カウンセラーはこんなセルフケアをやってきた の商品レビュー
お試しのオーディブルで聞いてみた。1.2倍速がちょうどよい。 立場が不確かな心理士がCBTを行うオフィスを持つ…そんなすごい伊藤絵美先生のエッセイ的なゆるい教科書的な本だった。 著書でしか存じ上げていないが私は伊藤絵美先生を尊敬しているが、こんなすごい先生が、テトリスやら競馬やら...
お試しのオーディブルで聞いてみた。1.2倍速がちょうどよい。 立場が不確かな心理士がCBTを行うオフィスを持つ…そんなすごい伊藤絵美先生のエッセイ的なゆるい教科書的な本だった。 著書でしか存じ上げていないが私は伊藤絵美先生を尊敬しているが、こんなすごい先生が、テトリスやら競馬やらタバコやらに依存してしまった過去があったり、ご家族に巻き込まれていたり…、赤裸々に書かれていて驚いた。 なーんだ!先生も人間だ!みたいな親近感を抱けた。笑 オーディブル、なかなか良い。小説はやはり紙で読みたい。けど、苦手な自己啓発系やら専門書やらの導入として聞くのは良さそうだと思う。イヤホンで聴くとお皿を洗いながらでも聴ける。2ヶ月の無料キャンペーン中なので、とりあえず2ヶ月試してみる。
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カウンセラーという仕事に興味があり、書店で見かけて手に取った。個人的には、表題になっている〈カウンセラーのセルフケア〉という側面よりも、〈カウンセラーになっていくまでの姿〉や〈カウンセラーの個人的事情(自身の事情)への考察〉の方が興味があった。著者の今までの著作にも触れたい。 ...
カウンセラーという仕事に興味があり、書店で見かけて手に取った。個人的には、表題になっている〈カウンセラーのセルフケア〉という側面よりも、〈カウンセラーになっていくまでの姿〉や〈カウンセラーの個人的事情(自身の事情)への考察〉の方が興味があった。著者の今までの著作にも触れたい。 p.107 蟻塚亮二さんという精神科医が書いた『統合失調症の付き合い方、闘わないことのすすめ』言う本の中に、こう書いてありました。「ところで精神症状とは自己防衛の副産物である。生きてストレスを浴びるたびに精神症状は算出されるのだから、精神症状とはうんこのようなもの。だから、それを止めようとか、消そうとか、撲滅しようとか考える筋合いのものではない。精神症状とうんこはひたすら流すのが正しい。幻聴も戦わないで、流しっぱなしにするのが正しい」(36ページ)。 〈伊藤絵美さんの著作〉 ・スキーマ療法(翻訳書) ・スキーマ療法入門 ・事例で学ぶ認知行動療法 ・自分でできるスキーマ療法ワークブック ・ケアする人も楽になる認知行動療法入門 ・ケアする人も楽になるマウンドフルネス&スキーマ療法 ・イラスト版子どものストレスマネジメント ・セルフケアの道具箱 ・コーピングのやさしい教科書
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第3章が面白かった。暴露部!笑。 お母様に縛られていた過去については少し共感するものがあった。父を罵るところは我が家と一緒!私はひとりっ子だから母の変さとヤバさをとにかく誰かと共有したかった。先生は下に妹さんがいるようなのだが、無傷という訳にはいかなかったのだな…。生徒が悩みを打...
第3章が面白かった。暴露部!笑。 お母様に縛られていた過去については少し共感するものがあった。父を罵るところは我が家と一緒!私はひとりっ子だから母の変さとヤバさをとにかく誰かと共有したかった。先生は下に妹さんがいるようなのだが、無傷という訳にはいかなかったのだな…。生徒が悩みを打ち明けてくれるのは嬉しいけれど私は魂が抜かれるというか何となく悩みが移ってくる感覚があるから、カウンセラーの先生に頼りまくり。カウンセラーの先生はどうやって心を保っているのかすごく知りたかった。
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プロ視線でありながら、カジュアルな書き方なので読みやすかった。 特にマインドフルネスについては目からウロコだった。今まで、決まった時間を作って正しくやらねばと思い込んで、結局できていなかった。でも実際はもっとカジュアルで大丈夫だと、この本のおかげで思えるようになった。食事や待ち...
プロ視線でありながら、カジュアルな書き方なので読みやすかった。 特にマインドフルネスについては目からウロコだった。今まで、決まった時間を作って正しくやらねばと思い込んで、結局できていなかった。でも実際はもっとカジュアルで大丈夫だと、この本のおかげで思えるようになった。食事や待ち時間や散歩など、ふとした瞬間に意識してみたい。
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伊藤絵美さんの著作は心に沁みる。 認知心理学で有名な作者。これまでにも数冊読んでいるが、本書は患者を診るカウンセラー視点ではなく、ご自身を被験者として言語化した本だ。ある意味で伝記でもある。 自信の体験なので遠慮がない。語る言葉も平易でキレが良い。友達と話しているような分かりやす...
伊藤絵美さんの著作は心に沁みる。 認知心理学で有名な作者。これまでにも数冊読んでいるが、本書は患者を診るカウンセラー視点ではなく、ご自身を被験者として言語化した本だ。ある意味で伝記でもある。 自信の体験なので遠慮がない。語る言葉も平易でキレが良い。友達と話しているような分かりやすさがある。 認知心理学の本は何冊も読んだが、感覚的にもっとも掴みやすい本だった。 自動思考を観察する、という行為は、自分のことを「他人事」として捉えることなのかもしれない。ある意味で「無責任」になることであり、「お客さん」として世界にかかわることなのだ。 自分を【観察】すること。 それがマインドフルネスなのかもしれない。 <アンダーライン> ★★★自動思考の特徴は「生々しい」ということ ★★★★★「生々しい」=「活きが良い」 ★★★★★自動思考に罪はない ★★★「そう感じちゃった」 ★★★自動思考を観察することはエンターテインメント ★★★★★精神症状とは自己防衛の副産物。生きてストレスを浴びるたびに精神症状は産出されるのだから、精神症状とはウンコのようなもの ★★★★★自動思考はウンコなのだから「今日も大量に出ちゃったな」が正しい ★★★★★評価しない、ジャッジしない、「ふーん」と受け止める ★★★★★快も不快も判断しない ★★★★痛みはただの痛みでしかない ★★★呼吸と戯れる ★★★★認知再構成法 「自動思考」と「助ける思考」の対話。 「なんで私が人の悪意を引き受けねばならないの?」
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個人的なライフストーリーと共に心理の療法の考え方や解説があって、とてもわかりやすかったです。著者がカウンセラーでなかったら、大変な人生だったろうと思うけど、大変な人生だからカウンセラーという職業になってるのかもと思いました。認知再構成法と問題解決法は、わかりやすくて参考になります...
個人的なライフストーリーと共に心理の療法の考え方や解説があって、とてもわかりやすかったです。著者がカウンセラーでなかったら、大変な人生だったろうと思うけど、大変な人生だからカウンセラーという職業になってるのかもと思いました。認知再構成法と問題解決法は、わかりやすくて参考になります。 自動思考は、否定しないで認めようって思えただけでも、自分自身にとってよかったです。
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カウンセラーになるまで、そしてカウンセラーになってから、家庭環境…カウンセラーと言う立場から誰かの助けになればと思いやりを持って書いてくださっていることが感じ取れます。 マインドフルネスも認知行動療法も知っていますが、もっと簡単で何も感じないような魔法があるのではないかと考えてし...
カウンセラーになるまで、そしてカウンセラーになってから、家庭環境…カウンセラーと言う立場から誰かの助けになればと思いやりを持って書いてくださっていることが感じ取れます。 マインドフルネスも認知行動療法も知っていますが、もっと簡単で何も感じないような魔法があるのではないかと考えてしまいます。 人生は決して簡単ではなく、忘れることも向き合うことも自分を認めることも、全て自分でコントロールする必要があるとこの本を読んで実感しました。 著者の生い立ちの中には、大変なことがあったり、それでも前向きにカウンセラーを続ける著者にエールを送りたいなと思いました。
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軽いノリの本かと思って読み始めました。同作者の「セルフケアの道具箱」がそんな感じだったので。したら、作者の過去やらスキーマなどが赤裸々に記されていて、かなりの読み応え。自動思考を「うんこ」に例える方法はなるほど、実践してみよう!と思わされました。
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★マインドフルネスの定義 今、この瞬間の自分の体験に、評価や判断をすることなく、注意をむけ、ありのままの気付きを受け止める ★認知行動療法・問題解決法 ①何が問題か、を理解する ②解決策をイメージする ③解決法を実行する ④結果を検証する 自分自身の人生を自分らしく主体的に生き...
★マインドフルネスの定義 今、この瞬間の自分の体験に、評価や判断をすることなく、注意をむけ、ありのままの気付きを受け止める ★認知行動療法・問題解決法 ①何が問題か、を理解する ②解決策をイメージする ③解決法を実行する ④結果を検証する 自分自身の人生を自分らしく主体的に生きるための思想であり技術。 ★認知再構成法 認知焦点を当てた「思い直し」の技法 ★スキーマ療法 チャイルドモード(自分の本当の気持ち)を大事に生きる
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認知行動療法を実践している尊敬する著者が自分に対しても心理療法を実践していることが赤裸々に書かれていて、とても良かったです。家族の自己開示は書くことができて癒しになったし乗り越えたのだろうと感じました。認知行動療法を実践してるのに、なぜうつになってしまったのか不思議に感じていたけ...
認知行動療法を実践している尊敬する著者が自分に対しても心理療法を実践していることが赤裸々に書かれていて、とても良かったです。家族の自己開示は書くことができて癒しになったし乗り越えたのだろうと感じました。認知行動療法を実践してるのに、なぜうつになってしまったのか不思議に感じていたけれど、本書を読むことで納得できました。
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