梅雨物語 の商品レビュー

貴志祐介(著者)

2023/11/05

2023.11.05

とっても楽しみにしてたのに、また裏切られた気持ち。 …。
もうこの先、夢中になって貪るように読める貴志先生の新作は読めないのかな…
今作もうーん…微妙。1ヶ月かかってやっっっっと読み終えられた。

「皐月闇」
わりとサクッと読めた。短歌の解説がこじつけすぎて…。小説だけどそんなんわかるわけなくない？とツッコミながら読んだ。

「ぼくとう奇談」
花魁たちが蝶。最後の虫の描写が非常に気持ち悪い。

「くさびら」
キノコの描写がくどい…。ストーリーは単純。猪口花の山伏の祈祷のシーン…いらなくない？

2023/10/26

続きがとんどん気になる作品で読んでて楽しかったんだけど、
なにより自分の知識のなさを実感するというか、色々知りたくなる。
狂言とか、菌類の世界とか、季語とか、記憶のこととか。

2024/01/29

めちゃくちゃ面白い….！驚愕クオリティ。

3篇それぞれが種類の違う妖しさを放ち、鳥肌でした。
話の作り方、文章が上手すぎる…。

2023/10/14

俳句の解釈の違いやアルツハイマーの人への復讐の仕方など驚きと恐怖が共存していて面白かった。最後の親子愛がキノコの胞子となり犯人逮捕のきっかけになったのは驚かせれました

2023/10/12

薄気味悪い短編集。
俳句、蝶、きのこと全く違うテーマの三編。
それぞれ専門的な内容もあり、知識の豊富さが感じられた。
虫が苦手なこともあり、蝶が出てくる｢ぼくとう忌憚｣が気持ち悪くて怖かった。
内容的には｢皐月闇｣が一番好みかな。
今夜は悪い夢を見そうだ…。

2023/10/07

俳句、遊郭？、キノコ類
それぞれのテーマで描かれた短編ミステリというかホラーというか。専門的な描写は読み辛いところも少々。

2023/10/06

謎解きの後に恐怖｡
皐月闇:俳句に隠された秘密｡
ぼくとう奇譚:遊び人が見る黒い蝶の夢｡
くさびら:狂言｢くさびら｣(庭に茸)を元に血生臭い事件が絡む｡

2023/10/01

梅雨の時期のような薄暗さがずっと続いているような三篇を収録した本でした。
どのお話も予想外の展開が待っていました。
私には表現や漢字が難しく感じ、ストーリーをしっかり理解できている自信はありませんが、それでも面白かったと思っています。
でも読み終わっても全然スッキリしない笑
最後ちょっとウルっとはきましたけど、怖いというよりはモヤっとしたっていう印象です笑

2023/09/30

梅雨のじめじめした湿度の3編。"皐月闇"が特に引き込まれて読む手が止まらなかった。罪を隠すこととそれを突き詰めること、相反する立場がじっとりと対峙する後味の悪さも本作の魅力かと思う。

2023/09/30

怖いというか不気味な話が三篇。
もう冒頭から嫌な予感しかない。
この先にどんな結末が待ち受けているのか、戦々恐々としながら読み進めた。
中でも『ぼくとう奇譚』が嫌だ。
虫が苦手なのもあり、全身がぞわぞわして読むのを止めたくなる。
結局、最後まで読んでしまったけど夢に出そうだな。