どちらかが彼女を殺した 新装版 の商品レビュー
“ミステリ界にケンカを売りたかった”という帯に惹かれて読む。 東野圭吾さんの作品は、読みやすく、特に本作はそれほど長かったので、サクッと読むことができた。 勉強不足だったが割と有名なシリーズものであったらしく、ただ本作は最終的に、作中では犯人が読者には特定されない。(二択まで...
“ミステリ界にケンカを売りたかった”という帯に惹かれて読む。 東野圭吾さんの作品は、読みやすく、特に本作はそれほど長かったので、サクッと読むことができた。 勉強不足だったが割と有名なシリーズものであったらしく、ただ本作は最終的に、作中では犯人が読者には特定されない。(二択までは絞られ、まさに、“どちらか”が彼女を殺した、まで) 一応、それで終わっても、物語としては成立していて、なかなか面白い趣向だなと思いつつ、できればスッキリ読了したかったなという気持ちも残る。 読後、ネタバレ考察を調べて、ようやく判明。 大好きだった元カレと、信頼していた親友と、どちらからも殺されそうになる妹の気持ちは切ない…。 それにしても皆さん頭良いな。
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さらっとミステリ。犯人はどっちだ!と考察しながら楽しめました。 加賀恭一郎シリーズ制覇したいなー。
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- ネタバレ
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東野作品、ほんとにスルスル読めるなぁ。今までわりと単発ものやガリレオシリーズを読むことが多かったので、加賀シリーズも読もうと思った。 兄・康正の復讐欲について賛否が分かれているようですが、私は最後まで「やっちまえ!」と思っていた過激派です。1番気に入ってるのは焼き鳥屋で2人が会話するシーン。漫画や他ミステリでもそうなんだけど私、ほんとに頭脳派同士の対話が好きだな 犯人当てようとして読んでないのでモヤモヤして読後はスッキリできなかったが、これはこれであり。人間として考えると確かに潤一のが殺しそう。心情面での矛盾とかについてはいずれ再読のときにでも。 『私が彼を殺した』はちゃんと推理しようか。カフェに行って紙とペンを携えての読書、うーん、ミステリオタクとしては脳汁ドバドバですね
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1995年の文庫に収録されたものの新装版ということで、再読になるのかな⁇と思いながら読んでみた。 うっすらと記憶にあるような感じだったが、加賀恭一郎シリーズが好きな自分としては、こんなラストだったことに驚いて… いや肝心なラストを全く覚えてなかったわぁとなった。 完全に記憶違い...
1995年の文庫に収録されたものの新装版ということで、再読になるのかな⁇と思いながら読んでみた。 うっすらと記憶にあるような感じだったが、加賀恭一郎シリーズが好きな自分としては、こんなラストだったことに驚いて… いや肝心なラストを全く覚えてなかったわぁとなった。 完全に記憶違いか、たんに忘れていただけなのか。 今までならもっと深みとじんわりと心を満たしてくれるものがあったはずなのだが…。と思ってしまった。 事件は、東京でOL生活を送る園子が郷里の愛知県に住む兄へ電話を入れることから始まる。 絶望感漂う声で、信じていた相手に裏切られて…という電話であり、週末に実家に帰ってくるはずなのに戻ってこずに連絡も取れなくなる。 兄の康正は、交通課の警察官であり勤務が明けた月曜日に上京し、園子の死体を発見するのである。 自殺を装っていたが妹は殺されたと確信できる手がかりがあり、ひとりで犯人を探そうとするのだが、自殺説に疑問を持つのが加賀恭一郎なのである。 兄康正が真犯人を突き止めるためにとった偽装に加えて、もともとの犯人の偽装もあり、この複雑さを極めた謎を解くのが加賀である。 犯人捜しと倒叙推理にどう決着が…。
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両親を亡くし、妹の幸せを願ってきた警察官の兄が他殺の可能性がある証拠を隠蔽してまで自分で犯人探しをする、というのがちょっと違和感ありでした。絞られた2人なのか、はたまた他に犯人がいるのかなど自分なりに推理しながら読み、ドキドキしました。
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妹の死は自殺か他殺か?誰が?どうして? 現場を偽装工作して妹を殺した犯人を自分の手で探し復讐をしようとする兄。 偽装してまで自分で犯人を見つけたいという気持ちが理解できなかったし結局復讐をしなかった兄。何がしたかったんだ? 本を切るなんてこと私には出来なくて中身を見たい欲はある...
妹の死は自殺か他殺か?誰が?どうして? 現場を偽装工作して妹を殺した犯人を自分の手で探し復讐をしようとする兄。 偽装してまで自分で犯人を見つけたいという気持ちが理解できなかったし結局復讐をしなかった兄。何がしたかったんだ? 本を切るなんてこと私には出来なくて中身を見たい欲はあるんだけど袋綴じは読めていません。 2023.07.01
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新装版をきっかけに再読しました。 加賀恭一郎シリーズ、加賀恭一郎はやはり素敵です。 東野圭吾さんのシリーズでわたしは加賀恭一郎シリーズが1番好きです。デビュー作品【放課後】から【希望の糸】まで読みきってます。 前回は犯人が分からず悶々としましたが、今回は多分理解したと思います。
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