今日もテレビは私の噂話ばかりだし、空には不気味な赤い星が浮かんでる コミックエッセイ の商品レビュー
若い女性の統合失調症闘病記。タイトルの印象ほど病的な内容じゃない。むしろ優しい癒し系のイラストが印象的な闘病エッセイ。 共感できるところ多々あり。
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※このレビューにはネタバレを含みます
統合失調症、耳にしたことはあるけれど、具体的にどんな症状なのか、どんな人に罹りやすいのかなどは一切知らなかった。 無知からくる偏見を払拭してくれた1冊。 行きずりの人だけでなく車からも視線を感じたり、テレビの中の人達が自分の話をしていると思い込んだり。 複雑な内面世界が広がっているのだと思った。 重くて暗い話もあって読むのがしんどかったけど、鮮やかなタッチで描かれた絵がとてもきれいで最後まで一気読み。 100人に1人の割合でいると言われている統合失調症。 他人事じゃないからこそ、自分や身近な人が罹ったらどうするか、考えるきっかけになった。
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借りたもの。 統合失調症当事者の日常…世界がどう見えていたのかが、温かみのあるちょっとリアルな人物描画によって描かれているコミックエッセイ。 タイトルの不穏さと、笑顔のひまこさんの自画像のギャップに惹かれた。 統合失調症の当事者のコミックエッセイを何冊か読んでいるが、当事者の妄...
借りたもの。 統合失調症当事者の日常…世界がどう見えていたのかが、温かみのあるちょっとリアルな人物描画によって描かれているコミックエッセイ。 タイトルの不穏さと、笑顔のひまこさんの自画像のギャップに惹かれた。 統合失調症の当事者のコミックエッセイを何冊か読んでいるが、当事者の妄想が真に迫って伝わってきたのは、私にはこのコミックエッセイが初めて。 他のコミックエッセイだと絵が“キャラクター”に見えて、距離を置いて読んでいたように思う。 それがこのコミックエッセイでは、柔らかいタッチながら、綺麗で等身大のイラストで描かれているためか、パッと見健康的に見える人が突然、奇行に走る様をまざまざと見せつけられる。 そして、その当事者の内面でどうなっていたのか…… エピソードの後に文章で解説がつき、奇行をしていた時、何を思っていたのか、統合失調症の何という現象なのかを解説している。 また、医療に結び付いても、妄想の影響で本人が薬を「毒だ(飲んではいけない)、ラムネだ(飲む意味ない)」と思ってしまうため、服薬しない(できない)事を知った。 押川剛『「子供を殺してください」という親たち』( https://booklog.jp/item/1/4101267618 )でも、精神疾患の病識の無さが非常に厄介であることを示唆していた。 その病識の無さというのは、本人の主観的な病識の無さでさえも、脳障害――脳に騙された――が原因であることが腑に落ちた。 統合失調症の当事者に病識が無い…“客観性が無くなっている”のは、脳障害による幻覚・幻聴によって判断材料である物事の前後関係も見ている世界が本当に“別世界”だった。 存在しない赤い星が“見える”。 スマホの充電の音が“声”に聞こえ、それはひまこさんに助けを求める声に聞こえる…… 「そんな訳ないだろ!」は当事者にとって“リアル世界”であることが伝わってくる。 岩波明『やさしい精神医学入門』( https://booklog.jp/item/1/4047034738 )で、妄想はその内容よりも、何かしらの妄想を得ている状態を問題視する、という趣旨があったように思う。 そして服薬によって、幻覚・幻聴・妄想はある程度抑えられるとしても、薬と付き合っていかなければならない。服薬の副作用なのか、妄想から解放されても統合失調症の影響なのか、身の不調により、フルタイムで働くことが難しくなる…といった社会的な“しんどさ”がある事を理解した。
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東畑さんの書籍紹介で気になり読み始めた。 もちろん同じ統合失調症という病名でもそこには人それぞれに個性があるのだが 「人の思いや言葉をそのままの意味で受け取れる幸せを守りたい」という表現は、特に家族や誰か支えてくださる人がクライエントの周りにいる場合には有効かもしれないと感じた。...
東畑さんの書籍紹介で気になり読み始めた。 もちろん同じ統合失調症という病名でもそこには人それぞれに個性があるのだが 「人の思いや言葉をそのままの意味で受け取れる幸せを守りたい」という表現は、特に家族や誰か支えてくださる人がクライエントの周りにいる場合には有効かもしれないと感じた。 また「信頼できる人がいたら少しでも信じてみてね」という言葉も大切かもしれない。
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「ハートネットTV」等でテーマになることがたまにあって、それをみても統合失調症がどういうものなのかいまいちピンときていませんでした。 ネットスラングで使われることも多くて、なんとなくあまり触れてはいけないものなのかな…と思っていたフシもあります。 もちろん症状は人それぞれでしょ...
「ハートネットTV」等でテーマになることがたまにあって、それをみても統合失調症がどういうものなのかいまいちピンときていませんでした。 ネットスラングで使われることも多くて、なんとなくあまり触れてはいけないものなのかな…と思っていたフシもあります。 もちろん症状は人それぞれでしょうが、その中の1ケースとしてHimacoさんの発症までの過程や具体的な状況などをうかがえて、この病気がどういうものか少し身近に感じられた気がします。 まさか100人に1人が患うなんて想像もしていなかったし、発症のきっかけなんて本当にわからないものだと思うと、語弊があるかもしれないけれど身近な病気ではあるんだなと感じました。 描かれている状況はなかなかにヘビーですが、絵のタッチの柔らかさもあってとても読みやすかったです。
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とても温かく、著者さんの優しく率直な考えや生き方が伝わってきました。 多くの人に読んでほしいし、精神疾患を自分ごととして少しでも考えて見るきっかけになってほしいな、と。 優しい色合いや画風が素敵で、それもこの本の魅力です。
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「統合失調症」は、100人に1人が罹患すると言われている病で、決して縁遠い病ではありません。私の身近な人もこの病を患っていますが、症状はひまこさんほど重くなく、仕事もしているし地域の役割もこなせています。それでもこの作品を手にしたのは、同じように「統合失調症」と診断されている方...
「統合失調症」は、100人に1人が罹患すると言われている病で、決して縁遠い病ではありません。私の身近な人もこの病を患っていますが、症状はひまこさんほど重くなく、仕事もしているし地域の役割もこなせています。それでもこの作品を手にしたのは、同じように「統合失調症」と診断されている方はどんな風に生活しているのかを知りたいと思ったのと、この先どんな風に関わっていくのがよいのか、そのヒントを得るために読みたいと思って手にしました。 この作品はコミックエッセイで、Himacoさんの優しいタッチのイラストで、幻覚や妄想などの重い内容を描いているのだけれど、ふんわりと読める作品でした。ひまこさんは、短大を卒業し栄養士として働くなかで「統合失調症」を発症しますが、ひまこさんの様子をずっとみている家族と、発症後に関わることになる主治医やソーシャルワーカー、同じ病を抱える人々との関わりのなかで、穏やかに生活できるようになっていきます。 この作品を読みえおえて、「統合失調症」をより深く知ることができました。そして、実際に私たちにどんなことを望むかも描かれています。「統合失調症」であってもなくとも同じ、その人の持つ尊厳やその人らしい生き方を尊重しつつ、そっと寄り添える私でありたいなと感じました。
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