華ざかりの三重奏 の商品レビュー
気になってたジルベールやっと知れた笑 素敵すぎる関係。好きなものは一度離れてもすぐに当時の感情を思い出せる。大人になってからこそ趣味は大切
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60歳からの友人との同居!羨ましい! 少女漫画ネタが多いのも楽しく読めました。 定年退職後の理想的な老後だなーと思いました。
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還暦を迎えた3人の女性、それぞれ境遇は全く違うものの漫画という共通点で結ばれ第二の人生を明るく逞しく生きてゆく。面白くて一気読みしてしまいました。明るくて前向きな話、好きです。
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あ~、もう最高! もっと読んでいたかったなぁ。 読みはじめてすぐ「あ、これは好きな作品」という確信に近い予感。そういう直感はほぼ外れることがない。 独身でバリキャリの可南子。定年退職後の人生に思い悩んでいたのに、かつての少女マンガ好きの友人と同居生活を始めることになる。 縁側と...
あ~、もう最高! もっと読んでいたかったなぁ。 読みはじめてすぐ「あ、これは好きな作品」という確信に近い予感。そういう直感はほぼ外れることがない。 独身でバリキャリの可南子。定年退職後の人生に思い悩んでいたのに、かつての少女マンガ好きの友人と同居生活を始めることになる。 縁側と庭のある一軒家でのシェアハウス。 壁一面少女マンガの部屋。 同じ趣味、マニアックネタで笑い合える友。 24時間自由な自分の時間。 えっ、何この幸せな暮らし! 懐かしの昭和の少女漫画が作中に出てきて嬉しくなった。 「動物のお医者さん」大好きだった!ヤギと言えば「アルプスの少女ハイジ」だし、世代はずれてるけど「ガラスの仮面」は大人になってから読んだ。 いいなぁ、気心知れた友人との同居。 老後、趣味を目一杯楽しんで、自分のために生きる女性たち。 中学生に戻ったみたいなノリがめちゃくちゃ楽しそう! 私も中学時代はマンガ友だち、小説の推し作品について熱く語る友だちがいたから、当時の記憶が一気に甦りました。 読んでる間、ずっと楽くて読み終えるのがもったいなかった。 シリーズ化して欲しいなぁ。
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今年に入って辛いニュースばかりの中、久しぶりに楽しい世界を味わえました。 可南子、芳美、香織。突如始まった、60歳を迎えた3人の同居生活(香織は今は通いだけど、いずれ同居しそうですね) 大親友だったとは言え他人同士が住むのだから一波乱も二波乱もあるんじゃないかと心配でしたが、マン...
今年に入って辛いニュースばかりの中、久しぶりに楽しい世界を味わえました。 可南子、芳美、香織。突如始まった、60歳を迎えた3人の同居生活(香織は今は通いだけど、いずれ同居しそうですね) 大親友だったとは言え他人同士が住むのだから一波乱も二波乱もあるんじゃないかと心配でしたが、マンガが大好きという共通の趣味で3人がどんどん活き活きしていくのが羨ましかったです。 同じ価値観の友達って大事ですね。それが芳美のいう「魂の結びつき」でもあるのかな(この「結びつき」説すっごく納得!) そしてマンガ生活を楽しむだけじゃなくて、不登校の詠人くんを何も聞かず迎え入れたり、にっくき桜井にも発破かけたり笑 「還暦」を「華寿」とも言うって初めて知ったけど字が素敵。 私が可南子たちの年齢になったとき、人生に「華」を感じられるように今から準備していきたいです。
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60歳の定年まで仕事一筋、結婚も出産もせず突っ走ってきた可南子は仕事がなくなり途方に暮れる。そんな時思い出したのが同窓会で中学生時代の親友、芳美。夫を看取り義父母の介護も終えた彼女が「うちに来ればいいと」言っていた言葉を頼りに彼女の家に転がり込むことに。 いいなぁ、60歳親友同士の共同生活。そして怠惰なコミックライフ。一生懸命生きてきたんやから好きなことして暮らしていいんやで。 そしてラスト彼女たちの趣味の世界はワンステージ上に。そう、いくつになっても伸び代はあるし、夢はおいかけてもいいんやし。 俺もじきに彼女らの年齢になる。一緒に暮らす親友はいないし、不安も多いけど、ビビって暮らすよりはライフワークの趣味を中心にやりたいことをやって日々怠惰に丁寧に(両立するんよこの2つ)暮らしていこうと思えた、アラカンたらしの1冊。
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独身で子供のいない可南子は、もうすぐ還暦を迎える。これまでは仕事一筋に頑張ってきたが、定年退職したあと、どう生きればいいのか途方に暮れている。 そんな中、子育てと介護を終えたかつての友人・芳美から、一緒に暮らさないかと誘われて…。それぞれ人に言えない悩みを抱える迷える六十歳たちは...
独身で子供のいない可南子は、もうすぐ還暦を迎える。これまでは仕事一筋に頑張ってきたが、定年退職したあと、どう生きればいいのか途方に暮れている。 そんな中、子育てと介護を終えたかつての友人・芳美から、一緒に暮らさないかと誘われて…。それぞれ人に言えない悩みを抱える迷える六十歳たちは「人生の問題」にどう向き合うのか? すごく面白かった!人生100年時代。60代になる自分ってすごく遠いようにみえて、一瞬でやってくる年代だと思う。男女雇用期間均等法第一世代として必死になって働いてきた人生と結婚して妻として母として嫁として頑張ってきた人生。60歳になれば、みんな同じように暇を持て余してしまう。再雇用でなんとか免れても長くても5年。その後の人生を考えないといけない。 中学の時に漫画の話をしてきゃぁきゃぁ盛り上がっていた同級生と再会して、ひょんなことから同居することになる。たまには喧嘩もするけど、仲直りも早い。そこは、今まで培ってきた経験などもあるのかなと。そして、ふたりの生活に刺激をもたらす元同級生の桜井、不登校の男子中学生とペットのヤギ、息子の家に同居するも家庭内がギスギスしてしまい逃げ場を失った香織。 いろんなことが2人を取り巻いて、なんだかいい方向へ向かっていく。 香織さんは、普段は大人しいくせに自分が好きなジャンルになると熱くなるの本当にオタクだなと思ったし、その熱量に結局巻き込まれてギャンギャン言いながらも一緒に楽しんでしまうよっちゃんとタケコが最高に良かった。香織さんもあのタイミングで2人に出会えたのは良かったなって思った。 今も昔も変わらずに好きなものを熱く語れる仲間って羨ましいなと思った。語ってるときは、あっという間に中学生の頃のふたりに戻ったしね。 そして、ヤギのユキくんと一緒に通っていた男子中学生が、ちゃんと元の場所に戻れたのは良かったけど、なんだか少し寂しいのは私も一緒って思った。 こんなふうに、歳をとっても一緒に熱くなれるものがある友達っていいなって思ったし、すっごく羨ましかった。 2023.12.10 読了
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面白かった。 老後問題の解決方法として提示されたのは、自堕落さと干渉少なめの共同生活と仲間意識。後は若者の感性を横から見ることだろうか。 何がこんなに面白かったんだろう。 還暦の人が同人誌を出しちゃう、挑戦!という書きぶりではない。あー楽しかった、でもしんどいわー、腰いたたた、なのだ。腰いたたた、の経験者ゆえの共感かな。 これから未来を作らねばならないわけではなく、無限の世界が目の前に広がっているわけでもない。だからこその余裕を感じるからかな。 ともかくも、心地よかったのだ。
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会社勤めを長年していると、いずれ訪れる定年後の身の振り方に思いを馳せずにはいられない。 昔とは違い現代では定年の年齢も、再雇用等もあって60歳から延びつつあるけれど、やっぱり60歳は社会人にとって一つの区切りの年齢だと思う。 そこから残りの人生をどう生きていくのか。お金・健康・生きがい…考えることは尽きない。定年後の時間が長ければ長いほど、より楽しく幸せなものにしていくため生き方を模索していかなければ、と焦るばかり。 そんな人生の転換期・60歳を迎えた中学時代の同級生との二人暮らしを描いた物語。 同い歳の女性の二人暮らしはほんと理想的。私もできればこんな老後を迎えたい、と何から何まで羨ましかった。 同じ歳だから互いの好みも分かるし抱える悩みも似たようなもの。けれど一番大事なことは夢中になれるもの、価値観が同じってこと。あと適度な距離感。これらが同居する上で必須なのかも。 「最期のときまで傍らにいる相手は、夫婦や親子でなくていい」 「しょうがない。人生とは学びの連続だ。平均余命がまだ二十九・二十八年もあるのなら、予想外の道に迷い込むのもアリとしよう」 還暦=華寿と考えると少しは気持ちも楽になれるかな。 まだまだ先と思われた人生の転換期に、私も近づきつつある。現実的な問題は尽きないけれど、できるだけ楽しい時を過ごすため生き方について考えていきたい、と思わせてくれた作品だった。
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