ぼくのじしんえにっき 新装版 の商品レビュー
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子どもの頃に何度も読んだ本を、ふと思い立って再読してみました。特に覚えていなかったような箇所が今読むと心に刺さったり、本書で知ったことを何十年もずっと大切にしていたりしたので、そうした気づきを感想として記します。 まず、再読して心に刺さった箇所は、「パパは、だれのけんかだったら、くちだすんだろう?」(P6)という序盤の文です。初読時には気にも留めなかったと思いますが、実はこれが、後にたくさん出てくるけんかの場面のフラグとなっていることに、再読することで初めて気がつきました。本書は、けんかにもいろいろあるということ、そして、人間はどうしてもそれをしてしまったり、必ずしも悪いけんかばかりではなかったりするということを、学べる作品でもあったのです。 けんかについて印象的な場面があります。「給水車が、またバスていにきた。じゅんばんでもめて、すごいけんかになった。みんなでけんかになったので、とめる人がいない。」(P52) という事があり、その翌日の出来事として「じえいたいのトラックが、水をいっぱいつんで、なんだいもきていた。こんどは、へいたいさんがいっぱいいるので、だれもけんかをしなかった。」(P55)と書かれています。読後に著者のプロフィールを見ましたら、元航空自衛隊員だったとのこと。自衛隊の役割について、きっと一般人以上に考えてこられたことでしょう。その視点が作中に盛り込まれているなんて、大人になって再読しなければ気づけなかったと思います。 本書から学んだことはたくさんあります。「なさけは人のためならず」や「あいべつりく」という言葉、そして、お風呂に水を溜めておく習慣は、本書の「おばあちゃん」から初めて教わり、何十年も経った今でも、自分の価値観として染みついています。 初読時になぜ本書を手にとったのかも、何が良くて何度も繰り返し読んだのかも、覚えていません。しかし、大人の私が生き方を考えたいと思ったタイミングでふと再読してみたくなるくらい、すごい力を持った作品です。どのタイミングでもいいので、多くの方が本書と出会ってほしいと願います。
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大地震が起きた時の人間の様子を子供が日記に書いたらこうなるんだろうな。 想像以上に考えさせられた。( ̄-  ̄ ) 災害の時は心に余裕を持ってみんなで協力して...って綺麗事を考えるけど、現実は絶対そうじゃないよね。 平和なこの日常でも悲惨な事件が数え切れないほど起こってるも...
大地震が起きた時の人間の様子を子供が日記に書いたらこうなるんだろうな。 想像以上に考えさせられた。( ̄-  ̄ ) 災害の時は心に余裕を持ってみんなで協力して...って綺麗事を考えるけど、現実は絶対そうじゃないよね。 平和なこの日常でも悲惨な事件が数え切れないほど起こってるもの。。。 でもこの本の主人公のおばあちゃんみたいな人でありたい! 大地震を経験して、主人公の目指すものを読んで泣きそうになった。。。 この本一家に1冊置いておくべきじゃない?ってめっちゃ思う。忘れがちな災害対策しなきゃ。って思い起こさせてくれる大切な1冊。
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これがSFだって!?って言うくらい地震の凄さや起こった後が凄惨に描かれています。塾で被災、ガラスが飛んできてささる描写、階段で下敷きになってしまって亡くなった子供、スーパーがすごい行列、食料の奪いあい、暴動、狂犬病の恐ろしさ、まぁ、地震のすぐ後に給食が出るのはリアリティが無かったかも。 小学校とか学校は避難場所になってますからね、大概。本当の贅沢は何か、けんかについて考えさせられる作品だった。
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子供たちの推薦図書で読ませてもらう。 初版が1989年。 2023年に新装改訂版で発刊。 阪神淡路大震災、東日本大地震もまだ来ていない中 よく書かれていると思う作品でした。 小学生の主人公が絵日記帖で、日々をつづる。 1日の出来事が凝縮されており、ショートショートで読めます。 インフラが潰れ、水の大事さ。 ちょっとでも備蓄があると、強奪や略奪の危険性があること、その中、自衛隊による抑止力の大事さ。 衛生環境が整わない為、伝性病が広まり亡くなっていく。 最後に主人公がおとなになったら、 壊れない水道、消えない電気、燃えないビル 非常用の水タンクをいっぱい作ろう。 と志すのがとても良かったです。 スマートフォンやら、当時(1989年)になかったものはなくても、地震に対する向き合いかたを学べる良い一冊だと思います。
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痛々しくもリアルな表現。 まどのそばにいた豊田くんと富子ちゃんにとんできたガラスがささって血がいっぱいでたシーンとか、よごれて血だらけのパパが帰ってきたシーンとか、おとなの人たちがバットやぼうをもって、犬やねこをみんなでころしたシーンとか。
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小学校低学年の時に感想文で賞をもらった本 子どもが夏休み入るのでふと思い出して図書館で借りて久しぶりに読み返してみたら何とまあすげえ本だった 大地震で街がパニックに陥る様子が 子どもの日記という形で綴られている 地震の衝撃、避難時の混乱や二次災害、 物資の不足による暴動や略奪...
小学校低学年の時に感想文で賞をもらった本 子どもが夏休み入るのでふと思い出して図書館で借りて久しぶりに読み返してみたら何とまあすげえ本だった 大地震で街がパニックに陥る様子が 子どもの日記という形で綴られている 地震の衝撃、避難時の混乱や二次災害、 物資の不足による暴動や略奪、 蔓延する伝染病や隔離、親しい人との離別など 天災で起こりうることがたくさん書いてある 子どもの目線だから深刻な描写はなくて 起きたことや考えたことが淡々と綴られてるだけなんだけど その後日本で起きる数々の大震災を経験した今読むとなかなか胸にくるものがある本 大人にもぜひ読んで欲しい一冊
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3.4年から。防災でぜひ読みたい。自分ごとに出来ない日常を、物語で淡々と子ども目線で状況の変容を感じることができる良作。友達の死や、暴動などの周りの変化の辛い中でも、描かれるのはぼくの家族がいるという温かさ。特におばあちゃんが変わらない道義を語り実行していく姿に学ぶ。
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日本各所で起こる地震。 近い将来、大地震が襲う確率も大きいと。 私は乗り切れるのであろうか‥自信がない
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