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祖母姫、ロンドンへ行く! の商品レビュー

4.4

233件のお客様レビュー

  1. 5つ

    124

  2. 4つ

    72

  3. 3つ

    21

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2024/09/15

数年前たまたまSNSで知った自己肯定感についてのエッセイがびっくりする面白さで。最近それが書籍化されていたことを知り、あらためて読んだらやっぱり最高だった。これ本当に実話なの?というようなエピソードが次々と展開して最後までノンストップで読んでしまった。 筆者は当時を振り返り、無知...

数年前たまたまSNSで知った自己肯定感についてのエッセイがびっくりする面白さで。最近それが書籍化されていたことを知り、あらためて読んだらやっぱり最高だった。これ本当に実話なの?というようなエピソードが次々と展開して最後までノンストップで読んでしまった。 筆者は当時を振り返り、無知で無謀な若者だったというようなことを書かれているけれど、お祖母様にとってはおそらく最後になるであろうロンドン旅行をなんとか無事に完遂しようと奮闘する姿はグッドガール以外の何者でもないよ。自分にできること・できないことをきちんと見極め、先達に教えを請うというのは誰にでもできることじゃないと思う。飛行機のCAさん、ホテルのドアマンさん、バトラーさん…、旅の間に出会うプロフェッショナルたちの的確すぎる助言には舌を巻くが、それを引き出しているのは彼女自身の熱意だろう。 そして、自己肯定感が高くメンタルつよつよのお祖母様。最初こそなんだか面倒くさそうな…と思ってしまうのだが、その自信に満ち溢れた言動の裏には、努力と経験と、なにより他者への敬意があることがだんだんわかってくる。「プライドが高い」って悪い意味で使われがちだけど、長所でもあるのだ。 その人のためにならない遠慮はするべきではない、謙遜と卑下をはき違えないこと…等々、祖母から孫娘へのアドバイスは頷くことばかり。言われた本人は耳が痛かっただろうけど、それもまたいい思い出となり、こうして共有してもらえたことに感謝したい。

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2024/09/15

すごく良かったし、面白かった。 表表紙のスコーンも読むとクスッと笑えます。 最後のお祖母ちゃんの言葉が、良かった

Posted byブクログ

2024/09/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

祖母に薦められて読んだ本。 私がイギリスに留学した際に祖母がロンドンや大学付近の小さな街まで母と一緒に遊びにきたのでその思い出と重ねて読んだんだろうなぁとこそばゆい気持ちになりました。この本に登場する祖母姫の生き方や孫娘に向けた格言がとても心に刺さりました。何より、イギリスの最高級のおもてなしストーリーに、なにがOMOTENASHIだよと自身の国のことが恥ずかしくなるほどでした笑 そして、著者の細やかな配慮や機転の利かせ方、祖母を楽しませることに全身全霊かけてる様子にこの方の育ちの良さを感じました(?)

Posted byブクログ

2024/09/12

この本、笑って泣けて、祖母姫の言葉に私まで背筋がシャキッ。 今年一番、というより人生に寄り添う一冊になるかもしれない。 この余韻がいつか消えてしまうのがとても惜しい。 できることなら全ページむしゃむしゃ食べたいほど。 遠い未来に孫か娘と旅行に行けるかな。 祖母姫のように、努力に...

この本、笑って泣けて、祖母姫の言葉に私まで背筋がシャキッ。 今年一番、というより人生に寄り添う一冊になるかもしれない。 この余韻がいつか消えてしまうのがとても惜しい。 できることなら全ページむしゃむしゃ食べたいほど。 遠い未来に孫か娘と旅行に行けるかな。 祖母姫のように、努力に裏打ちされた自信と教養を持って、我が儘三昧、時々次世代の背中にそっと手を当てる激しくやさしいおばあさんになれるかな。 次世代を引き連れる財力も必要か... まずは人に迷惑をかけないように、という骨の髄まで染み込んだ日本人的発想を少し抜いて、好きなことを楽しめるようになりたい。 それにしてもロンドンの5つ星ホテルのホスピタリティには圧倒された。 バトラー、ドアマン、ウェイターなどたくさんのスタッフが本当に素敵だった。 海外のホテルのホスピタリティに涙するなんて思いもしなかった。

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2024/09/10

ずっと気になっていた一冊。 題名の「祖母姫」に納得する話だった。 祖母との二人旅の大変さを笑いに変えて書かれているから読んでいてとても面白かった。 祖母が寝ている間にホテルを抜け出してホテルの従業員からバッドガールと呼ばれていた椹野さんのキャラが大好きだった。 祖母の自己肯定感の...

ずっと気になっていた一冊。 題名の「祖母姫」に納得する話だった。 祖母との二人旅の大変さを笑いに変えて書かれているから読んでいてとても面白かった。 祖母が寝ている間にホテルを抜け出してホテルの従業員からバッドガールと呼ばれていた椹野さんのキャラが大好きだった。 祖母の自己肯定感の高さの理由や考え方が素晴らしくて努力しなくてはと思わされた。 オリエント急行って実在するんだね!いつか乗ってみたい! ティム!彼が本当に良い人すぎて大好きになった。

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2024/09/08

ブクロブメンバーの本棚から見つけた本。 最初は金持ちのロンドン旅行の自慢話(失礼!)のように思えてあまり面白くなかったが、お金持ちのお嬢様はおばあちゃんだけで、作者はその当時共感できていなかった、ということが徐々にわかり面白くなってきた。 当時と現在の心境が織り交ぜて語られていて...

ブクロブメンバーの本棚から見つけた本。 最初は金持ちのロンドン旅行の自慢話(失礼!)のように思えてあまり面白くなかったが、お金持ちのお嬢様はおばあちゃんだけで、作者はその当時共感できていなかった、ということが徐々にわかり面白くなってきた。 当時と現在の心境が織り交ぜて語られていて、作者の気持ちに感情移入できるようになった。 私も20代、30代と、二人だけではないけれどおばあちゃんと旅行したことがあり、確かにあまりおばあちゃんの感覚を理解できずに過ごしたなということも思い出した。 おばあちゃんともっと一緒に過ごせばよかったな。

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2024/09/08

多分作者さんと同時期にロンドンに行ったことのある私にはなつかしさと当時の素敵だった思い出が想起される特別な一冊となりました。 お祖母様と孫娘の旅は本当にかけがえのないステキな想いがギュッと詰まっていて、バトラーのティムをはじめ、ステキな人たちとの時間が生き生きと描かれていました。...

多分作者さんと同時期にロンドンに行ったことのある私にはなつかしさと当時の素敵だった思い出が想起される特別な一冊となりました。 お祖母様と孫娘の旅は本当にかけがえのないステキな想いがギュッと詰まっていて、バトラーのティムをはじめ、ステキな人たちとの時間が生き生きと描かれていました。 いつかまた読み返したい。文庫になったら買いたい。

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2024/09/07

数年前にTwitterで流れてきてネット媒体で読んで、引き込まれ。この度書籍版を見つけて読んだ。もう、登場する人も場所もあれもこれもが素敵で、物語としても面白く。また読後の余韻に浸っている。

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2024/09/05

エッセイを普段読まないけど、おすすめされて読んだらすごく心温まるし、家族を大切にしたいと思える1冊でした。 私も自分に自信が無い性格なので祖母姫の数々の名言に心打たれました。自信はないよりある方がいいに決まってる。

Posted byブクログ

2024/09/02

祖母と孫のイギリス旅行珍道中のエッセイ、と思って読み始め、なかなか痛快で面白いなと読み始めたら、後半からまさかまさかの展開! ただの旅行記で終わらせない、なんならフィクションだっけ?って思うほどの話の運びに大好きになった本。

Posted byブクログ