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いのちの十字路 の商品レビュー

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39件のお客様レビュー

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2023/08/24

介護やヤングケアラー問題は難しい。家族なんだからやって当たり前、周りも自分もそう思いこんで逆にやらなければ家族なのにという目で見られる、見られるような気がする。簡単に解決できることではなく根深い問題だと思う。日本は介護や在宅医療の発展がまだまだ行き届いてないから、難しいのかもしれ...

介護やヤングケアラー問題は難しい。家族なんだからやって当たり前、周りも自分もそう思いこんで逆にやらなければ家族なのにという目で見られる、見られるような気がする。簡単に解決できることではなく根深い問題だと思う。日本は介護や在宅医療の発展がまだまだ行き届いてないから、難しいのかもしれない。これからこの分野が発展していくにはどうしたらいいのか…。

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2023/08/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

新聞で連載されていて、随分前に読みました。 「いのちの停車場」に続き訪問診療のお話ですが、主人公が、医師になった野呂先生に変わり、在宅介護について描かれています。 要介護の母親と子供2人の家庭。ヘルパーさんが入ってくれてるんですが、ヘルパーさんは、母親の食事や洗濯はしても子供たちのそれらはやらないのだとか。なんじゃそりゃ。介護保険のサービスってそんななの?と驚きました。 野呂先生自身がヤングケアラーであったことも語られ、終盤は、ケアラーをサポートしよう!という動きが起きて終わります。まだまだ未熟な現在の社会保障制度。少しでも良い方向に変えていければいいな。

Posted byブクログ

2023/08/08

人の生と死は、逃げられないもの。 救急医療は、一刻も争う状況で、命と向き合い、死から生へと導く。 訪問介護は、細やかな心遣いで、人と向き合い、生から死へと導く。 患者の人生、家族、思いを、丸ごと抱えて、寄り添ってこそだ。 野呂先生、まほろば診療所にお帰りなさい。 コロナ禍で、世...

人の生と死は、逃げられないもの。 救急医療は、一刻も争う状況で、命と向き合い、死から生へと導く。 訪問介護は、細やかな心遣いで、人と向き合い、生から死へと導く。 患者の人生、家族、思いを、丸ごと抱えて、寄り添ってこそだ。 野呂先生、まほろば診療所にお帰りなさい。 コロナ禍で、世の中が大変な時に、 一生懸命な姿に感動! 介護の4つの権利、 ①介護を受ける権利 ②介護を行う権利 ③介護を受けるのを強制されない権利 ④介護を行うのを強制されない権利 正直、①しか理解していなかった。 ヤングケアラー問題も、しみじみ考えさせられた。 5つ目の権利、実現出来たら、どんなにいいか!

Posted byブクログ

2023/08/08

じっくり読みました。野呂さんの医療活動、患者さんに寄り添い、仲間も凄いバックアップ。協力体制あっての医療ですね。感動しました。

Posted byブクログ

2023/07/27

シリーズ2作目の主人公は白石先生から、国試に合格して晴れて医師となった新人の野呂先生。若いけど白石先生の助手の経験が活かされて的確に訪問診療できている。それでも経験値が足りないところは周りのスキルや経験値豊かな今回なら介護の家族会会長の百合子さん達に助けられながら乗り越えていく。...

シリーズ2作目の主人公は白石先生から、国試に合格して晴れて医師となった新人の野呂先生。若いけど白石先生の助手の経験が活かされて的確に訪問診療できている。それでも経験値が足りないところは周りのスキルや経験値豊かな今回なら介護の家族会会長の百合子さん達に助けられながら乗り越えていく。ヤングケアラーがクローズアップさらていてこれから益々社会問題になるだろうと思った。 金沢の町並みが活き活きと描かれて、これは旅行したくなるだろうな〜とニヤニヤしながら読んだ。 次回は野呂先生の恋バナとか期待。

Posted byブクログ

2023/07/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

シリーズものとは知らずに読みました^^; が、じゅうぶんおもしろかったです。 主に介護を担う家族にスポットが当てられ、家族間介護のさまざまな課題が浮き彫りになっています。 葛藤、諦め、羞恥心、無自覚ゆえの苦しみなどなど… いろいろな課題を抱える家族のストーリーが紡がれ進んでいきますが、根底に流れるものは人の優しさだと思いました。 老老介護やヤングケアラーも増える一方で、本書に出てくる家族は現代社会にはあふれているように思います。 万人に共通のわかりやすいハッピーエンドは無いのかもしれないけれど、少しでも、最後の一瞬まで自分らしく笑顔で過ごすことができるといいなぁ、なんて考えました。

Posted byブクログ

2023/07/22

いのちの停車場続編。前作が癌の看取りの話が主だった印象だったが、今回はコロナ禍と介護。白石先生が抜け、野呂先生がまほろばを支える。家族なんだから介護して当たり前の世界から抜け出せますように。

Posted byブクログ

2023/07/21

介護の現実。最後に希望を持たせる終わり方なのに、心が晴れない。描かれる希望への道筋が日常で現実的に感じられないからか。とても考えさせられる。

Posted byブクログ

2023/06/17

「いのちの停車場」の野呂先生のスピンオフ。 「いのちの停車場」の時は医師の国試に落ちて…という話で、お坊ちゃんの頼りないイメージを勝手に抱いていたけどこんなエピソードがあったなんて。 野呂先生がんばれ!と応援したくなりました。

Posted byブクログ

2023/06/15

金沢で訪問医療クリニック勤務の若い医者野呂の苦闘。コロナ禍、認知症、技能実習生の病気、ヤングケアラー、老老介護等の現代的な問題を描く連作短編集。 うーむ。ある意味読むのはつらい。患う人、寄り添う人のつらさをひしひしと感じる。しかし現代を生きる者は、特に政治家は、読まねばならない...

金沢で訪問医療クリニック勤務の若い医者野呂の苦闘。コロナ禍、認知症、技能実習生の病気、ヤングケアラー、老老介護等の現代的な問題を描く連作短編集。 うーむ。ある意味読むのはつらい。患う人、寄り添う人のつらさをひしひしと感じる。しかし現代を生きる者は、特に政治家は、読まねばならない。我々がすべき事は何か。ラストはとても良かった。

Posted byブクログ