月と散文 の商品レビュー
普段から色々なことにアンテナをはっていたり、少しのことでも自分の中でどんどん掘り下げていったり、そんな日々を又吉さんはすごしていらっしゃるのかなあと思いました。 日常的な情景の中に笑いを見つける、物語を付け加えてみる、その先を想像してみる、そんな日々を送ってみたいなあと思います。
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又吉さんの頭の中が覗ける感じ。 お父さんの話が良かった。息子のサッカーの試合を見に行ってもすぐ飽きて友達と相撲をとってたり、息子が自分よりウケてると嫉妬したり、いわゆるいい父親像とは違うんだけどなんか自由で良かった。 そういえば自分の親も随分と自由な感じでゆるゆるな子育てだったけ...
又吉さんの頭の中が覗ける感じ。 お父さんの話が良かった。息子のサッカーの試合を見に行ってもすぐ飽きて友達と相撲をとってたり、息子が自分よりウケてると嫉妬したり、いわゆるいい父親像とは違うんだけどなんか自由で良かった。 そういえば自分の親も随分と自由な感じでゆるゆるな子育てだったけど、両親のことは好きだし愛情不足を感じたことってない。こんな感じでも子どもは育つんだよなって思って少し気が楽になった。
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発売してすぐ買ったんだけど、ゆっくりゆっくりご褒美みたいに読んでたらいつの間にか一年以上経ってた 又吉の感性とか言葉っておもしろくて好き こんな風にはなれないけど、私はこの人にずっと憧れて生きていくんだろうな
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「大通りなんて歩いている場合じゃないだろ。キミが見たい景色が広がる側道こそを歩くべきだね。」 自分が見たい景色を、ブレずに見つけるって、意外と難しい。
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社会からの疎外感をまつわりつかせても開き直りと言い訳を混濁しながら自尊心と自虐をないまぜにする。この感情の振り幅は程度の差はあれど誰しもが備えている。困惑と不安が渦巻く日常は決して不幸せではなく、より良いひと時を模索する。その過程を又吉直樹の言葉が色付かせる。華やかではないがほん...
社会からの疎外感をまつわりつかせても開き直りと言い訳を混濁しながら自尊心と自虐をないまぜにする。この感情の振り幅は程度の差はあれど誰しもが備えている。困惑と不安が渦巻く日常は決して不幸せではなく、より良いひと時を模索する。その過程を又吉直樹の言葉が色付かせる。華やかではないがほんの少しだけ元気になる。その按配が面白い。こうして著作を評価する自身に問うてみる、その言葉は本当に適切なのだろうか。困惑と不安がこちらに押し寄せてきた。
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又吉さんが割とリラックスして好きなように書いたように見える本でした。面白いのもあったしなんかやっぱり難しい人だな、しつこいな、本だと面白いけど実際こんな人がこんなこと言ってきたらとても困るな、と思ったりしながら読みました。 又吉さんの小説はかなり好きだけどエッセイはすきだったりそ...
又吉さんが割とリラックスして好きなように書いたように見える本でした。面白いのもあったしなんかやっぱり難しい人だな、しつこいな、本だと面白いけど実際こんな人がこんなこと言ってきたらとても困るな、と思ったりしながら読みました。 又吉さんの小説はかなり好きだけどエッセイはすきだったりそうでもなかったりでした。 「しりとり」は面白くてつい二度読んでしまいました。
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前までの作品は、いちいち又吉の顔が浮かんで「どう?面白いやろ」とドヤ感を感じてしまって苦手だったのが、本作でかなり又吉本人の人となりというか思考が実は自分にも相容れる部分が多くてノイズ無く読めた。むしろ、共感できるパートやフレーズに残した文章もちょくちょくあったほど。 大勢でい...
前までの作品は、いちいち又吉の顔が浮かんで「どう?面白いやろ」とドヤ感を感じてしまって苦手だったのが、本作でかなり又吉本人の人となりというか思考が実は自分にも相容れる部分が多くてノイズ無く読めた。むしろ、共感できるパートやフレーズに残した文章もちょくちょくあったほど。 大勢でいることを暗黙のうちに求められがちな青春時代にひとりが好きな人に読んでほしい。君は、悪くない。
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なるほど、へー、わかるなぁ…なんて思いつつ読む。 で、時々クスリと笑う。 そんな感じ。 ・どこで間違って本なんか読むようになってしまったんや ・あの頃のようには本を愛せなくなってしまった ・同じ月を見てたらいいな ・覗き穴から見る配達員 ・「繊細だと自分で主張する人は繊細じゃない」と馬鹿が言う これらの散文、なんか好きだった。
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時間かかりましたが読み終えました。心地よくわかりやすい文章と、共感する精神性。また長編も楽しみにしています。
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読書感想文の書き方は真似したいが 自分が書くことはもうないので 友人の子が大きくなったら、又吉さんの手法を教えてあげよう
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