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ベスト・エッセイ(2023) の商品レビュー

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28件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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2023/08/21

 息子は紙に、大きな「0」を書いた。そして、「人間の顔も0の形だよね。地球もそうだ」「ゼロは、地球を作ってもいるし、数は地球を作ってるんだよ!数がなかったら、ものもないんだよ!」/森田真生・さいごのかずは(P.91) 生きるということは、生き残っているということだ。持ち時間が、...

 息子は紙に、大きな「0」を書いた。そして、「人間の顔も0の形だよね。地球もそうだ」「ゼロは、地球を作ってもいるし、数は地球を作ってるんだよ!数がなかったら、ものもないんだよ!」/森田真生・さいごのかずは(P.91) 生きるということは、生き残っているということだ。持ち時間が、音を立てて少なくなってゆく。/田中慎弥 生き残った者として(P.109)  以上、心に残った文を引用した。 多種多彩な75人に及ぶエッセイ集。 本書の編纂委員の角田光代氏、三浦しをん氏の作品もまた味わい深い。

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2023/08/15

これだけたくさんの作家さんのエッセイが一度に読めるのは、やっぱりお得な気分。 顔ぶれも毎年少しずつ違うので、読んだことのない作家さんを知るきっかけにもなっている。 今回は小川哲さん、髙田都さん、乗代雄介さん、三浦しをんさんが印象的だった。

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2023/08/14

岸本佐知子/栗 内澤旬子/どう考えてもおかしい 綿矢りさ/野菜が甘い 大辻隆弘/漕代駅 乗代雄介/教えてあげたい 稲垣栄洋/雨が降るって本当に不思議です。えっ、不思議じゃありませんか? が◎

Posted byブクログ

2023/08/05

2023年発行、光村図書出版の単行本。75編。残念なことに今はエッセイをゆっくり読める精神状態ではなく、少し走り読み気味になってしまった。ただそれでも興味深い話が多くて楽しい。もっとも執筆者の半数以上は見覚えがない人である。 執筆者:きたやまおさむ、三崎亜記、上田岳弘、鈴木伸一...

2023年発行、光村図書出版の単行本。75編。残念なことに今はエッセイをゆっくり読める精神状態ではなく、少し走り読み気味になってしまった。ただそれでも興味深い話が多くて楽しい。もっとも執筆者の半数以上は見覚えがない人である。 執筆者:きたやまおさむ、三崎亜記、上田岳弘、鈴木伸一、平松洋子、赤木明登、黒井千次、石田夏穂、沢木耕太郎、鎌田裕樹、松尾スズキ、今井真実、小川哲、細馬宏通、川添愛、浅田次郎、鯨庭、藤原麻里菜、森田真生、秋田麻早子、佐藤洋二郎、ブレイディみかこ、佐伯一麦、田中慎弥、酒井順子、七尾旅人、荒俣宏、服部文祥、内田春菊、青来有一、小池昌代、久栖博季、柚木麻子、宮田珠己、篠弘、阿川佐和子、柴田一成、古川真人、磯野真穂、沢野ひとし、山内マリコ、細川護煕、藤原智美、神林長平、高田郁、本田秀夫、村田あやこ、佐藤利明、 執筆者(続き):村田喜代子、稲垣栄洋、平岡直子、穂村弘、茂山千之丞、岸本佐知子、夢枕獏、大辻隆弘、関田育子、乗代雄介、須藤一成、小池真理子、郷原宏、桐野夏生、中山祐次郎、武田砂鉄、綿矢りさ、内澤旬子、杉本昌隆、大道珠貴、奥泉光、藤沢周、林真理子、堀江敏幸、三浦しをん、町田康、角田光代、

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2023/08/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

様々なところに掲載されたエッセイから選ばれた珠玉の作品達を集めたもの。今、を表しているポストコロナ、メタバースなどから、亡くなった方への追悼のエッセイが並んでいる。  いしだ・かほさんのWeb会議のところは視点が面白い。以前は業務中にイヤホンをしようものなら音楽聴きながら仕事すんな、と言われていたが、今や逆であいつ忙しいなというサインになる。誰からも話しかけられたくないので、会議中でなくともイヤホンをするようになった。伊達メガネではなく、伊達イヤホン。  沢木さんの、旅をちょっとスリリングに、食べログとかのランキングで店に行っちゃわないように。感性とか、直感を信じて行ったお店が美味しかった時の幸せも旅の一つ。  小川哲さんの小説も読んだばかりだったので、驚いた。SFとかミステリ作家としての印象だけど、戦争とは未来の架空の話とか、過去の歴史で理解できない話、なぜなら日本人は昔は獰猛で、負けるのがわかっていても戦ったのか。いや、実は、日本は戦争をした、という言葉を我々は戦争をした、に置き換えないといけない。僕たちは戦争をしたんだとしたら、自分なりに戦争を捉えることができる。  藤原麻里奈さんはユーチューバー系のようだ。松下幸之助さんの名言、お互いにもう少し謙虚で寛容でありたい、少し勇気を持ちたい。そして、すべてのものが人が、時と処を得て、その本来の値打ちが生かされるように努めたいものであると。孤独を避けるために、忙しくするのではなくて、忙しく楽しい、自分にとって意義あることをやっていきたい。そして、それがある人やものの将来に少しバリューアッドできれば嬉しい。そんなふうに考えているから、ちょっとホッとする言葉だった。  フェミニズムや階級社会の問題で名著を残したブレイディさん、ジェンダーギャップを縮める本を出版している会社が女性にお茶汲みやらせているのはどうなの?と。アメリカでは、レセプションとは会社の顔であり、お金を払ってプロフェッショナルとしてやってもらっている。そのレベルの高さが、会社の印象を直接形作るからだ。  本書のコラムにも、内田春菊さんの、相手の話をちゃんと聞かないで、自分の話をする男、が出てくる。もはや、聞き飽きるくらい出てくるので流行っているんだろうけれど今まで男と女が別の社会を生きてきたのに、そこに境目を取ろうとしているからこそなのだろうか、本で今までみたことないくらい少なかったと思うけど、というかおそらく男同士の会話でそこが違和感とならないからなのか、この手の話が目につく。おそらく女性の方も、男はそういうものだから、気をつけないとと思っているので、余計に目につく赤い車理論もあろう。  栗に文句をつけた挙句に、ウニにまで八つ当たりする。こういうのはさすがとしか言えない。日常に少し明かりが灯る、そんな素敵なエッセイが好きだ。

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2023/08/03

よくもこんなエッセイを一冊にまとめられたものです。作家じゃない人のもいくつもある。と思って感心していたら、もう何年も前から毎年出版されているのですね。すごいことです。

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2023/07/09

星3.5 昨年は時代の暗さなどと相まって「この著者他にエッセイ出してないのかな?」と調べることすらできなかった(個人的にひっかからなかった)。今年も、その点についてはあまり見られなかったが、共通の話題が見られたりそこのひかくを楽しむことができた。

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2023/06/26

毎年出版されているのを本書経由で知った。いろんな人のエッセイがつまっているのは話題も千差万別で面白そう。時事の話題もあるだろうし、最新の本書を読んでみたい #ベスト・エッセイ2023 #角田光代、他 23/6/26出版 #読書好きな人と繋がりたい #読書 #本好き #読みたい...

毎年出版されているのを本書経由で知った。いろんな人のエッセイがつまっているのは話題も千差万別で面白そう。時事の話題もあるだろうし、最新の本書を読んでみたい #ベスト・エッセイ2023 #角田光代、他 23/6/26出版 #読書好きな人と繋がりたい #読書 #本好き #読みたい本 https://amzn.to/3pjqiDd

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