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怪物の町 の商品レビュー

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32件のお客様レビュー

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2025/02/01

人は見たいようにしか世界を見ていない。確かにそうだなと思い、結末にはゾクっとした。 色々伏線や気になるものが回収されずに終わったのは少しモヤモヤ。

Posted byブクログ

2025/01/13

塾の帰りに興味本心で殺人を目撃してしまった高校生の主人公と既のところで主人公の危機を救った「先輩」と呼ばれる大学生の2人が街の人々を観察する話。 殺人という怖さ、そして途中からエピローグにかけてのバイアスという恐さの両面を味わうことができる。今まで読んだ中でも恐怖感が強い作品で...

塾の帰りに興味本心で殺人を目撃してしまった高校生の主人公と既のところで主人公の危機を救った「先輩」と呼ばれる大学生の2人が街の人々を観察する話。 殺人という怖さ、そして途中からエピローグにかけてのバイアスという恐さの両面を味わうことができる。今まで読んだ中でも恐怖感が強い作品でした。 ニコニコしている隣人も人殺しかもしれない、そういう疑いの目を備えると全てがそう見えてくる。今までと全く違う世界になってしまう。そういうフィルターのようなものは誰しもが持っているのだと思い、事実なんて見る人によって変わるのだということを再認知しました。

Posted byブクログ

2024/12/28

あかね町に引越してきた主人公が、ふとしたきっかけで殺人を目撃してしまう。 この町では、いたるところで殺人が起きており、みな見て見ぬふりをしていると聞かされた主人公は正義感と興味心から町の謎解明に乗り出すが、その過程で危険に身を晒すことになる...。 自らの身を危険に晒してまで正...

あかね町に引越してきた主人公が、ふとしたきっかけで殺人を目撃してしまう。 この町では、いたるところで殺人が起きており、みな見て見ぬふりをしていると聞かされた主人公は正義感と興味心から町の謎解明に乗り出すが、その過程で危険に身を晒すことになる...。 自らの身を危険に晒してまで正しい行動を貫くのか、見て見ぬふりをして平凡に暮らすのかというのが1つテーマとしてあると感じた。 この本を呼んで頭に浮かんだのは、学校でのいじめだ。 いじめがあるとよく、傍観していた人もいじめていたのと同じだと言われるが、自らに火の粉が降りかかるかもしれないのに、正しい行動をとれる人はどれだけいるだろうか。 正しい行動なのだと頭ではわかっていても、行動に移すのは、なかなか難しい。 正義感と、その後に自らに降りかかるであろう火の粉、両者を天秤にかけて、折り合いをつけて生きていくのが、良くも悪くも大人になるということなのかもしれない。

Posted byブクログ

2024/11/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

あかね町に引っ越してきたばかりの高校生・辻浦良太は夜の公園で殺人を目撃した。そこで出会った女性「先輩」に信じがたい話を聞く。あかね町では殺人事件が日常的に起きているが、死体が見つからないので事件にならない。通報すると報復にあい、命を狙われる。住人たちは見てみぬふりをしている。話を聞いてから街ゆく人々に対して殺人の気配とも言うべき違和感を感じられて仕方がない。良太は同じよう殺人を警戒する先輩と親しくなっていくが、ある日先輩が姿を消し…。 殺人者だらけの町という特殊すぎる設定。受賞作の『怪物の木こり』もだいぶ特殊な設定の主人公だったけれど、今回はそれを上回ると思った。後半、良太が危険を顧みず姿を消した先輩を探す展開はハラハラしたが、結末が今ひとつ微妙。 前作よりよかったと書いてる方もいたけど、個人的には『怪物の木こり』の方が面白く感じたかなぁ。

Posted byブクログ

2024/10/28

前作の「怪物の木こり」よりは面白く読めたかなぁ 設定は面白い、伏線や、モヤモヤさせるひきのラストもよい。 なのに、なんかオシイんよ。 この方の作品、前作の「怪物の木こり」もそうだけど、設定は抜群に面白いのに、細かいストーリーがその面白さに追い付いてない感じがするんよ。うう…な...

前作の「怪物の木こり」よりは面白く読めたかなぁ 設定は面白い、伏線や、モヤモヤさせるひきのラストもよい。 なのに、なんかオシイんよ。 この方の作品、前作の「怪物の木こり」もそうだけど、設定は抜群に面白いのに、細かいストーリーがその面白さに追い付いてない感じがするんよ。うう…なんかホント勿体無い。 なんというか…主人公の良太があまりにもポンコツで読んでてしんどかったり あかね町だけ殺人者が多いとして、 そしてそれが統計のデータでも推察されるレベルとして(人口あたりの「発覚した」殺人事件数すら多いとか)、 そんな地域が「治安が~」とかいって多少の世間の耳目をも集めてない風なのは、 いかに正常性バイアスなんかで語ったとしてもさすがにお粗末に感じるとか 最後の方で、あかね町に限らず、実は殺人って全国そこかしこで行われてるかもよ?(あなたが気づこうとしてないだけで……) みたいなことを示唆する表現がでてくるんだけど、 それが作中の、「意識をむけると、あかね町ではやたら殺人を連想させる出来事が起こっている」とする表現と、矛盾を感じ 「はぁ…」となって白けちゃうとか (あぁ、うまくまとめれない) フィクションだから良いじゃん、と言ってしまえばそれまでなんだけど…そういう引っ掛かる事象があると、とたんに作品の魅力が半減して感じてしまうんよなぁ なんか、なんか、細かいところが行き届いてない感じがする でも、前作よりは個人的には格段に面白く感じたので、次回作も読んでみる、かも。 大本の設定がいつも面白いので、捨てきれないんよな

Posted byブクログ

2024/09/22

『怪物の木こり』に続く第二弾。 あかね町には、人殺しが沢山いて、至る所で人が殺されている... 果たして、これは夢か真実か? 奇妙な町を舞台にしたミステリーです。

Posted byブクログ

2024/08/12

読みやすくて、サクサク読めた。 はじめは、おもしろくなりそうな展開だったけど、ラスト、終わり方がモヤっとするなぁ。

Posted byブクログ

2024/05/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

続編かと思ったら、「怪物の木こり」とは関係なく別の話。 殺人が普通に行われている町に引っ越してきた主人公が、恐ろしい殺人現場に遭遇する。 ゴミ袋おばさんのくだりにハラハラした。

Posted byブクログ

2024/03/18

妄想なのか現実なのか、読みながら考えさせられるストーリー。然しながら終盤には一定の結末もあり、なかなか読み応えがあった。

Posted byブクログ

2024/03/02

手頃なボリュームの1冊。ストーリーや人物すべてが謎なんだけどグロい描写や痛々しい描写は鮮明。苦手な人は注意かも。主人公が他人の行動や意見に簡単に流されてしまうのが少し不自然…。

Posted byブクログ