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華ざかりの三重奏 の商品レビュー

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41件のお客様レビュー

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    10

  2. 4つ

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  3. 3つ

    6

  4. 2つ

    2

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2023/11/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

よかった。飾り立てない盛りすぎない嫌味のないいい意味でリアルな3人のストーリー。少女漫画が物語の中心にはあるけど、中年女の悲哀や諦念やおかしみ、そして希望も盛り込まれた内容に好感が持てた気がする。 泣いたり感動したりはないけど,どこか心地いい。 あるあるがたくさん。 がんばれとエールを送りたくなる。

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2023/10/07

60歳、色々事情があったりなかったりの三人の女性がルームシェアのようなことになる。 そこに不登校気味の中学生男子とヤギが加わり、だらだらと時間も他人の目も気にせず少女漫画を読みふける!最後には作品への熱が同人誌作りにまで発展していく。 なんて羨ましい!自堕落万歳! 老後の面倒は...

60歳、色々事情があったりなかったりの三人の女性がルームシェアのようなことになる。 そこに不登校気味の中学生男子とヤギが加わり、だらだらと時間も他人の目も気にせず少女漫画を読みふける!最後には作品への熱が同人誌作りにまで発展していく。 なんて羨ましい!自堕落万歳! 老後の面倒は配偶者でも子供でもなく、友人というのはアリかもしれない。 老々介護になるのが目に見えているのが難点だけど。

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2023/09/27

飲み物と軽く摘める食べ物をテーブルに置いて一日中自堕落に漫画を読む!いーじゃないですかぁ! したい!その生活!漫画でなく小説で! 歳を重ねてくると老後のあれこれが心配になるけれど、そういった問題はちょっと横に置いて…自堕落な自分を他人の前にさらけ出せるって結構すごい事(個人的な思...

飲み物と軽く摘める食べ物をテーブルに置いて一日中自堕落に漫画を読む!いーじゃないですかぁ! したい!その生活!漫画でなく小説で! 歳を重ねてくると老後のあれこれが心配になるけれど、そういった問題はちょっと横に置いて…自堕落な自分を他人の前にさらけ出せるって結構すごい事(個人的な思いです)引け目なく羞恥心を超えてその姿を、その時間を、共に過ごせる人ってそうそういない気がする。 何十年振りにかつての友人と再会し、学生の時の関係性が蘇り自堕落な時間を共有出来るってなんか面白いし羨ましい(笑) オタクだからこその特権!という気がする。 本好きの自分も似たようなものだ。 引きこもって本を読んでいる時間はとても幸せ。 好きなものを共有出来るって良いですね。 それだけではない、その延長線はグッと広がっている、「好き」の先は永遠と熱く伸び広がる! 3人が好きな漫画を共有し、熱く広がった先が「時の華組」 3人共やっと自分の時間を自由に使える歳になったのだから今の時間を満喫して欲しいなぁ。 3人の活動がこれからも続きお互い支え合いながら有意義な老後を送っていけたらいいなぁ。 そんな続編読みたい!

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2023/09/24

楽しく読めた。 ありそうで、現実にはたぶん無い話だけど。まぁ、これ小説だから。 読んでハッピーな気分になれれば十分。

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2023/09/24

スルスルスルスル読めてしまいました。 定年を迎えた可奈子が、中学生の時の同級生の芳美の家で同居を始める物語。 そこへ、ご近所に住む同居家族とうまくいっていない香織が加わり三人で始めたことは‥‥ 独身で仕事一筋に突っ走ってきた可奈子。義父母の介護をやり遂げ夫を亡くし子どもたちは独立...

スルスルスルスル読めてしまいました。 定年を迎えた可奈子が、中学生の時の同級生の芳美の家で同居を始める物語。 そこへ、ご近所に住む同居家族とうまくいっていない香織が加わり三人で始めたことは‥‥ 独身で仕事一筋に突っ走ってきた可奈子。義父母の介護をやり遂げ夫を亡くし子どもたちは独立して、今は一人住まいの芳美、息子家族と同居を始めて肩身の狭い香織。60歳の彼女たち。これからの人生をどう過ごしていけばいいのか。 仕事や育児など、イヤでもやらなければいけないことがある毎日を過ごしている時には、こなさなければならないことが頭の中を占めていて、『あー!自分の時間が欲しい!』と思っていても、実際に24時間全てが自分のためだけの時間になった時、どうしたらいいのか分からなくなってしまうものなのかもしれません。 趣味の時間も、ボーッとする時間さえもなくガムシャラに動いていた人ほど第二の人生が始まった時に戸惑ってしまうのかも。 そんな時にこの物語の三人は子どもの時に大好きでハマっていたことに、もう一度のめり込む。それも一人じゃない、仲間がいるから昔の感覚でキャピキャピできて羨ましかったなぁ。 ご近所のヤギを連れた少年とのやり取り、距離の取り方なんかも、さすが年季の入った三人、さすがでした(裏表紙にいきなりヤギがいて混乱したけど読み進めるうちに納得)。 表紙の絵がなかなかにうるさいのだけれど、好きな物をめいっぱい集めて過ごす第二の人生ってことですね。

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2023/09/10

エクラ大賞ということで読んでみた。 斉藤美奈子さんも選考委員の一人なのかと思ったのだが…。違ったかも。 最後まで読んだけれど、正直読むのが辛かった。 大人のラノベとして軽く読むのはいいかも。 私の読みたい本ではなかったかな。

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2023/09/09

仲の良いおばあさんのルームシェアはあっても、おじいさん同士は難しいだろうなぁ。「手放すってしんどい。それが世の理だとわかってはいるのだけど。そんなことない楽」「いい歳して馬鹿みたい」「違うわよ。やっと馬鹿ができる歳になったのよ、私たち」「人生とは学びの連続だ」そうです。先週からス...

仲の良いおばあさんのルームシェアはあっても、おじいさん同士は難しいだろうなぁ。「手放すってしんどい。それが世の理だとわかってはいるのだけど。そんなことない楽」「いい歳して馬鹿みたい」「違うわよ。やっと馬鹿ができる歳になったのよ、私たち」「人生とは学びの連続だ」そうです。先週からスイミング教室に…。

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2023/09/01

同窓会をきっかけに再開した親友二人。一人は独身、一人は夫と死別、気ままな独り身同士、人生の終盤に同居を始める。 こんな風に息のあった者同士で残りの人生を過ごせたら、そりゃ楽しいだろうなぁ、という。

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2023/08/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

表紙の絵が可愛くて惹かれて読んでみました。 すると懐かしい漫画のタイトルが次々と出てくるではあーりませんか!けっこう軽く読めると思っていたら、シリアスな問題も出てきたりして。 ま、生きていればいろんなことに遭遇する。でも友人との共同生活って楽しそうだけど、大変そうだなぁなんて思ったりして。

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2023/08/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

少女漫画オタクの、夢見る三人の還暦女性たち。 定年退職を迎えた、独身キャリアウーマンの、竹下可南子(たけした かなこ)と、夫を亡くし大きな日本家屋で寂しい日々を送っている、大友(旧姓・西村)芳美(にしむら よしみ)は、中学時代の同級生だった。 そして、芳美の庭の夾竹桃を切り落とした、畑中香織(はたなか かおり)は息子の家で居場所が無く・・・ 情熱的に語られる少女漫画愛に、作者自身の愛も感じられる。 おひとり様が寄り添って老後を過ごすシェアハウスというのが、この頃よく扱われるテーマであることは確かだが、この作品は斜め上を行く展開。 正直、とても愉快である。 日本家屋の中の、二部屋ぶち抜いて改装したヴィクトリア調の部屋の壁は一面の本棚で、少女漫画がいっぱい。 そこに三人の還暦女たちと、折目正しい不登校の少年、軒下には白いヤギがいる。 シュールすぎる。 同人誌のストーリーも素敵だった。 同年代も多そうなジャンルだし、彼女たちの第二のオタク人生はまだ始まったばかりだ!

Posted byブクログ