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ソーシャルジャスティス 小児精神科医、社会を診る の商品レビュー

4.2

39件のお客様レビュー

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2023/09/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

差別的表現のある過去作品を、排除するのではなくあえて注意喚起した上で未来に残していく、というのは、過去と現在での社会の価値観の変化を議論する機会としてとても良いと思った。 差別は差別される側にとってだけの悪ではなく、差別する側に回り回ってマイナスになる。 (過去の行動を振り返っての憂鬱感など。)

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2023/09/12

どんな方か気になっていたら、図書館にちょうどあったので借りて読んでみた 女性としてもやもやと感じていたものが何か、わかりやすく説明している本 内容があっちこっちに飛ぶので、読みにくいところもあったけれど、全体として読んでよかった 社会や、親子関係でも生かせる

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2023/09/08

本当に買ってよかった1冊! この本に出会ったのは、オリラジの中田敦彦さんと著者の内田舞さんの対談を聞いたことがきっかけでした。 内田さんの丁寧で考えを押し付けない伝え方で、発見が多く、今まで感じていたモヤモヤが言語化されていく感じがしました。 人の性質や、海外から見た日本な...

本当に買ってよかった1冊! この本に出会ったのは、オリラジの中田敦彦さんと著者の内田舞さんの対談を聞いたことがきっかけでした。 内田さんの丁寧で考えを押し付けない伝え方で、発見が多く、今まで感じていたモヤモヤが言語化されていく感じがしました。 人の性質や、海外から見た日本などに興味をお持ちの方におすすめできると思いました。

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2023/08/17

何だこの文春新書。 行けてるね~ちゃんの写真。 何の本だっけ?と思いながらページをめくる。 あ! 読み進めて慌てて表紙を見返す。妊婦だ。腕に絆創膏。注射の跡。 そう、妊婦だがコロナワクチンを射った時の写真なのだ。 科学的見地で、打たないリスクと打つリスクを考えたう...

何だこの文春新書。 行けてるね~ちゃんの写真。 何の本だっけ?と思いながらページをめくる。 あ! 読み進めて慌てて表紙を見返す。妊婦だ。腕に絆創膏。注射の跡。 そう、妊婦だがコロナワクチンを射った時の写真なのだ。 科学的見地で、打たないリスクと打つリスクを考えたうえでの判断。 それをSNSで非難する人たち。 著者自身がそうしたバッシングの中にいた。炎上された。 この新書は、小児精神科医として、心と脳のメカニズムから、 人間の、社会の問題を、社会正義を語った内容になっている。 恐れず変化の種をまくために。 初めて聞いた言葉として藁人形法、かかし術というのがあった。 ある意味論点そらし。 黒人差別への抗議の意味でアメリカ国旗掲揚に起立せず跪くアメフト選手に対し、 「国のために戦う軍人に失礼だ!」というようなこと。 こうしたずらしは日本でもよくある。 というかこんなことばかり。それで言い負かした気になる。マウントする。 知性のかけらもない。 差別、偏見との戦い。 確かに、一人一人の状況を把握して接するのは非常にエネルギーがいる。 だからといってステレオタイプに相手を判断して接すれば、軋轢がうまれる。 ましてそこにマイノリティとマジョリティの力関係があれば、、、 我々日本人も国内にいるから、アジア人に対して偉そうにしているが、 海外に出ればマイノリティのおとなしい、主張しない、小さな東洋人なのだ。 相手を尊重する、あたりまえのことだが、これができない。 そうできるよう接していきたいものだ。

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2023/07/30

最近のマスメディアによる報道やネット上での発信に座り心地の悪さを感じる時がある。 この本を読んでみると、その理由が分かったような気がした。 この表紙の写真が巻き起こした波紋も、その座り心地の悪さなんです。

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2023/07/14

差別や人間関係、など身近に起きている問題をわかりやすい書き口で論じている。 育児についても考えさせられた 思考の幅が広がった気がする

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2023/07/13

こびナビで存在を知った内田さんの本ということで、読んでみた。 前半の炎上に関する部分での分類は、凄く興味深い。また、感情的になる前に起きてることを再評価するというのは、意識していきたいなと感じた。 後半で述べられている、女性が苦しい職場は男性にとっても苦しいというのは正にその...

こびナビで存在を知った内田さんの本ということで、読んでみた。 前半の炎上に関する部分での分類は、凄く興味深い。また、感情的になる前に起きてることを再評価するというのは、意識していきたいなと感じた。 後半で述べられている、女性が苦しい職場は男性にとっても苦しいというのは正にその通りと思うのだが、それが認識できてない人が多いというのは何とも悲しい。ここは引き続き声を出していく必要があると再確認した。

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2023/11/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

本書を読む以前は、「分断」というと、集団の間に壁がある、あるいは、互いの意見のベクトルがねじれの関係にある状況を想起していた。さらに、「分断を乗り越える」とは、相手を論破し、考えを上書きすることだと、誤解している部分があったと痛感した。 本書には、「再評価」「ラジカル・アクセプタンス」などの型を通して、分断を乗り越えるための知見が詰まっている。精神科医、および、母としての経験談も綴られているため、科学的な知見が机上の空論に納まるものではなく、実社会に利用可能であると感じさせてくれる。

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2023/07/04

密度の濃い、読むのに時間を要する本。流石、オリラジ中田敦彦氏の御学友!! 大幅な時代の先取り“お母様”がとってもステキ!! ドラえもんの漫画自体は好きだが、しずかちゃんの悪影響、ワタシも感じている一人です。詳細はnote自投稿に書きました! https://note.com/...

密度の濃い、読むのに時間を要する本。流石、オリラジ中田敦彦氏の御学友!! 大幅な時代の先取り“お母様”がとってもステキ!! ドラえもんの漫画自体は好きだが、しずかちゃんの悪影響、ワタシも感じている一人です。詳細はnote自投稿に書きました! https://note.com/ruly_yasuka/n/nc47b8fee3c3f

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2023/06/13

世の中に頻繁に起こる炎上の原因がとてもわかりやすく説明されています。 とてもおすすめの本です。 ひとつ。著者の息子が言った言葉を引用します。 「相手を下げてみたところで、自分は上がらないよ」。

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