カモナマイハウス の商品レビュー
空家のメンテナンスの仕事に携わっている主人公の妻の実家が空家再生プロジェクトの標的となった。近年あった実際の問題も取り上げられていて面白かった。
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題名通り家を絡めての家族の物語。 今まであまり考えたことのなかった空き家問題、日本にこんなに空き家があったんだ。 頭の回る石神井さんもそりゃ利用するわ。でもこの人正論ばかりでズルいイメージがあったけど、最終的には憎めないんだ。 やはり同じ境遇の正之さんにはかなり感情移入してしま...
題名通り家を絡めての家族の物語。 今まであまり考えたことのなかった空き家問題、日本にこんなに空き家があったんだ。 頭の回る石神井さんもそりゃ利用するわ。でもこの人正論ばかりでズルいイメージがあったけど、最終的には憎めないんだ。 やはり同じ境遇の正之さんにはかなり感情移入してしまった。 タラレバの話になればやり直せるのに、いい父親、いい夫になるのに。後戻りはできないのはわかってるが最後の思い出作りはあっけなくも迫るものがあった。 自分が子供のころ住んでいた家はまだあるが、いずれは老朽化して壊す日が来るのだろうけど、その時は美沙と同じ気持ちになり泣いてしまう気がする。見たくないなあ。 物語の締めは以外と皆いい人エンド的で、悪くないけど纏まり過ぎかな。 でも最後の台詞は好き。
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勝手に子ども向けの本を書かれる方だと思い込んでいたのでこの作品を読んで驚きました。 小説を書くということは相当な知識が必要なんだと改めて思うとともに50代の自分と主人公の年代が同じ。両親が亡くなり空き家。実兄とトラブル中。似ている部分があり様々な事を考えさせられる内容でした。 小...
勝手に子ども向けの本を書かれる方だと思い込んでいたのでこの作品を読んで驚きました。 小説を書くということは相当な知識が必要なんだと改めて思うとともに50代の自分と主人公の年代が同じ。両親が亡くなり空き家。実兄とトラブル中。似ている部分があり様々な事を考えさせられる内容でした。 小説ではトラブルが変化しながらなくなんとなく進んでいきます。しかし自分が問題としている事の解決のヒントにはなりません。 やはり現実は解決したいと願っていますが、相手側の考えを説明してくれる人もいませんので分からない事だらけなのです。 でもただ一つ言えるのは、無理して解決しなくてもいいんじゃないかと思えるようになった事。時間が解決してくれると信じて、今楽しいと思える事をしながら残りの人生を過ごして行きたい。 読書は少しずつですが、自分の考えを広げてくれる気がしています。
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この作品は重松さんの中でもあんまり思い入れのない方なのかな。ユーモアと温かみの中に難しい関係性や心の問題が描かれているものが多かったのに、本作は上辺のまま進んで終わった感じ。
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現代社会での少子高齢化の影響で日本では現在7軒に1軒が空き家だという話。役職定年となり、子会社で空き家のメンテナンス業に携わる還暦間際の主人公。当初は希望にあふれて建てられたマイホームが厄介者扱いとなる…空き家を巡る泣き笑いの家族の物語。
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自分が建てたり購入した家なら、さらに思い入れがあるんだろうな。家そのものがなくなっても、いつも思いは心の中にあると思うのだけれど。
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介護、熟年離婚、空き家問題、突然熱中するものがなくなったときに起こるロスの状態など、どれも他人事ではなく現代の社会問題を突きつけられるようでした。 時代とともに社会問題も変化しているのだな、とあらためてこの本を読んで気づかされました。
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ホームドラマを見ているように読めた。同世代の夫婦が子どものことや実家の相続に悩むのは人事でないのは自分だけじゃないだろう。多くの人の共感を呼ぶのは当然だけど…ちょっと物足りない気もする。
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家という媒体を通じて区切りについて思いを寄せる作品でした。物や場所に対しても思い入れや感情の動きを覚えるということは当たり前のようで、人間の不思議な習性であるなと思いました。この感覚こそが幸せに生きたということの証なのかと思います。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
還暦まじかの夫婦の泣き笑いの物語。 空き家となった妻の実家とか介護ロスとか老年の問題が優しくユーモラスに描かれていて、重松さんらしい作品でした。 空きや問題や生きがいレス症候群に対する解決策が提示されるわけでもないが、著者も思っているであろう対処案が納得できてうれしかった。 ただ、以前の作品ほど涙腺が崩壊しないのは、自分の感性が変わったからなのか、作品のインパクトが柔らかくなったのかわからないが、それでも面白いんので問題なしです。
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