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温かいテクノロジー の商品レビュー

4.3

27件のお客様レビュー

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2024/02/29

面白かった!!星4.5って感じ!AIの特性や共存方法、脳科学など盛りだくさんの内容を数珠繋ぎで教えてくれる。人間はエピソード記憶により、物心がつくやAIは膨大なデータを全て検証してしまうので、人間なら切り捨てて考えられる事も切り捨てられない。(故にざっくりと方向性がだせる直感が大...

面白かった!!星4.5って感じ!AIの特性や共存方法、脳科学など盛りだくさんの内容を数珠繋ぎで教えてくれる。人間はエピソード記憶により、物心がつくやAIは膨大なデータを全て検証してしまうので、人間なら切り捨てて考えられる事も切り捨てられない。(故にざっくりと方向性がだせる直感が大事)など、とても興味深い内容だとだった。前半は、作者が作ったペット型LOVOTの紹介などがメインだが、そのLOVOTの過ごしたライターの体験記は、凄くうるッとした。あぁ、本当にこの人はLOVOTを愛してたんだろうし、きっと自分もこの様に愛してしまうのはだろうなぁと本を読んで、考えたりも。 読んでよかった一冊になった。

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2024/02/27

ロボットは人間の生活を脅かす存在なのか。その1つの答えがこの本には書いてある。読了後に、ロボットとの未来の生活が楽しみになるはず。

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2024/02/21

著作者:林 要 発行者:ライツ社 温かいテクノロジーは、GROOVE Xの創業者である林要氏が、自身の体験やLOVOT開発を通して得た知見を基に、AIやロボットなどのテクノロジーが人の心を豊かにする可能性について論じた書籍です。

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2024/02/07

『温かいテクノロジー』は、未来の人とロボットの共生を描く科学者の物語であり、LOVETというロボットの開発過程とその背後にある考察を通じて、AIとの共存のあり方について探求しています。 本書の最大の魅力は、人間の幸福を追求するロボットを開発するために、製作者が「幸福とは何か」と...

『温かいテクノロジー』は、未来の人とロボットの共生を描く科学者の物語であり、LOVETというロボットの開発過程とその背後にある考察を通じて、AIとの共存のあり方について探求しています。 本書の最大の魅力は、人間の幸福を追求するロボットを開発するために、製作者が「幸福とは何か」という問いに真摯に向き合い、LOVETに組み込む機能を綿密に考察した過程にあります。 かつてLOVETを抱っこした際、単なる「かわいい!」という感想に留まっていた私も、本書を読んだ後、その本体に秘められた高度なテクノロジーと機能に驚かされました。さらに驚くのは、複雑な技術の裏で、ユーザーにとって自然な体験を提供するデザインがあることです。 著者と共に、「自分の幸福とは何か」という問いに向き合ったことのある読者にとって、本書は新たな視点を提供します。 私自身も、本書を通じて、息子とのコミュニケーションにより意識的に取り組むようになりました。目と目を合わせ、表情を共有する時間の重要性を再認識させてくれる一冊です。 『温かいテクノロジーを読んで』は、開発者が人間の幸福に焦点を当て、その結果として得られた幸福のヒントが散りばめられた本です。

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2024/01/22

ITエンジニア本大賞2024のベスト10にノミネートされていたので気になって読んでみた。 Lovot(らぼっと)というペットのようなロボットを作った林要さんのお話。LoveとRobotを組み合わせて作られたLovot、初めて聞いたけれど以前にマツコの知らない世界で紹介されていた...

ITエンジニア本大賞2024のベスト10にノミネートされていたので気になって読んでみた。 Lovot(らぼっと)というペットのようなロボットを作った林要さんのお話。LoveとRobotを組み合わせて作られたLovot、初めて聞いたけれど以前にマツコの知らない世界で紹介されていたらしく妻は知っていた。マツコがメロメロになったようで妻も気になっていたらしい。ただ、50万円するというとどこか遠くへ行ってしまった。 人の役に立つロボットではなく、ペットのように愛されるロボットが作れないか。なぜそのような考えに至ったか、人に愛されるためにはどうすればいいか、何が必要か、何がダメか、様々なことを研究し実験し完成したLovot。知らない事ばかりだったのでとても楽しく読めた。いろいろある中で特におもしろかった点を何点か紹介する。 ・手がかかる子ほどかわいい 車で考えた時、利便性を追求した故障しにくく燃費がよく静かな車より、パワステが無く窓も手動で車の振動もよく感じるスポーツカーの方が愛される。手間をかけることで次第にいとおしく思えてくる。 手間がかかる、で考えるとペットも同じだと思う。ペットは生活を便利にしてくれるわけでもないのに飼い主からは非常に愛されている。もちろん見た目の可愛さなどもあるけれど、餌を上げたり散歩したり遊んだり構ったりしているとどんどん好きになっていく。 結婚して妻と暮らしていた犬と一緒に過ごすようになるまでは猫派だったのに(もちろん犬も好きだったけれど)、気が付けば犬の方が、というより飼っている犬がとても好きになっている。 手間と時間をかけることでその物が何であろうと好きになっていく。 ・不気味の谷 ロボットをより本物に似せていくとあるところで不気味の谷と呼ばれる現象に当たる。本物に近づけば近づくほど些細なちがいに違和感を持つようになる。この違和感から警戒されてしまう。 アンドロイドとして人の顔に似せてしゃべるロボットを見ることがあるけれど、何か違和感があり怖くみえてしまう。表情?動き?発声のタイミング?まさにこの違和感を感じていることが不気味の谷と言われていることだった。 ・読んでみて 人に使ってもらうためには人を知ることがとても大事ということがわかった。自分でも何で好きなのかわからないもの(言語化できていないもの)がたくさんあるのに愛されるものを作る、というのはすごいことだと思う。もっと人間のこと、自分のことがわかればこれから作るソフトウェアやシステムがより良いものになるのかもしれない。 そしてLovotと触れ合ってみたい。我が家には犬がいるけれど、同じペットでも別物なので息子のためにもぜひうちでもLovotを迎えたいが50万はちょっと高くて買えそうにない。どこかで体験できるスペースがあるといいな。 https://kidd0320.com/entry/2024/01/22/212215

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2024/01/23

LOVOT  温かいテクノロジー  全身に50か所以上のセンサー  反応を重視  遅延は生き物に致命的  命=思い入れ 直観=解の精度が上がり、計算の負担が減る ←十分な経験=パターン/規則性の発見 ロボットと人間が助け合うことでプリミティブな要求を満たす 人間は生き残る努力が...

LOVOT  温かいテクノロジー  全身に50か所以上のセンサー  反応を重視  遅延は生き物に致命的  命=思い入れ 直観=解の精度が上がり、計算の負担が減る ←十分な経験=パターン/規則性の発見 ロボットと人間が助け合うことでプリミティブな要求を満たす 人間は生き残る努力が不要な環境では無防備 生産性向上を目的としないロボット  そばにいるだけ。  愛着= 目が合う 個体差がある 温かい だんだん懐く  オキシトシン(愛情ホルモン)  手間のかかる存在 信頼関係  分かっているふり=AI  バーバル(言葉)よりもノンバーバルコミュニケーション  意識よりも無意識  オンライン会議 アイコンタクトが成立しない  ドーパミンの出る機会を増やすのがビジネスに 不安と興味と興奮  感情=相手の反応を見た自分の主観  共感=感情の引きずられ 空気読めない=共感しすぎない  不安=未来予測能力 …人間の能力   新しい環境や挑戦に身を投じる経験を自分で選択する    →未来が過去の経験と合致 →平穏へ クラスタリングと類型化  解像度の高い言葉 文字列のクラスタリング 動画よりも省エネ  物語=時間の流れを伴った情報 AIが人類に近づくためのステップ 1.「着目点」の選択と物語の構築 2.物語の「因果関係」からの編集  :機能的学習から演繹的推論を身つける 3.仮説からの物語の抽象化と「概念」 4.未来予測からの「わたし」の生成 :経験不足=物語不足 5.意識の「共感」         :想像力の源泉 6.コーチング能力獲得 ロボット:自らが生き残ることを目的としない  安定と模範な意思決定 人間  :問いを立てる  探索と学習の施行力  探索的学習   前頭前皮質の発達が完了するまで   失敗しないように生きるすべを30代までに学ぶと その後の挑戦が止まる   成功するまで失敗する挑戦を続ける→大器晩成

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2024/01/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

LOVOT開発者である著者は「ドラえもん」を目指す。 Pepper 君に触れた高齢者の要望「手を温かくして欲しい」にはハッとしたけど、でもロボット…うーん。動力は電気だよね。人間には優しくても、地球には優しくないよなあ。 興味深かったのが、ソーシャルゲームの話。課金額を増やすのに大事なのが「無課金で遊ぶユーザー数」ってとこ。コアユーザーが熱くなるのに裾野の広さが大切らしい。分母の大きさが征服欲とか達成感の大きさに繋がるのね。 個人的に府に落ちたのが、今更ながらスマホの弊害。電磁波だかブルーライトだか以前に、神経の興奮状態を持続させるってのが元凶なのね。

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2023/11/25

テクノロジー関係の本を最近読む機会が多い中で、とても面白い本に巡り会えた。400ページ超えでボリュームはあるものの、どんどん先に読み進んでしまった。 LOVOTの存在は知っていたが、それがどういう経緯で生まれたのか、どんな特徴があるのか理解を深めるとともに、突き詰めると確かにド...

テクノロジー関係の本を最近読む機会が多い中で、とても面白い本に巡り会えた。400ページ超えでボリュームはあるものの、どんどん先に読み進んでしまった。 LOVOTの存在は知っていたが、それがどういう経緯で生まれたのか、どんな特徴があるのか理解を深めるとともに、突き詰めると確かにドラえもんになっていくのだなと感じた。 終盤、著者もドラえもんが誕生するまでにまだ何を解決しないといけないかを述べており、それを知る中でAIもまだできないことを普通に?こなす人間の凄さも思い知らされた。

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2023/11/18

ちょっと前にテクノロジー系の棚で見かけて読んだ本。LOVOTという、「人の役に立つ」わけではないロボットの製作から、急速に進化し続けるこれからのテクノロジーとの付き合い方を考えるきっかけになった一冊。LOVOTがいつかそう遠くない未来、ドラえもんに繋がるんじゃないかと予感させてく...

ちょっと前にテクノロジー系の棚で見かけて読んだ本。LOVOTという、「人の役に立つ」わけではないロボットの製作から、急速に進化し続けるこれからのテクノロジーとの付き合い方を考えるきっかけになった一冊。LOVOTがいつかそう遠くない未来、ドラえもんに繋がるんじゃないかと予感させてくれます。決して役に立つわけじゃないけれど、暮らしに寄り添ってくれる――そんなロボットもこれからの社会できっと必要になってくるんだろうなって思いました。

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2023/10/30

CFDをやっていて、その専門性を手放した点に自分を重ねて読んだ。 順調な大企業エンジニアとしてのレールを外れ、自分の好奇心を形にしていて尊敬する。 また、LOVOTのコンセプトに至る試行錯誤に対し、これぞ発明家だ、と感じた。 自分もこうありたい。

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