海神の娘 の商品レビュー
後宮の烏が好きだったので手に取った。 短編集とは思わずにいたのでびっくり。楽しく読めたけれど一つ一つのお話をもっとじっくりと読みたい気分ではあります。
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『海神の娘』は『後宮の烏』のスピンオフ作品。『後宮の烏』の世界の南方、島国、花勒・花陀・雨果・沙文の国主と海神の娘との婚姻譚。 『後宮の烏』に登場した国々の話が読みたかった私にとって待望の物語です! 『後宮の烏』では烏連娘娘に、『海神の娘』では海神に、それぞれ娘たちが選ばれる...
『海神の娘』は『後宮の烏』のスピンオフ作品。『後宮の烏』の世界の南方、島国、花勒・花陀・雨果・沙文の国主と海神の娘との婚姻譚。 『後宮の烏』に登場した国々の話が読みたかった私にとって待望の物語です! 『後宮の烏』では烏連娘娘に、『海神の娘』では海神に、それぞれ娘たちが選ばれることで、彼女たちは特殊能力を与えられ、過酷な運命に巻き込まれます。 しかし、海神の加護を受けるからといって、すべて上手くいくわけではありません。人を呪う海神の娘や、妻を惨殺する暴君なども存在します。 海神の気まぐれで選ばれたとしても、そこに根を張り、自らが苦心して人生を切り開かないといけないのです。
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後宮の烏と同じ世界の別の国の物語ということで興味を持って読んだ。 今回の舞台は、海神たる蛇神の抜け殻からできたという島々。つまり海神のもつ島々である。そして、それらの島々から海神によって選ばれた娘たちは、「海神の娘」と言われ、それぞれの島を治める領主のもとへ嫁ぐ。その「海神の娘」を娶ることで、領主は海神の加護を得て、その島は繁栄するといわれている。そして、その海神の声を聞くのはただ一人、霊子という名の巫女王だけであり、娘たちも、島に連れてこられた時と、宣託を受けて島を出ていく時にしか姿を見ることはできない。 長編の小説と思っていたら、島々の領主に嫁いだ海神娘たちの短編集だった。 また、娘たちは、最初から海神の娘として生をなしたのではなく、裕福な家庭の娘もいれば、罪人や、貧しい家の娘もいた。ある日、使者ががやってきて、海神の娘に選ばれたと海神の島へ連れていかれ、そこで領主に嫁ぐ宣託が下されるまで、巫女として過ごすのだ。 彼女たちを娶ると、その島は繁栄するとその宣託は守られているが、繁栄するばかりではない。時に無残な死を遂げる娘もいる。もちろん海神の相応の報いは受けているが。 海神の娘も、もとはと言えばいろいろな環境で育ってきた人間ということもあり、領主の妻となることで彼女たち自身も成長していっているように思う。ただ、海神は、悪い蛇神ではないが、海神の娘たちの幸せを願ってはいるものの、彼女たちの思いを理解できないこともあるらしい。まだ謎な部分もあるが、やっぱり面白い。 これから、どんな物語展開になるのか、2冊目が楽しみ。
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面白かった! 海神と巫女王が存在し、神託が下って、島々の領主とその妻となる海神の娘が選ばれる、短編連作。 最終話で、海神・海神の娘とは、の疑問に迫る盛り上がりも楽しかったです。 海神と巫女王の因縁も知りたい。
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今年のミステリーカーニバルで白川紺子さんからサインを頂いたもの。 海神(わだつみ)が支配する異世界が舞台。人は海上に点在する島に住み,区域によって領主という君主に治められている。君主は海神が託宣と言う形で選任し,海神が各地から集めた若い女性(海神の娘)を君主の妻として送り込むとい...
今年のミステリーカーニバルで白川紺子さんからサインを頂いたもの。 海神(わだつみ)が支配する異世界が舞台。人は海上に点在する島に住み,区域によって領主という君主に治められている。君主は海神が託宣と言う形で選任し,海神が各地から集めた若い女性(海神の娘)を君主の妻として送り込むという世界。てっきりこの異世界を舞台にして壮大なファンタジーが描かれるのかと思いきや,各国(領)の君主と送り込まれた海神の娘を取り巻く話の連作短編集であった。それぞれが膨らませれば各領を中心とした大河ドラマにもなりそうで,短編で済ませてしまうのはもったいないような感じ。
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オムニバスだった。1話の内容が濃くて、1話だけで1冊になるだろうに、と思うけれど、サラッと終わるのもまた粋な感じがする。 いつか後宮の烏と話が混じり合わないかしら、と期待。
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「鯨面の妃」 罪を犯したのは誰。 その一生が幸か不幸か知るのは本人のみだが、複雑な心境を知ってしまうと他人からは答えに困るだろうな。 「丹の島の死人姫」 助かってしまった。 誰一人とて付き添い人がいなかったのであれば、逃げ出してもバレることはなく生きていけたのではないか。 「...
「鯨面の妃」 罪を犯したのは誰。 その一生が幸か不幸か知るのは本人のみだが、複雑な心境を知ってしまうと他人からは答えに困るだろうな。 「丹の島の死人姫」 助かってしまった。 誰一人とて付き添い人がいなかったのであれば、逃げ出してもバレることはなく生きていけたのではないか。 「黄金の窟」 過去として語る事。 何も分からない頃からいたのであれば、自身の意思とは関係なく生きるために仕方がなかったとも言えるな。 「稟と蕙」 選ばれた二人には。 戻りたかった場所とは違う結果ではあったが、共に暮らした日々や嫁いだ後も不幸せではなかっただろうな。
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Tさんのおすすめ。 美しい話だ。 海神たる蛇神の抜け殻でできたと言われている島々は、 海神の島々だった。 巫女王は巫女たちと共に小島に住み、 ただひとり海神の声を聞くことができた。 海神は島々の領主を決め、巫女の中からその妻を選んだ。 巫女たち、海神の娘は大きな力は持っていない。 人から見えなくなる霧を使えたり、 あたったりはずれたりする夢を見たり、 亡霊を祓えたりとわずかな力を海神から分けられている。 だが、海神の娘たちも人の子、それぞれの生い立ちと気持ちを抱えて島へ渡る。 陰謀で処刑された家の娘だったり、奴隷だったり、 炭鉱に住み着いた盗賊にさらわれた娘だったり。 海神の娘たちがそれぞれの領主である夫と、 気持ちを寄せ合って幸せになる話。 美しかった。
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島が連なるその地域では、海神とその託宣を伝える巫女王への信仰が篤い。島々の次の領主は、託宣により選ばれる。その妻は、他の世界から隔絶されて巫女王の下で養育された「海神の娘」の中から、やはり託宣により選ばれる。しかし、彼女たちは、元はどこかの島で普通に暮らしていた少女であって、海神...
島が連なるその地域では、海神とその託宣を伝える巫女王への信仰が篤い。島々の次の領主は、託宣により選ばれる。その妻は、他の世界から隔絶されて巫女王の下で養育された「海神の娘」の中から、やはり託宣により選ばれる。しかし、彼女たちは、元はどこかの島で普通に暮らしていた少女であって、海神の娘となるのも、また託宣によるもの。貧しい家の者、悲惨な環境にあった者、愛情に包まれて暮らしてきた者、その出自も様々だ。 三男でありながら領主となった男に、先代が罪に落とし粛清した名家の直系の娘が、「海神の娘」として嫁ぐ。
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なるほど、短篇集でした。 黒烏と同じ世界観ということで読み始めましたが、同じ舞台ですが登場人物は重ならず。 懐かしのあの地図。 銀髪の一族についての描写がちらっとだけあった。 話はまったく続きものではないのですが楽しめました。 ただ烏から読んでないひとにはもしかしたらものた...
なるほど、短篇集でした。 黒烏と同じ世界観ということで読み始めましたが、同じ舞台ですが登場人物は重ならず。 懐かしのあの地図。 銀髪の一族についての描写がちらっとだけあった。 話はまったく続きものではないのですが楽しめました。 ただ烏から読んでないひとにはもしかしたらものたりないのでは。 他の方も書いてましたがそれぞれ違う出版社から同じ世界観の違うシリーズがでたのはすごいですね。 帯でそれぞれが宣伝してるのもすごい。 次巻が出るようなので楽しみに読みます。
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