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月と散文 の商品レビュー

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95件のお客様レビュー

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2024/02/29

月3冊という目標継続のために、購入してからダラダラと読み続けていて残り半分くらいだったものの残りを一気に読み切った。 めちゃくちゃおもしろかった。 早く読みたいのに、笑って進まないときがあった。 自分も繊細みたいなところがあるから、共感してしまうことも多かったし(してしまうという...

月3冊という目標継続のために、購入してからダラダラと読み続けていて残り半分くらいだったものの残りを一気に読み切った。 めちゃくちゃおもしろかった。 早く読みたいのに、笑って進まないときがあった。 自分も繊細みたいなところがあるから、共感してしまうことも多かったし(してしまうというのは自分ごときが共感していいのかという迷い)、いかに自分が生活上での感受を怠っているかを悔やんだ。 新しい本を読みたくてもう一回読みたい本がありつつも次々と手を出してしまうけど、理屈的に再読の意味を教えてもらえて本当に良かった。 この本も再読したいリスト筆頭。

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2024/02/24

心の中にふと浮かんだ思考の連なりや、止まらなくなった妄想。心の中の自分との会話。淀み揺蕩い、とりとめもなく書き綴る。正に「散文」。 頭に浮かんだことの殆どが生活に流れされていく中で、それを細かく掬い上げ、尚且つ全てを限りなく言語化しようとする。 だから文量にも差があるし、だらだ...

心の中にふと浮かんだ思考の連なりや、止まらなくなった妄想。心の中の自分との会話。淀み揺蕩い、とりとめもなく書き綴る。正に「散文」。 頭に浮かんだことの殆どが生活に流れされていく中で、それを細かく掬い上げ、尚且つ全てを限りなく言語化しようとする。 だから文量にも差があるし、だらだらと情報が多くて読みにくいものも多々ある。 ただ、書き留めようと試行錯誤できることがそもそも稀有な才能。そう思うと世の中のエッセイストはとんでもない人々だなあと。 関係ないが、これを読んで筆者のルーツが沖縄にあると知った。へー。 関係ないが、自分と同じ感覚で会話のキャッチボールできる友人っていいよね。 関係ないが、表紙は『ピンポン』でも有名な松本大洋氏。カバーを是非めくってほしい!シンプルな線で圧倒的な又吉がいるから!激似! この本いちばんの感動はそこかもしれない…。

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2024/02/10

そうだ、エッセイか!短編小説を読んでいる気分︎だった。その中でも「あ〜、わかる!!」と共感できる場面があったり、さすが芸人さん、思わずクスッと吹いてしまう場面もあったり、面白かった。私の理解力のレベルが低すぎるのか...時々「ん、?」と理解に苦しむ瞬間がありました^_‎^; もっ...

そうだ、エッセイか!短編小説を読んでいる気分︎だった。その中でも「あ〜、わかる!!」と共感できる場面があったり、さすが芸人さん、思わずクスッと吹いてしまう場面もあったり、面白かった。私の理解力のレベルが低すぎるのか...時々「ん、?」と理解に苦しむ瞬間がありました^_‎^; もっと本読みます。

Posted byブクログ

2024/02/09

又吉さんらしい文体。でもどこか懐かしさを感じる、彼の尊敬する文豪を彷彿とさせるような表現が散らばっていました。

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2024/02/05

又吉直樹、面白いな。 個人的には小説よりよかった。どこか自分と感性というか、思考回路が似ている部分を感じる。

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2024/02/05

特装版を持っているけどとうとうこちらも買ってしまった。 優しくて寂しくて温かくて悲しい、みたいな循環。 又吉さんという人間が好き。

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2024/02/04

メモ 龍三とのカレーライス…ずっとあるしょうもない悪ノリってあるよね。  p251「すべての人と全力で向き合うのは難しいし、ある程度は疲れないように人を傷つけないようにしたくなるのは、自然なことだ」「思いやりも悪意も一括に嘘とするのは言語として無理がある。自分が関係を築いていく人...

メモ 龍三とのカレーライス…ずっとあるしょうもない悪ノリってあるよね。  p251「すべての人と全力で向き合うのは難しいし、ある程度は疲れないように人を傷つけないようにしたくなるのは、自然なことだ」「思いやりも悪意も一括に嘘とするのは言語として無理がある。自分が関係を築いていく人と、その都度それぞれのルールを作っていくしかない」 p290「『純文学なんてわざと難しい言い回しを使って、それっぽく書いているだけ。箇条書きで出来事だけ書いたら二ページで終わる』みたいなことを言いたがる人をたまに見掛けるが、自分に必要ないからといって、誰かの大切なものをそんな風に言わなくていいのに」

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2024/01/21

めちゃ面白い又吉さんのエッセイ 笑っちゃうところもあれば、共感できるところ、じーんと来るところもあって良かった。 「1997年の初日の出」 が青春っぽくて好きでした! 自分の好きなことを好きなように やれたら幸せだなーと思った!

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2024/01/10

誰もが気にもとめずにスルーしてしまうことが又吉は気になって仕方ないようで深く深く考えすぎて、時に突拍子もない行動をとってしまうタイプの人みたい。 周りの人はほんと大変だろうな〜って思った。彼自身もとても生き辛そう。 それでも彼の周りにいる人たちがとっても素敵な人ばかりで、おそらく...

誰もが気にもとめずにスルーしてしまうことが又吉は気になって仕方ないようで深く深く考えすぎて、時に突拍子もない行動をとってしまうタイプの人みたい。 周りの人はほんと大変だろうな〜って思った。彼自身もとても生き辛そう。 それでも彼の周りにいる人たちがとっても素敵な人ばかりで、おそらく又吉をよく理解してくれてるんだろうなぁ。 特にパンサーの向井くんがいい人だった。 家族との関係もかなり複雑で、他人からは理解されない事も多かっただろう。 本当の話と作話がいい具合に融合された散文。

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2024/01/09

YouTubeで又吉さんが本全般について熱く語っていたので読みたくなりました。 『はじめに』は、『子供の頃、作文を書いたら両親が笑ってくれた。気の利いたことを書いたからではない。文章の至るところに「はずかしかったです」という言葉が並んでいたからだ』と、又吉さんの人柄がとてもよくわ...

YouTubeで又吉さんが本全般について熱く語っていたので読みたくなりました。 『はじめに』は、『子供の頃、作文を書いたら両親が笑ってくれた。気の利いたことを書いたからではない。文章の至るところに「はずかしかったです」という言葉が並んでいたからだ』と、又吉さんの人柄がとてもよくわかるエッセイの1ページ目。2ページ目は「恥ずかしい」について芥川賞作家らしい展開となっています。 テレビで観る又吉さんのイメージどおりのエッセイ。どれを読んでも面白かったです。「私も!」とか「うちの子より個性的な小学生やってんな」とつっこみながら一気に読みました。優しいながらも自分優先なお父さんや、命懸けの指導をしてくれた先生、アメリカへ行った相方、元旦に朝日を一緒に見に行った中学時代の友人(そしてオチあり)などを始め、子どもの頃の思い出話や、日常の話、言葉遊びや想像の話など、てんこ盛りでした。 副業OKとか二刀流とかいう時代に、芸人さんだからとか、アイドルだからって、著者を分けたらもったいない! 考えたら、芸人・漫才師って、話を作って人前で話してお客の反応を見て、修正して、の作業を繰り返すから、小説やエッセイを書けるポテンシャルのある人が潜在的に多いのかもしれません。 又吉さんの本への愛はすごいです。今年は色んな本を読んで、又吉さんのように読んだ本をすべて面白いと思えるよう、本と向き合いたいです。

Posted byブクログ