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法廷遊戯 の商品レビュー

3.9

235件のお客様レビュー

  1. 5つ

    56

  2. 4つ

    109

  3. 3つ

    55

  4. 2つ

    7

  5. 1つ

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2024/01/21

第1部は少し読みにくく感じたけど、第2部からは内容が面白くなってきて読みやすかった。 途中で展開は予想できてしまったけど、法律のことを詳しく知らなくても楽しめた。 映画も観てみたいなぁ。 (最近感想の締めがこればっかり。笑)

Posted byブクログ

2024/01/21

映画を見てから読みました。法律や裁判に関する用語はちょっと目が滑りましたがエンタメでおもしろかった。一緒に罰を受けて償いをしてほしかったよね…

Posted byブクログ

2024/01/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読んだ小説や見た映像コンテンツなど、触れてきたストーリーが増えるほど、「きっとこういう風になるんだろうな」という勘の精度が高まる。 「既知のストーリーの数が少ない人にとってはどんでん返しなんだろうけど、なんとなく先の展開読めてたよなぁ。予定調和感あるなぁ」と思って、読了しかけてた。 ページがめくれないように、左手で支えていた残りのページがあと本の少しまで来てた。 だけど清義と美玲の最後の会話でひっくり返された。 自分の傲慢さが恥ずかしくなるくらいひっくり返された。 読者を欺き、驚嘆させるストーリーはやはりおもしろい。 あと、無コゲームは「ありそうでなかった面白そうなゲームだなぁ」と思う (ロースクールだと類似の遊びがあったりするのかな?)

Posted byブクログ

2024/01/20

五十嵐律人『法廷遊戯』 2023年 講談社文庫 いやーおもしろかった! タイトルからも分かるようにリーガルミステリー。著者が弁護士ということもあり、冒頭は専門的な感じで難しそうかなと思ったのですが、それは序章だけ。その後は読みやすい文体とともに、めくるめく展開に一気に心を持っ...

五十嵐律人『法廷遊戯』 2023年 講談社文庫 いやーおもしろかった! タイトルからも分かるようにリーガルミステリー。著者が弁護士ということもあり、冒頭は専門的な感じで難しそうかなと思ったのですが、それは序章だけ。その後は読みやすい文体とともに、めくるめく展開に一気に心を持っていかれ、読書を中断することがためらわれるくらいでした。 無意味な派手さはなく、じっくりと、でもスリリングに進行していく内容にとてもひきつけられました。 読みごたえもあり、とても満足度のある作品でした。 最近、映画化もされているので、見てみたいと思います。 #五十嵐律人 #法廷遊戯 #講談社文庫 #読了

Posted byブクログ

2024/01/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ベースにミソジニーがずっとあって最悪。 痴漢といえば冤罪というかのような話の展開のしかたは痴漢の訴えを軽んじるもので、痴漢被害経験者が読めばどう思うかなど想定の必要すら頭をかすめもしないのだろう。 物語上の人物の発言や考えであれ、フィクションとしてそれを描いている以上は著者の考えが出ていると受け取らざるを得ない。 性暴力を受けることを「汚される」という表現を被害者がずっとしていたことも気になった。汚されるとはつまり神聖さや清純性を侵害されるということで、女性に対する神聖さや清純性を求める男からの視点だと感じる。 登場人物の初出時の紹介で女性は女性とメンションされ男性は何も言及なしであることが多く、「基本的には男性であるが例外的に女性が出た場合は記述する」とでもいうかのようなマイクロアグレッション。 遊園地の待ち時間の話なんかはさすがに驚いた。長い待ち時間を2人共に過ごせるかどうかという話で、美鈴なら顔が整っているから閉園まで見ていられると。無言の男が何時間も横にいて美鈴は何か楽しいことがあるのか?2人の相性や互いに楽しめるかという話かと思えば、男である話者が退屈しないかどうかしか考えず、それを聞く主人公も地の文もなにも疑問にも思わない。狂ってるのか? 主人公がなろう系のようなやれやれ系鈍感主人公で、上記ミソジニーも相まって著者のそういう部分の代弁者となっていて、価値観も感性も全く合わないので好きになれない。 謎についても、その謎が発生した時点で読んでいてわかるようなものを数ページもグダグダ引っ張ってやっとタネ明かしとなるようなものが多くあり、主人公の行動や考えや得た情報が読者に開示されない部分も多く、ワクワクというよりは早く確認したいと思いながら読み進めた。 個人的に、健康面の問題で数年読書できておらず久方ぶりに読書をしたいと思い、話題の本から探して読んだが また本を読めるようになりたかったので、途中で読むのをやめたくないと読み始める前から思っていたから最後まで読んだが、本自体はハズレだったし苦痛だった。 読みやすさと裁判周りの手続きの詳細さ面白さは評価できる。 これと同じくらい最低でこれより面白くない本もいくらでもあるだろうから星2。

Posted byブクログ

2024/01/15

ロースクールが舞台の一部、それを踏まえて弁護士の二部構成、一部での法廷ゲーム、凝った構成だった。そこに過去や別の事件も絡めたり、意外と複雑でまあまあ整理が必要になってくる。法律用語が何かと仕掛けのベースになっているが、読み口が軽いので良くも悪くもそこまで重々しくない。作者は弁護士...

ロースクールが舞台の一部、それを踏まえて弁護士の二部構成、一部での法廷ゲーム、凝った構成だった。そこに過去や別の事件も絡めたり、意外と複雑でまあまあ整理が必要になってくる。法律用語が何かと仕掛けのベースになっているが、読み口が軽いので良くも悪くもそこまで重々しくない。作者は弁護士をしていて思うところもいろいろあるのか、訴えたそうな点が各所に見えてきたり、登場人物に語らせたり、というところかと思った。一方で主人物の気持ちが分かり難かったり、行動に違和感があったり。

Posted byブクログ

2024/01/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

結局また司法は真実とは異なった判決を下してしまう皮肉…。 ただ幸せになりたかっただけなのに誰も正しい道を示してくれなかったって辛み。裁判でどんどん真実が明らかになる様子が面白かった。 ヒロインが主人公を守ろうとする気持ちは素敵だけど、そのためにかおる君を殺したのはやりすぎでは…

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2024/01/10

初めは裁判の話とかで少しちんぷんかんぷんでしたがラストはすごく楽しめて良かったです。 映画も見てみたいです。

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2024/01/09

法曹を目指した若者と贖罪の物語。ロースクール(法科大学院)で行われた裁判ゲームを発端に、主人公たちの過去が絡み合う事件へと発展していきます。やがてロースクールを卒業した主人公と同期の幼馴染は司法修習へ、最も優秀だった学生は研究者として大学に残る道を選びます。そして一年後、悲劇が。...

法曹を目指した若者と贖罪の物語。ロースクール(法科大学院)で行われた裁判ゲームを発端に、主人公たちの過去が絡み合う事件へと発展していきます。やがてロースクールを卒業した主人公と同期の幼馴染は司法修習へ、最も優秀だった学生は研究者として大学に残る道を選びます。そして一年後、悲劇が。 無辜ゲームという学生たちの遊びが重要なカギを握ります。物語の展開としては有罪率99.9%を誇る検察と、無罪を勝ち取らなければならない弁護人の裁判という構図で進みますが、被告人が黙秘を続ける理由がなんとも痛ましい理由で、読んでいて心が締め付けられるようでした。取ってつけたといえば取ってつけたような終幕ではありますが、法律のとっつきにくさを排除しつつ、物語のリアリティを薄めないように工夫された小説と感じました。なお、解説はQuizKnockの河村さんです。 特に本作が影響を受けているとは感じませんでしたが、同じテーマの作品関連で、13階段をあらためて読み直してみようかなと思いました。

Posted byブクログ

2024/01/07

良いなぁと思って映画も見ました。 この本は自分で考察するというのが少ないと思いますが、読み応えがありました。

Posted byブクログ