ギヴン(9) の商品レビュー
どうしてこんなに泣いているのかわからない。 わからないのに涙が止まらない。 音楽を武器として持つ人間には、豊かな感性が兼ね備わっていることが多い傾向にあると思うんだけど、キヅナツキ先生の世界の彼らにはまさにその豊かな感性がひとりひとりに確かに存在している。 それでもってその感性...
どうしてこんなに泣いているのかわからない。 わからないのに涙が止まらない。 音楽を武器として持つ人間には、豊かな感性が兼ね備わっていることが多い傾向にあると思うんだけど、キヅナツキ先生の世界の彼らにはまさにその豊かな感性がひとりひとりに確かに存在している。 それでもってその感性をどうしようもなく迷って迷ってもがく、あの青春のさなかにいる頃の彼らが、ぶつけどころのない、吐ききれない表しきれない感情を言葉の代わりに音楽に乗せて第三者に殴りかかってくる作品だと思っているんですよ、 音楽の感情や色が分かり、互いに共通感覚を得られる彼らだからこそ理解できる何かがあって、逆に音楽への感情は長けているのに普段の会話になると大切な言葉を落としてしまう鈍感な彼らもいて、そのせめぎ合いが読者としてみていて苦しくて辛くて楽しくて、これを言葉にするのは本当に難しい。 だから私はいつもこの作品を摂取するとわけわからなくなる、 でもただひとつ言えることは "しあわせになってくれ" です。 ほんとうにこの先生は、人々の感情の機微を言葉と絵で表すのが本当に丁寧で綺麗で大好きです。 素晴らしい作品をありがとう。 そしてまだこれからも10年後の彼らを見ることができるのがとても嬉しいです。 私も最後の真冬と同じで、幸せな時間の中に永遠にいたくて『ずっとぜんぶこのままならいいのに』と思うことがたくさんあります。 私も早くに母を亡くしているので失うのが怖い、現状が変わるのが怖い…のように変わることに臆病になってしまった過去があります。 ですが失った人間はどうしたってもう還ってこない、どうすることもできないという事実を受け止め、理解して乗り越えてきました。 真冬と柊には苦しみが顕著に出ていて、みていて勝手に一緒に苦しくなっていました。 玄純は柊以外に対する感情を表に出さないので作中ではあまり分かりませんでしたが、大人びた彼にも同じ苦しみは確かにあったと思います。 その苦しみは一生消えることはないから背負って前向いて生きるしかないです。 結局のところ、感性は人それぞれなのでその人間の育った環境や見てきたものが感性にものをいうと思うので、十人十色の感想があると思います。 この作品に私はたくさん感化されてわけのわからない感情にたくさん悩まされました。でも得られた感情もまたあります。 とても素晴らしい作品を、 ありがとうございました。 君達が進むこの先の未来に 幸多からんことを!!!!
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ギヴン最終巻です! 真冬の気持ちにキリが着いてよかった!! やっぱり行動してみることが大切なんだなとも思わされました。みんなが幸せになって本当によかった… エンド後の話が良すぎて好きです。
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全巻読みました。キヅ・ナツキさんのイラストが好みで購入した漫画だったけれど音楽を通して様々な人間関係を描く物語でとてもよかったです。アニメまで観るくらいギヴンにどっぷりはまっています。エロは少なめですが、その描写があるシーンがあると余計にグッときますね。期待以上の感動や幸せを与え...
全巻読みました。キヅ・ナツキさんのイラストが好みで購入した漫画だったけれど音楽を通して様々な人間関係を描く物語でとてもよかったです。アニメまで観るくらいギヴンにどっぷりはまっています。エロは少なめですが、その描写があるシーンがあると余計にグッときますね。期待以上の感動や幸せを与えてくれたので満足です。
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1巻から8巻まで買ってから半年以上も積んでいたのですが、正直ここまで素敵な作品だと思っていなかったので暫く放心状態でした
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ギブンもついに終わりです…か……(寂しい) 柊が好きなので結構出てて嬉しいな! あと、封入ペーパー可愛かったな!!!!(「シズがいいっていえばな!」(いわない)、のやつニコニコしちゃう)
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真冬が抱えていた由紀(過去)に対する囚われと、明日が来ることに二の足を踏んでしまう心は僕にとってはとても共感出来る部分であり、場面場面で真冬に起こる変化にかなり自分を投影して見ていました。過去の痛みは心に穴を開けてしまうけれど、その穴は決して暗く冷たいだけのものじゃない、温かさ...
真冬が抱えていた由紀(過去)に対する囚われと、明日が来ることに二の足を踏んでしまう心は僕にとってはとても共感出来る部分であり、場面場面で真冬に起こる変化にかなり自分を投影して見ていました。過去の痛みは心に穴を開けてしまうけれど、その穴は決して暗く冷たいだけのものじゃない、温かさを感じる事だって出来る。だけどそうなるためには自分のこころに正直に傷付き、悲しみ、寂しさを叫ばなくてはならない。そして静かに決心し、夜明けを迎えること。雨月が真冬に「大丈夫」と背中を押す側に回れた事もああ、良かったなと感じたところでした。 笠井にも少しだけスポットが当たりますが、僕にはここは読者への投げかけのように映り、凄く良かったです!何かをきっかけとするための気持ちがあって、そしてそれを何かのきっかけに表に言葉や態度として出すこと、それってコミュニケーションとしてはほんの一瞬の出来事なんだけど、その始まりが積み重なって僕らの人間関係って出来てるよなって凄く足元に転がっている物の大切さに目を向けさせてくれるなあと作品全体を通して思いました。読み終わってしばらくは心が解放されて色々なダムが決壊しましたが、おかげで僕は今日を前向きに迎えられています。そんな作品でした!
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【ああ、始まってしまう。二度と元に戻れない夜が始まってしまう(真冬)】 エロス度☆ 第9巻、完結! 雨月のペースに飲まれまくりな真冬が可愛かったけれど、変わってしまうことを恐れてしまう気持ちが刺さったり、立夏が歌の中に居た由紀を真冬に届けて再び出逢わせる場面とか本当に胸が震...
【ああ、始まってしまう。二度と元に戻れない夜が始まってしまう(真冬)】 エロス度☆ 第9巻、完結! 雨月のペースに飲まれまくりな真冬が可愛かったけれど、変わってしまうことを恐れてしまう気持ちが刺さったり、立夏が歌の中に居た由紀を真冬に届けて再び出逢わせる場面とか本当に胸が震えた! 真冬が由紀を見つけられたことや立夏への【好き】・歌いたい気持ちが溢れたり、プロポーズかと思っちゃう熱烈な言葉がツボったりもう情緒の揺れがやばたにえんで、ギヴンという作品に出逢えて幸せでした。 最後の真冬の爆弾発言が彼らしくてよかったです♡
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真冬ーーー ほんとうによかった。本当に。 終わってしまったのが、かなしい。 でも、とてもいいラストだった。 また、みんなに会いたいな。 あの由紀が作って、上ノ山がつないだ曲を、 映画では聴けるのかな? 「音楽に残ってる」いいことばだな。
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