糸暦 いとごよみ の商品レビュー

小川糸(著者)

2023/08/10

小川さんのエッセイはたまに読んで、荒れた自分の生活を省みるという、私にとっては大事な儀式のようなもの。もちろん真似はできないので、小川さんの丁寧な生活ぶりを読んで自分もやった気になるのみという、テイタラク。

今回度々出て来た「梅仕事」という単語がなんともほっこり。この一言で田舎の縁側の様子が浮かんでくる。昔の方が不便も多いだろうけど、丁寧な生活してたんだろうな。

沢山の挿絵（版画？）がとっても素敵だった。

2023/07/19

糸さんの丁寧な暮らしぶりが伝わってきた。
その土地の季節のものを頂くことが、何よりのご馳走だなと最近思う。
｢足し算の料理より、引き算の料理の方が、遥かに心身に染みる｣にも同感。
料理に限らず、｢引き算｣の暮らしに惹かれるようになってきたなぁ。

2023/07/19

エッセイを読んだのは初めて。このような下地があって、『食堂かたつむり』や『ミトン』は生まれたのだなあと納得。杉本さなえさんのイラストもため息が出るほど美しい。

2023/07/03

小川糸さんの食事風景の文章が大好きです。私は不器用なので唯一、作中のコーヒーゼリーなら自分で作れそう、と思いました。ゼラチンを買えば後は材料が揃っているので、この夏は糸さんのレシピで作ってみようと思います。

2023/06/22

四季の移り変わりを味わう豊かさを感じました。

そして作者の郷土への愛を感じました。
山菜料理食べてみたいけど、あんまり好きじゃない可能性もあるなぁと思いつつ興味深々です。

きっと私はお魚料理をとっても懐かしく思うんだろうなと思います。小さい頃から釣りたての魚を食べていたから。

2023/06/09

糸さんらしい季節のしつらえが満載。
しかし下世話な感想で恐縮だが、お雑煮の話のところに
「結婚していた頃は、夫の出身地である東京のお雑煮を作った」
とあるので離婚されたのかしら・・・
最後の出羽屋さんのお話、山菜料理が素晴らしいことはわかったが、私はどうにも食指が動かなかった。東京生まれなので、山菜はなじみがなくて。

2023/06/08

美しい文章で綴られる日本の四季と山菜料理、成功者だけが語ることができる優雅な生活、憧れるが一般庶民には無理かな。

2023/06/06

今は東京と山小屋の２拠点生活とか。
今まで軽やかにいろんな場所に住んできた小川糸さん。

何処に暮らしてもきちんとしていて
何処にそんな時間が有るのかと思うほど豊かで清々しい暮らしぶりである。
その思考と勇気？が羨ましい。

山菜は奥が深そうですね。

どこか異国っぽいイラストも素敵です。

2023/05/23

同じ版元から2020年に出版された『旅ごはん』は、ヨーロッパで暮らす小川さんが出会った食の思い出を綴ったエッセイだった。本書『糸暦』は、再び日本で暮らし始めた小川さんの、日本食を中心にしたエッセイである。日本食というか……ずばり“山菜”である。
もちろん他の食材や料理も書かれているし、食とはまったく関係ない話もある。それでも言い切ってしまおう。本書は“山菜”愛に満ちている。
和風月名ごとに2篇のエッセイが1年分、料理のレシピ（本篇には登場しないものも）、そして山形の出羽屋を取材した記事が2本。
出羽屋さんにはとても興味を惹かれたので調べてみた。月山の山菜お重は¥22,000とのこと。ちなみに、本年度分は完売だそうです。
……お腹が空きました(^o^)。

2023/05/21

この本を読んで寝ると穏やかで美味しい夢が見られました。贅沢で丁寧な暮らしが羨ましい。けれど、ペンギンさんと離婚された？のは驚いた。