名著の話 芭蕉も僕も盛っている の商品レビュー
今作では、松尾芭蕉「おくのほそ道」、デフォー「ペストの記憶」、コローディ「ピノッキオの冒険」について、それぞれ、長谷川櫂、武田将明、和田忠彦と伊集院とが語り合う。 ラジオの影響でピノッキオは読んでいたが、他は未読。俳句は全く分からないので期待していたが、少し魅力がわかったような...
今作では、松尾芭蕉「おくのほそ道」、デフォー「ペストの記憶」、コローディ「ピノッキオの冒険」について、それぞれ、長谷川櫂、武田将明、和田忠彦と伊集院とが語り合う。 ラジオの影響でピノッキオは読んでいたが、他は未読。俳句は全く分からないので期待していたが、少し魅力がわかったような気もする一方で、「これは凄い!」という感受性は自分にはやはりないのだとも実感した。 シリーズの続編と文庫化希望!
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■松尾芭蕉『おくのほそ道』──蛙飛びこむ宇宙空間 長谷川櫂(俳人)×伊集院光 ■ダニエル・デフォー『ペストの記憶』──伝染病のすべてをあらゆる書き方で武田将明(英文学者)×伊集院 ■コッローディ『ピノッキオの冒険』──ピノッキオは死にました。でも…和田忠彦(イタリア文学者)
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第1章『おくのほそ道』についてが面白い。伊集院さんと同じように私も、『おくのほそ道』って松尾芭蕉がぐるっと日本を歩いて回って、その地で見たこと感じたことを俳句にした紀行文のようなものだと思っていた。だから、俳句以外の説明文があること、俳句と説明文の配置の妙、盛っている個所もあるこ...
第1章『おくのほそ道』についてが面白い。伊集院さんと同じように私も、『おくのほそ道』って松尾芭蕉がぐるっと日本を歩いて回って、その地で見たこと感じたことを俳句にした紀行文のようなものだと思っていた。だから、俳句以外の説明文があること、俳句と説明文の配置の妙、盛っている個所もあること、見てもいないし体験もしていない、芭蕉の頭の中のことが書かれていることなど、初めて知ることが多かった。機会があったら『おくのほそ道』読んでみたい。
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このシリーズ、まだまだ続いて欲しい笑 松尾芭蕉『おくのほそ道』 古池や蛙飛びこむ水のおと 夏草や兵どもが夢の跡 京にいても京なつかしやほととぎす 閑かさや岩にしみ入る蝉の声 などなど。 解説ありきで読む方が面白そうだが、読んだ後に実際の足で旅路に足を運びたくなりそうだ。 ダニエル・デフォー『ペストの記憶』 同著者のロビンソン・クルーソーは、名前は知っているが読んだことのない作品であり、いずれ読みたいと思っていたので、その際にはペストの記憶も読みたい。コロナ禍でも怪しい検査キットやサプリメントが売られていたが、ペストでも様々な謳い文句の薬が売られていた。 本書で伊集院氏は、戦時中は戦前の落語がいくつかなかったことにされ、戦後には戦時中の落語がなかったことにされる。不謹慎であったり、国威発揚的な内容もあるため。〜と引き合いに出しており、共感した。 コッローディ『ピノッキオの冒険』 以前、読んだことのある作品だった。 ディズニー映画とは異なり、人間くさいというか、現実の貧しさや主人公も気まぐれな人間らしい精神の人形であり、特にコオロギをさっさと殺してしまう場面は衝撃だった記憶がある。 新聞連載の作品なので、途中でピノキオは死んでしまった描写があったが、実は著者の借金分稼ぎ終え、もうこの話も書く必要がなくなったと思い〆ようとしたものの、読者からの要望で続いたという話や、ジェッペット自身が結構問題のありそうな人間であったり、クジラに呑み込まれるのは人形作りなんてやってられなくなった産業革命で会社に取り込まれ、貨物船もクジラに呑み込まれたため食料などに困ることはなく、むしろ以前の貧乏生活よりランクアップしているということで、自由はきかなくなったが食べ物に困らない(稼ぐことは出来る)という比喩である話など、面白かった。
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とても読みやすく、そして面白くて2日で読んじゃいました。「100分de」での伊集院さんが全く読んでないのにあんなに的確な質問できることにビックリ。むしろまっさらだからできる純粋な疑問なのかもしれないけど。私にはできない。 今回はちゃんと読んでから改めて名著対談ということでしたが、もちろん的確だし、目の付け所がさすがです。 松尾芭蕉の むざんやな 兜の下の きりぎりす は印象に残った。 ピノッキオで和田先生が 「意思を持ったあやつり人形であるピノッキオは、わたしたち人間を体現しているように思えてならない」という言葉が印象的でした。
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前作が面白かったので、続編も読んだ。 伊集院光さんと俳人の長谷川櫂さんによる、松尾芭蕉の句の解釈鑑賞は、学生時代に学んだはずの記憶とは全く違い(忘れているだけかもしれないが)、こんなに広い世界を持っていたのか!と心を揺さぶられた。 『ピノッキオの冒険』は、ディズニー映画しか...
前作が面白かったので、続編も読んだ。 伊集院光さんと俳人の長谷川櫂さんによる、松尾芭蕉の句の解釈鑑賞は、学生時代に学んだはずの記憶とは全く違い(忘れているだけかもしれないが)、こんなに広い世界を持っていたのか!と心を揺さぶられた。 『ピノッキオの冒険』は、ディズニー映画しか知らない私にとって新鮮であった。 ひねくれ者としては、ぜひ読んでみたいと思った。 円楽さんへの想いが込められている、あとがきは温かな心にさせてくれた。
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毎回のように、テレビで見ている"100分で名著"の裏話。伊集院さんの素直な謙虚な感想が、すごくわかりやすく読み解いてくれている。 ぶっちゃけの感想もなかなか。読んでいて楽しかった。
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名著の話第二弾。 番組のファンなのでつい購入してしまう。 伊集院さんがおくのほそ道をこんなにお好きとは知らなかった。 最後のあとがきが素晴らしかった。 こんな偶然がと思ったけど、 おくのほそ道同様盛ってるかも。 その現実とフィクションのあいまいさが面白い。
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100de名著で取り上げられた本を、伊集院光と紹介者とが対話形式で読み解いていく本。 本の紹介というよりも、本のこの部分を語り合うと言った方が正しい気がする。 ラジオでのトークを聞いて読む。 一番気になっていたキノッピオがやはり好き。 童話作家としてのしっかりとした下地と風刺作家...
100de名著で取り上げられた本を、伊集院光と紹介者とが対話形式で読み解いていく本。 本の紹介というよりも、本のこの部分を語り合うと言った方が正しい気がする。 ラジオでのトークを聞いて読む。 一番気になっていたキノッピオがやはり好き。 童話作家としてのしっかりとした下地と風刺作家として見方、突き付け方が、道徳的ではないけれどちょっと立ち止まらせる内容になっている。 借金を返すために鬱憤を反映させた前半、請われて自分が反映しだした後半。 善人も悪人もおらず、勧善懲悪でもなく、言い訳も語らせない。そこが好き。
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ちょうど芭蕉を授業中。でも教科書に載るぶんしか読んでなかったことに気づきました。 ピノッキオの冒険、ペストの記憶、読んでみたいです。
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