どちらかが彼女を殺した 新装版 の商品レビュー
世田谷区立図書館 予備知識なく読んだら結末にビックリ。 犯人が書いてない! 慌てて薔薇のゴミ箱のあたりを少し読み返して、自分なりの推理をしてから袋綴じの解説を読んだけど、解説にも犯人が書いてない! 結局ネット検索して、どうやら自分の推理は間違ってなさそうだなと確認。 文庫版では...
世田谷区立図書館 予備知識なく読んだら結末にビックリ。 犯人が書いてない! 慌てて薔薇のゴミ箱のあたりを少し読み返して、自分なりの推理をしてから袋綴じの解説を読んだけど、解説にも犯人が書いてない! 結局ネット検索して、どうやら自分の推理は間違ってなさそうだなと確認。 文庫版ではある言葉が削除され、さらに難易度が増してるそう。 そうそう、加賀恭一郎シリーズなのも知らずに読んだ。 かなりコロンボ的な展開で、加賀らしいと言えば加賀らしいのかも。 しかし、時代が古い。 家電(いえでん)が当たり前、パソコンが一般には普及してないなど、20年ちょっとで生活様式が激変したことを痛感。 続編(?)の「私が彼を殺した」も区立図書館で予約しました。 今度は容疑者が3人で、さらに難易度が増すとか。 しかし、今度は最初から趣向を分かった上で読むので、当ててみせます、犯人。 細かい描写を読み落とさないことが大切。
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東野圭吾の作品は昔から好きです。 今作も面白いを超えたミステリー小説でした。 加賀シリーズはハズレがない。読んでいても「犯人はこっちじゃないか」「こいつも犯人ぽいな」と謎が氷解する度に揺れ動かされる。特にお兄さんが自力で辿り着こうとするその行為にはいくつもの鍵が眠っていていらぬ...
東野圭吾の作品は昔から好きです。 今作も面白いを超えたミステリー小説でした。 加賀シリーズはハズレがない。読んでいても「犯人はこっちじゃないか」「こいつも犯人ぽいな」と謎が氷解する度に揺れ動かされる。特にお兄さんが自力で辿り着こうとするその行為にはいくつもの鍵が眠っていていらぬ深読みをしてしまう。 これはストーリー構成が良いだけでなく、東野圭吾が作中で選ぶ言葉ひとつ一つが良い味を出している。些細な表現やあえて選ばれる言葉が最終的に謎を解明していると感じた。 記憶を無くしてもう一度読みたい作品である。
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犯人候補が二人しかいない事件について、どっちが犯人なのか、想像しながら、読む話。 話にはとても、引き込まれる。 最後に、あえて犯人を明らかにしない手法が、すっきりしないので星3つ。
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2人しか犯人候補はいないのに、こんなにも手がかりや怪しいポイントがあって、諸読では結局どちらが犯人か断定することができませんでした。 少ない登場人物だけで、こんなにも話を広げることができるのだと感動しました! ちなみに、単行本から文庫本になる際に加筆修正がなされるのは珍しいこと...
2人しか犯人候補はいないのに、こんなにも手がかりや怪しいポイントがあって、諸読では結局どちらが犯人か断定することができませんでした。 少ない登場人物だけで、こんなにも話を広げることができるのだと感動しました! ちなみに、単行本から文庫本になる際に加筆修正がなされるのは珍しいことではありませんが、本作が文庫化されるにあたっては、単行本にあった真相に関わる重要な部分が削除され、代わりに袋とじでヒントがついたとのこと。「一発で犯人を当てたい!」と思う方には単行本、「あえて難易度の高いものに挑みたい!」と思う方には文庫本が向いているかもしれません。 (私は、背伸びをして文庫本で読んでみて全く分からず…。これでネットに正解を求めるのは負けた気がして、意地になって今読み返しております。しかし、そうやって読み返したくなるのも、この本の魅力だと思い、どっぷりハマっています。)
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結局最後まで犯人がどちらかは明かされずに終わった。 ネットの考察を見て犯人がわかったが、かなり注意して読んでいないと気づかないと思う。 シリーズものらしいので、他のも読んでみたい。
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前作と比べて登場人物が少なくなり読みやすくなった、と思いきや、後半に向けての裏の裏の裏の読み合いは難しく、結局袋とじを開いて犯人を考えることになった。しかし、加賀恭一郎シリーズは面白い。
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加賀恭一郎シリーズ第三作。妹の死の真相を、発見者である兄が自身で突き止めようと警察の裏で画策する。容疑者は二人。妹のかつての交際相手か、親友か。本編では犯人が明かされない。一度読んだだけでは犯人がわからず、袋綴じを読みヒントを得て犯人がわかった。妹想いの兄が警察による真相解明を阻...
加賀恭一郎シリーズ第三作。妹の死の真相を、発見者である兄が自身で突き止めようと警察の裏で画策する。容疑者は二人。妹のかつての交際相手か、親友か。本編では犯人が明かされない。一度読んだだけでは犯人がわからず、袋綴じを読みヒントを得て犯人がわかった。妹想いの兄が警察による真相解明を阻止すべく、犯行現場である妹の部屋から証拠品を持ち出すが、加賀がじわじわと真相に近づいき、兄に迫る。二人の駆け引きは読み応えがあった。容疑者の行動は身勝手で妹が死ぬ理由などなかったように思う。
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