縁切り上等！ の商品レビュー

新川帆立(著者)

2023/10/07

おっとりとしているようで、やるときはやる弁護士の紬先生。
なるほどと思わせる痛快なところと、周囲とのほんわかした関係もなかなかおもしろかったです。

2023/10/06

北鎌倉の縁切寺の娘。そして離婚弁護士。
なるほど～～～いいですね。
悲しむ女性を昔から見てるから結婚願望無いですよね。
弁護士の話も面白いのですが、
専属の探偵として雇われている出雲との関係が気になるところ。

あと聡美さんが後半はバリバリに働いてるのがとっても嬉しい。

2023/09/27

おもしろかった。

ドラマになった元彼の遺言状のあと、同じ事務所の女性弁護士の本を読んで良かったので、目についた新刊をを手に取った。

今回は事件などは無く、ひたすら女性離婚弁護士の話であるが、前の本に感じたバタバタ間も無くとても良かった。

弁護士の紬先生も良かったけど、聡美さんと、聡美さんの別れる夫の亮介の最悪っぷりもなかなかだった。

2023/09/26

北鎌倉の縁切寺の隣に事務所を構える離婚問題専門の弁護士という設定や主人公松岡紬のキャラクターがいい。

離婚にまつわる養育権や慰謝料といった事柄や、離婚の背景となった関係性に快刀乱麻と斬り込む一方で、実際の法の運用に則した決着に落とし込み、現実離れさせない。

紬周辺の人間関係もまだまだ深堀りできそうで、シリーズ化の期待大だが、マンネリ化させない工夫は大変そう。

2023/09/19

新川先生、ほんと色んな設定を思いつくなあ！
いい人生にしていくため結婚するのに、悪縁に成り果ててしまう。悪縁をリセットして、そっからまた生きていかなあかん。離婚って本当に大変。子供のこと、お金のことここまできっちりしてくれたら、生き直せる。

2023/09/17

離婚を扱う弁護士の事件簿てきな短編連作集。切れ味鋭い展開は相変わらずの新川さん節。探偵として登場する”出雲”は、様々な作品（他作者も含めて）の登場人物の男性とどこか似た境遇で切なくなるような。

2023/09/17

テーマは重いが後味の悪さなどはあまり感じず、法律や結婚などに詳しくなくても読みやすい文体とテンポで面白かった。

2023/09/17

切りたい縁だけスパッと切る!がモットーの離婚専門弁護士·松岡紬の案件の数々。本作の最初の依頼人で、その後事務員になった聡美や、紬の幼馴染で専属探偵の出雲の目線で、離婚にまつわるあれこれや、人としての生き方に関わるあれこれが描かれる。ときに痛快、ときにハートウォームな一冊。

2023/09/17

縁きりで名高い東衛寺の娘である松岡紬は、離婚を専門にする弁護士。彼女のもとには離婚に悩むさまざまな依頼人が訪れる。悲喜交々の人間ドラマを描いた連作短編集です。
本当に、離婚に関わるあれやこれやは厄介で面倒なものが多く、だったらそもそも結婚なんてしなけりゃいいのに、と思ってしまいます。そのあたり、紬の気持ちはわかるなあ。別々の人間が共に暮らすためには理解と妥協が必要なのだけれど、どうしても譲歩できない部分があったり、我慢にも限界が来てしまったり。そんなときにすぱっと縁を切る手伝いをしてくれる紬はとても頼もしくて、すっきりしました。彼女自身が抱える問題もあるけれど、それでも心強い理解者がいてくれるのは素敵です。
お気に入りには第三話。夫の定年退職を目前にしながらも、即離婚したいと訴える女性。彼女の真意はどこにあったのか……彼女のやり方はしたたかであるし、非難する人もいるだろうけれど。彼女自身を守るだけでもなかったのだなあ、というところに少し救いを感じました。

2023/09/16

新シリーズ？も面白かった！
帆立さんの小説はやっぱり読みやすい。
離婚の理由は人それぞれ。いろんなカタチがありますな。お金が理由で離婚出来ないと悩むよりも、法律の力を借りて、この先少しでも明るく楽しい人生が送れるようにちょっとでも出来ることを考えたいなぁ。
新しい人生を進もうとしてる人に、元気よく背中を押してくれるそんな小説でした。
続編があるといいなぁ。