貿易の半分以上が財ではなくサービスに(特に医療と教育) •経済活動に占めるヨーロッパの割合はこの先も縮小していく •暗号資産は行き詰まり、どこかの段階で資産としての価値を失う(価格の振れが大きすぎる、国や中央銀行が暗号資産の使用を監督していない;国による保証がない) •2050年には、世界の人口の2/3が都市で暮らす見通し→輸送、公共サービス、住宅などの重要な分野で優れた取り組みの事例を応用できれば、世界の大半の人は文化生活を送れるようになる ①アメリカの政治体制が崩れる →一時的に中国に世界最大の経済国の座を渡す→本当の意味での多人種社会になることを受け入れなければならない(アフリカ系アメリカ人に敬意を払う) ②中国、インド、アメリカの関係が悪化する →中国の高齢化社会、2030-40年代になんらかの形で政治体制が転換される ③ロシアが強く出過ぎる ④サハラ以南アフリカが貧困から抜け出せない ⑤宗教紛争が勃発する ⑥環境の悪化と気候変動を元に戻せなくなる →テクノロジーは人類が環境に与えるダメージを遅らせるが、急速に進む気候変動のスピードに追いつけない ⑦新型コロナウイルスの影響が尾を引き、そこに新たに別の脅威が襲いくる ⑧中東がさらに不安定になる ⑨情報革命は音系をもたらさず、弊害を生み出すかもしれない →人は信じたいニュースだけを選ぶので、自分の意見が強化されていく;確証バイアス ⑩民主主義への脅威

Posted byブクログ

2024/01/20

私が印象に残った事は、人口が増加する国であるインドはもちろんですが、台頭する国は英語圏、すなわち英語が話せる国であると言うことにあります。 アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、イギリス、アセアンなど英語がほぼ母国語であるところに価値があると言う話です。 DeepL...

私が印象に残った事は、人口が増加する国であるインドはもちろんですが、台頭する国は英語圏、すなわち英語が話せる国であると言うことにあります。 アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、イギリス、アセアンなど英語がほぼ母国語であるところに価値があると言う話です。 DeepLやGoogle 翻訳の普及で英語力が必要ではないと考えている方も多いと思いますが、やはり英語のネイティブで、込み入った、立ち話ができる。そんな人材が日本人にも必要と感じたことが特に印象に残りました。

Posted byブクログ