戦争とデータ 死者はいかに数値となったか の商品レビュー
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近代の戦争においてその規模、被害を示す死者数を各国がどう収集し、開示してきたかを追っている。 筆者は「戦死者数のカウントの仕方の歴史」を淡々と語っている。サブタイトルの「死者はいかに数値となったか」の通り、各国の思惑や世界情勢でその数値は変化し、そして実態は戦争という性質上、掴...
近代の戦争においてその規模、被害を示す死者数を各国がどう収集し、開示してきたかを追っている。 筆者は「戦死者数のカウントの仕方の歴史」を淡々と語っている。サブタイトルの「死者はいかに数値となったか」の通り、各国の思惑や世界情勢でその数値は変化し、そして実態は戦争という性質上、掴みづらい。 戦争が大規模化していく過程で様々な法や協定が作られてきたが当事者、特に大国の都合で、理念通りに機能しているとは言い難い現実も述べられている。 戦争の歴史を追った本は多いが、死者のカウントの仕方に的を定めた本は珍しい。情報の出し方という意味で、各国の事情がよく見えてくる。
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1960年代以降のベトナム戦争や、その後の旧ユーゴ紛争、そして21世紀のシリア内戦、ウクライナ戦争と、絶え間なく発生する戦争のデータが、どのように算出されるようになったか、その歴史、変遷を紹介する。 データ化されることで、見えてくることと、見えなくなることを見せてくれるのかと期待したが、データがどのような団体により集計されるようになったか、データはどのように生成されるかの構造を分析していく。ちょっと、期待してた内容とは異なったか。 ただ、こうした地道な努力が、やがて大きな蓄積となって、未来予想に資する、まさにデータベースとなっていくのだろう。 だが、そうなると、 「一人の人間の死は悲劇だが、100万人の死はもはや統計である」 といった、冷たい物言いが、ますます幅をきかせることになり、かけがえのない命の重みが伝わりにくくなることは必至。 そうならないようにする試みは、この本の範疇ではないのだろう。別の本を当たるとしよう。
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200年に及ぶ戦争の歴史を辿り、主権国家から国際的ネットワークが統計学や法医学の知見から算出する世界を描く。もう一つの戦争史
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